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 八戸のBMWディーラー、アルファオートさんの試乗会の案内が来ましたので行ってみました。

 狙いは電気自動車のi3です。 2台来てましたが、1台は発電用エンジンが付いてないモデルのようで、こういう試乗会ではあっという間に航続距離に到達し、急速充電に繋がれない場所でしたので見せるだけ状態に。

 ちなみにアルファオート八戸営業所でも急速充電はできないそうです。というのもBMWジャパンでは、i3を傘下のディーラー名で登録するのを許してないそうで、この日の試乗はBMWジャパン本社から乗ってやってきた方が隣りに座って解説していただきました。

 というわけで試乗したのは、発電用エンジン(レンジ・エクステンダー)が付いているほう。私に順番が回ってきたのは、撤収作業が始まって30分ほどした頃で、最後でした。

 電気自動車は1年前に三菱i−Mievに乗って以来です。私が走っている10分ほどの間、エンジンは掛からず無音。スムーズそのものの加速が気持ちいいです。同乗した方が言った通り、まさに2速ギアでずっと走っている感じで、低速では回生ブレーキがぐっと効きます。

 残念なのは、タイヤが特殊構造でダイレクトに路面の状況を拾うこと。凸凹を通過するときとか神経を使います。後席ドアはマツダRX−8みたいな特殊構造ですが、後ろに座ってみたら結構普通に座れました。左右はかなり狭いですが、前後は1シリーズよりちょっと狭いくらい。

 エクステリアのデザインも凝ってますが、前と横は可愛さを感じます。しかし、帰り道、i3の後ろについたのですが、怖い感じ(笑)。内装もリサイクル素材を使ったり、デザインに独自性を出したりしているようで、安っぽさを感じました。まあ、高級は狙ってないんでしょうね。

 雑誌やウェブで情報収集してましたから、乗り終えてみるとほぼ予想どおりという感じでしょうか。 

 静かなクルマというのは、車の歴史が始まって以来究極の姿なのでしょうけど、エンジンの音が無くなれば無くなったで寂しい物のようにも思えます。確かi7ではエンジン音を付加する装置があって選べて良さそうですが、偽物で満足できるんでしょうかね?

 実はこのクルマを試乗するまでの待ち時間に、以前所有していた116iと実質同じと言えるマイナーチェンジ後の118i(但しMスポーツ)を同乗者無しで試乗させていただきましたが、やっぱりBMWエンジン良かったです。一瞬買い戻したい衝動に駆られました。

 電気自動車が大半を占めるようになると、日本人の耳が静かさを欲するようになり、エンジン付き自動車は今で言う暴走族のように白い目で見られるようになるのかも知れませんね。