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 昨日は食肉産業展ファベックス(惣菜デリカ・弁当・中食・外食。給食・配食の業務用専門展)が東京ビッグサイトであったので、岩手より日帰りしてきました。

 今回の初日は、ファベックス側のセミナーで面白そうなタイトルのものが3つあったので、それ狙いでした。

 11:10からが、東京海洋大学の鈴木徹教授の「冷凍技術が可能にする食品の新しい可能性」

 12:20からが、エヌピーディー・ジャパン東さやか氏の「外食・中食市場グローバルメガトレンド〜2017-2020年への展望」

 14:50からが、流通経済研究所の加藤弘之主任研究員の「産業政策がヘルスケアビジネスに与える影響とは〜食と健康にまつわる政策の動向と、ビジネス環境の変化〜」

 冷凍技術の進化には大いに関心があります。これが進化して、生と変わらないとなると、国産チキンの行く末が危ぶまれますからね。しかし、聞いてややホッとしたかな。

 2つ目の講演では、主要9カ国中8カ国がQSR(クイックサービスレストラン=ファストフード)が大きな比率を締め、かつ伸びているのに、日本だけ小売が伸びているそうです。コンビニが美味しいものを出すようになってきたからでしょう。

  3つ目の講演では、大きな課題のひとつとして「低栄養など食の貧困対応」を挙げておりました。需要側供給側双方の経済的なことからか、炭水化物と脂質に偏る傾向が強まっているとのことです。先端を行く層から肉ブームになっているということかな。ますます鶏肉は伸びるのでは。

 さて、昼食は展示会場であれこれ食べて済ませて、夕食は横浜で家内の手料理を食べて、最終で岩手に戻りました。車中で読書も進んだし、充実感ある長〜い1日でした。