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 11月19日放映のNHKスペシャル「ファンドマネーが食を操る」を見ました。

 当社も相当量仕入れている上場している飼料会社、日和産業さんや、その日和産業さん向けに穀物を買い付けている豊田通商さんの現場が、ファンドマネーに翻弄されている様子が描かれていました。

 当社にとっての原料事情がダイレクトに描かれた番組と言え、非常に参考になりました。

 天候が良かったせいで、アメリカの今年のトウモロコシが過去最高の収穫だというのに、エタノール工場が高い価格で買い取る姿勢を崩さず、ファンドマネーがちょっかいを出して価格を吊り上げ、農家は貯蔵施設を作って高くなるまで出さないという三重苦で、当社をはじめ畜産関係者はリスクにさらされ、結局消費者は高い物を買わされつつあるという状況な訳ですね。

 企業も家計も効率的な運営をすれば、どんどん豊かになり、世の中にお金があふれ出し、行き場を失ってこんなふうに庶民の生活に打撃を加えるという図が見えます。

(写真:日和産業の社長のご子息の苦戦の様子)