二戸市内のカー・ディーラーに行って、最近の新車2台を試乗してきました。
まずはトヨタ・アクア。受注が既に12万台に達したという今年屈指のヒット商品間違い無しのクルマですね。
3.7リッターのクルマでディーラーまで乗り付けた私にはさすがに遅い車でしたが、次第に慣れてくるとパワー不足は感じなくなりました。時々アクセルを踏んでみると逆に結構静かな気持いいエンジンサウンドだな、という印象でした。もちろんエネルギーモニターを見て今どう機能しているのかを見るのも楽しいです。
しかしどうもダッシュボードの造形が好きになれませんね。プリウスはもっと繊細な感じがあって高級じゃなくてもそんなに不満なかったのだけど、コレはどうも取って付けたような感じでコンパクトカー独特の愛らしさが無い。もったいないな〜。
オートマのグリップ部分もブルーに加飾されてるんだけど、安っぽいんだよね。
それとこのテールランプがねえ。クリアレンズじゃなくてオーソドックスなものにしてくれたらいいのにね。クリアレンズでもまだプリウスのほうが納得できます。せっかくリアガラスが普通の形になっていて、プリウスと違って視認性が確保されているのはいいところだけど。
小さい車が好きな私ですけど、アクアにはサンルーフやクルーズコントロールのオプションが無いこともあるので、私が買うならちょっとお高いプリウスにしてしまうでしょうね。
さて次は、スバル・インプレッサです。残念ながら私のお目当てのアイサイト付き2リッターの仕様じゃなくて、1.6リッターの四駆でした。しかも鉄ホイールで、色は地味なグレー、おまけにドアバイザー付き。先日東京で通りかかったスバルのディーラーで見た白のハッチバックは結構カッコよかったと思ったけど、全然その面影なし(笑)。
走り出しはアクアに全然及ばす。エンジンが温まってなかったというのもあったんでしょうけど、エンジン音がやたら勇ましく感じました。しかし、営業の方が言うように、Sボタンを押すと太いトルクを発揮して結構加速します。巡航してみるとスタッドレスタイヤの鳴く音が結構耳に入ってくるので、静粛性は思ったよりイマイチかな。
新型になって大いに期待してたのは内装。でも、デザインはオーソドックスで悪くないのだけど、やっぱりそれぞれのパーツの品質の統一感が無くてまだまだという感じでした。この辺が垢抜けてくれたらなと願ってます。ま、ご覧のように付いていたオーディオユニット自体もパッと見のイメージダウンを招いてたのかもしれませんが。
外観を改めてみると、フロントはエラが張ってるんですね。もっとコンパクトに見えるような形にしてくれたら良かったのになと思いました。好みからすれば先代の方が良かった。ただリアランプがクリアじゃなくなったのは朗報でしたが。
帰り際、スバルの営業マンが一言「インプレッサは社用車にどうぞ。社長さんにはBRZに乗ってもらいたいですね」。うーん、BRZは乗るのが怖い。あまりに気持ちいいことばかりネットや雑誌の試乗記には書かれているので。
でも何でこういうスポーツカーだとアイサイトやクルーズコントロールを付けないんでしょうね。メカニカルなものが好きな人種がスポーツカーに乗るのだと思うのだけど。