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 自宅のカードを保存しておく箱の一番下あたりに残っていたのがこの「MG100回帳」です。3つ折りになっています。

 MGとはマネジメントゲームと言い、西順一郎先生(西研究所代表)が作ったボードゲームです。モノポリーみたいなもので、より経営者のやるべきことが分かり、決算を毎期やることで会社の仕組みがわかるという優れたツールです。

 5期の決算をやるのに丸2日間を要しますから、100期といえば40日かかるわけです。25回で「経理が分かる」、50期で「経営が分かる」、75期で「戦略が分かる」、100期で「人間が変わる 戦略マン バンザイ!」とありますが、私は未だ36期です。

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 これを見ていると懐かしいですね。最初が8/22と書いてありますが、おそらく1987年8月22日のことでしょう。同じ二戸の中田先輩と、北上のN君とで深夜運転を交代して走って秋田経由で新潟の会場まで行った記憶があります。

 9/23とあるのはそのすぐ後に二戸で中田先輩主催でやったということでしょう。

 その後は1989年から90年にかけての3回は中田先輩が西先生の奥様の佳恵先生を二戸に招いての開催。CF-MGというのは「キャッシュフローMG」という亜流のMGに参加した時のもの。90/7/1とあるのはJCでやった時のではないかな。そして、2007年には武蔵野さんの実践経営塾にてやったものです。

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 さて、MGとともにセットで全国の若手経営者仲間に浸透していたのがリコーのパソコン、「マイツール」でした。 これは表計算ソフトとハードがセットに成ったもので、1セットで100万円はゆうに超えていたものです。

  エクセルやロータス123が浸透する前に、ソートやグラフ化などの機能が評価されて経営戦略に使えるパソコンということでだいぶ浸透したはずですが、エクセルの時代になってウインドウズのフリーソフトとして残りましたが、既にサポートは終了しているようです。

 マイツールには全国組織の愛好会があって「MUG(マグ)」(=マイツールユーザーズグループ)と呼ばれておりました。この会はこのコンピュータの使い方をベースに、MGはもとより、メンタル面の研修などあれこれ流行がありました。

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 その一つとして、MGの関連で「BST」(ビジネス感性トレーニング)というプログラムがあって受けた証がありました。残念ながらこれはさっぱり記憶にありませんね。

 MUG関係で20代から30代前半にいろんな人に知り合えましたし、経営の掴み方、戦略的思考を大いに学んだと思っています。お金はかかりましたけど、今に至る基礎になっているような気がします。