きまじめチキン日記

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 実は昨年、このセミナーで講演してくれと依頼があったのですがお断りして客席で聞いたのですが、大変勉強になりました。

 世の中、エコ&サステナブルな時代なのに、飼料を余計に消費する飼育の仕方ってどうよ?と思いはじめておりましたので、私にとってはまさにドンピシャ。

 で、今年はパネラーの一人ということでしたので、気軽に引き受けて来ましたが、観客の一人として聞いた内容がまた勉強になった一日でしたね。
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 今日はあの全国消費者団体連絡会の阿南事務局長もおいでになって、どちらかというと防戦側に立たされておりましたけど、「生産側の皆さん、もっと見せてください、語ってください!」と言っておりましたように、リスクコミュニケーションの課題が浮き彫りになっている現実を感じましたね。

 広告の世界で言われるように、消費者に正確に伝わるには順番があって、イノベータ→アーリーアダプタ→フォロワーという順番で段階を踏むため時間がかかるということなのでしょうね。

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 例えば、「この世の中にリスクゼロは有り得ない」というテーゼはアーリーアダプタくらいまで届いているんでしょうけど、残り大多数のフォロワーがまだなんでしょうね。そこが難しい。

(写真:主催の日本イーライリリー株式会社のY部長による冒頭の挨拶)

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 昨日、岩手大学農学部付属動物医学食品安全教育研究センターの第8回研究会は「食の安全確保とフードチェーンアプローチによる衛生管理」をテーマに開催され、私は講演する側として参加してきました。

 「ブロイラー農場における衛生管理と食の安全への取り組み」と題して30分ほど講演。社内の担当者が入念にパワーポイントを作成してくれておりましたので楽させてもらいました。

 講演が終わってから講師だけで昼食。ある先生から「カンピロバクターの残留がゼロの鶏肉を開発して高く売ったらいいんじゃないですか?」と言われました。

 えー、考えたこと無かったな。どうすれば出来るんだろう?

 しかし、その商品がコンシュマーサイドで乱雑に扱われて、万が一事故が起きてしまったら‥、と考えると正直そういうリスクは負えないですね、正直なところ。

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