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 昨日、小学校の運動会の合間に時間が空いたので市立図書館へ行って、お目当てのアサヒカメラの最新号を読んだ後、クルマの雑誌もペラペラとめくったら、あれまー、ノーマークだった4月発売のメルセデスベンツBクラスにディストロニックプラスがオプション設定できることになっているじゃありませんか。

  ディストロニックプラスと言えば、一般的な言い方で言えば、ACC。アダプティブ・クルーズ・コントロールですね。他にはレーダー・クルーズ・コントロールとも言われますし、BMWはアクティブ・クルーズ・コントロール、スバルはアイサイトと言います。

 厳密にはそれぞれ複合した機能を称するみたいで微妙に違ったりしますが、前車追随機能+信号認識+自動ハンドル=自動運転なわけで、自動運転の3分の1の機能が付いているという面で私にとってはほとんど同じです。

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 これ、以前にも書きましたが、国産車だと上限である正味100キロ(メーター読み110キロ前後)に設定しても100キロ制限の高速道路だと流れに乗れなかったりします。

 ですので我がスカイラインクロスオーバーでその歯がゆさを感じながらもACCに味をしめた私は、上限スピードが遥か遠くにある輸入車でこれが付いている車種をずっとチェックしていたのですが、ボルボ∨60以外は高価格帯で馬鹿デカイクルマばっかり。アウディQ3にもイヴォークにもオプション付かなかったのでガッカリしてたら、コレを発見したというわけです。

 しかもこれ、ドライバー目線も高いからSUV好きの私にも悪くないかも。それに確かこのクルマ、前評判がいい。というわけで今日、八戸に娘の送迎ついでにヤナセに寄って試乗させていただきました。

 あちこちのレビューにあったように、内装の質感はバッチリ。アクセルの感触も急発進しない感じで好印象。シートの高さの調整幅がすごくあって、一番低くするとあまり背の高いクルマを操っている印象が薄くなるほどですが、高くすることでSUV並のドライバー目線は確保できそうですし、乗り降りも楽になります。

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 運良くディストロニックプラス装着車(全車に15万円のオプション)があったのでそれを使って試乗しましたが、全く問題なくいいですね。停止してもキャンセルに成らないのがいい。

 我がBMW116iより静かですが、乗り心地は16インチの一番ベーシックなタイヤだったのですが、ちょっとゴツゴツきます。

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 ちょっとびっくりしたのが、オートマのギアレバーがハンドルの右奥にさり気なくあること。右か〜。ウインカーと入れ替えてくれよ〜。でも私にしてみれば、左の腰の位置にあるより好きですね。 

 さて、そろそろ結論ですが、ACC付けて314万円からか!と驚いた反面、カタログを片手に営業の方の話を聴いていると、さすがにそんなに美味い話はないかとちょっと醒めてきたのも事実。

 まず、ずっと上のグレードにしないとオートエアコンに成らない。それからリアのプライバシーガラスは更に敷居が高い。加えて、今どきプッシュエンジンスタートのオプションが無いのでキーを刺すしか無い。

 また、日本仕様はずべて本国のスポーツグレードと同様、車高を落としてあって最低地上高は105mmしかない! 日本の立体駐車場対策なんですね。 北国のユーザーがこれを買ったらどうなるのか? 壮大な実験がこの冬に始まろうとしている!? 営業の方も注文したそうで、冬タイヤは少し大きめのタイヤを履かせると言ってました。あとは部品をどこからか手に入れてノーマルに戻すしか無いのか。

 願わくば、本国のノーマル車高を出して欲しいですし、いっそのこと4WDを出して欲しい。更に私としてはでっかいサンルーフが欲しい。以上、解決になったらすぐにでも欲しい。でも本命は晩秋に出ると言われる車高の低くなる凝縮感最高のAクラスかな。

 ちなみにメルセデスは今後、全グレードにディストロニックプラスを展開するそうで、それはほんとに楽しみ。他の外車メーカーも刺激を受けて出してくれるといいですね。そして最終的には国産車も上限をもうちょっと上に持ってきて高速の流れに乗れるようにして欲しいですね。