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 「ナニャトヤラ」は二戸周辺の盆踊りです。ちなみに最近、二戸、久慈、八戸のエリアをまとめて「北緯40°ナニャトヤラ連邦」と言うことにしたそうです。

 型から型へというよりも、流れるような動きで表現し、太鼓の音との関係を無視するかのようなシンプルなフレーズの歌を、その集落の年配のお母さんが歌うのが特徴でしょうか。しかも上手に歌わず、枯れた優しい声で歌うのが定番です。

ナニャトヤラ2

 「二戸祭り」が一昨日の前夜祭から始まっていますが、昨夜は「ナニャトヤラ流し踊り」がありました。

 二戸市の枠を超えて、一戸町、軽米町、洋野町など各地のナニャトヤラ保存会の皆さんが流し踊りを披露してくれました。十数組ありましたね。

 それぞれのリズムのスピードが違いますし、太鼓のたたき方が違いますし、踊りの感じも違って、思わず見入ってしまいました。

ナニャトヤラ3

 小学生の頃、家の裏に鶏肉加工工場があったわけですが、確かお盆の最中に毎年工場主催のナニャトヤラ大会がありました。

 工場の社員のみならず、地元、穴牛の住民や、ナニャトヤラの踊り自慢の方々がいらっしゃって、上手な方々に賞を与えていくということをやっていました。

ナニャトヤラ4

 踊っている最中に、背中にナントカ賞と紙に書いたものを貼っていくのですが、子供心に自分ももらうのが楽しみでした。

 今でもそんなこと各地でやっているのかな?