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 2年半で約5万キロ連れ添ったスカイラインクロスオーバーを手放しました。これで私の手元にはBMW116iだけ残っていることになります。

 というわけで、恒例の振り返りを10項目挙げてみましょう。

1.スタイルはなかなかイイ アメリカではインフィニティEXとして販売されてるんですが、デザインが好評だった上級のFXを小型化したようなスタイルですよね。SUVとクーペの融合という狙いは十分達成されていると思いますし、時々はっとするかっこ良さはあると思いました。ただ、やはりアメリカ向けのデザインだからか内外に光モノが多いのがちょっと、ね。

2.エンジンがうるさい  3.7リッターなんですが、以前現行のスカイラインセダンで経験した2.5リッターに比べるとやっぱりパワーが違います。しかし、うるさいのなんの。2.5リッターのほうがシュルシュル回ってよかった。今からでも2.5リッターで出したらいいのに。

3.乗り降りがしやすい  これは本当にちょうどいい。ドアを開けてすっとスピーディーに乗れます。昨今コンビニに買い物行くとかという時に、よっこいしょ的な負担は皆無です。それに比べると116iはやっぱり低くて乗り降りに気を使います。

4.オプションのレーダークルーズコントロールの上限110キロ(正味100キロ+)では流れに乗れない 私にとっては初めてのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)でしたが、楽しかったですね。一般道でも結構使いましたが、時代の先取りをしている気分になれますし、実際非常に楽です。しかし、同じACCでも輸入車は上限が200キロで国産車は110キロというのは、それだけで商品価値が何倍も違うと思います。ですから次はACC付きの輸入車にせざるを得ません。ま、免許証の残り点数が少ない時は国産車のほうがオススメですが(笑)。

5.室内空間とトランクがちょうどいい ドイツ車はまっすぐ横にゴルフバッグを積めるようになってないのに比べ、これは3個は積めます。そして人が4人乗る空間としてもベストだと思います。BMW X3の後席に乗るとほんとにがっかりしますから、なぜそれより小さいのにこんなスペースがあるのかと感心するほど設計が巧みだと思います。

6.タイヤを変えたら、あれま大違い すり減ったのでトーヨーのSUスポーツというハイグリップタイヤにしたんですが、幅も一回り太い235になり外径も大きくなりかっこ良くなりました。スポーティーに走れますし、ある意味ポルシェカイエンの小型版みたいな走行感覚になったんじゃないかと自負しています。ただ小回りがきかなくなったし、乗り心地は少々硬めなのがデメリットですが。

7.燃費は10モードと同じ9.1キロをマーク 最初の頃は8.7キロくらいからスタートしましたが、高速ではレーダークルーズを設定して安楽に浸っていたら徐々に燃費が上がってきて、とうとう累計で9.1キロをマークしました。まあ、メーター読み110キロが実際は102キロほどだったりしますので、リッター8.3キロくらいかな?
 
8. アクセルの反応が穏やかで運転しやすい スカイラインセダンは、2.5リッターエンジンのパワーを大きく見せるために過敏なアクセルレスポンスにしていたのを一転してこのクロスオーバーは飾り気のないナチュラルな反応にしたそうですが、たしかにその面では良かったですね。

9. 4WD性能にはほんとに助けられました 雪道でも安心して飛ばせました。目線が高くなるので視界もいいですしね。実は上級のフーガよりも重いということもあって、「ぶつかるものならぶつかってみな!」という安心感がありました。

10. サンルーフを付けると角(つの)も付いてくる サンルーフが大好きな私ですが、アウディやBMWのように大きなガラスルーフのオプションはありません。普通のサイズのサンルーフはありますが、それを付けると鹿の角のようなルーフレールが付いてくるんですよね。折角のルーフラインが台無し。それが嫌でオプションから外しました。

 以上です。2.5リッターエンジンになって、レーダークルーズの上限がせめて130キロほどになって、サンルーフに角が生えてないようになれば、また購入するでしょう。もしくはできれば来年出るという次世代のスカイラインのラインナップでそれを全部解決して欲しい!