きまじめチキン日記

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タグ:稲盛和夫

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 今年の盛和塾世界大会は7月13〜14日、いつものパシフィコ横浜で開催されましたが、欠席させていただきました。

 昨年は9月15〜16日の開催で出席したのですが、7月のこの時期は夏の暑さに弱い私にはきついかと思いまして‥。駅で幾つかの所に家族4人が住んでいるので、アクセスはいいんですけどね。

 欠席している日に、昨年の世界大会での「盛和塾でいかに学ぶか −フィロソフィを血肉化する−」と題された塾長講話が教材キットとなって届きました。

 同一内容をDVDとCDで焼いたもの、それに文章になったもの、さらに内容にそって書き込みができるワークブックで構成されています。

 早速復習のつもりでDVDを観ました。8月の経営会議合宿という場を何か有効なものにするべく題材を探していましたが、これは格好の教材に成りそうです。
 

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 今週は4年ぶりに仙台国税局が税務調査に来ています。これを当社の財務経理課の社員は緊張感を伴いながらも、前向きに捉えてくれていると思います。

 というのも社内で教科書にしている小山昇さんの著書で、税務調査を「タダで節税の方法を教えてくれるコンサルタントです。自社の内部監査としてとらえる。」と解説しているからです。もちろん私もそういう意識です。

 財務会計課には日頃、稲盛和夫流会計の2大原則である、「ダブルチェック」と「1対1の法則」をしっかりやってもらっています。今朝S次長に改めて確認したらこの2つはしっかりやっているとのこと。

 会計については門外漢なので、私の頭には以上これくらいしか無いかな。

 ‥というわけで、気がつけばこのブログにもめったに取り上げられない地味な部署にさせてしまっている財務会計課。いい仕事をしてくれている彼らに改めて感謝です。
 

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 世の中たくさんの稲盛メソッドを解説した本があれど、どうせ読むなら稲盛塾長ご本人が書いた本でしょうよ!‥と心の中では思ってました。

 しかし塾長のJAL再生プロセスを傍で支えた、KCCSマネジメントコンサルティング会長の森田直行さんの本とあれば読まないわけには行きません。いわばアメーバ経営の指導実務の本家本元。「全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書」というのがその本です。

 会社が創業まもなく少人数なら、社員一人ひとりの経営者意識は最大の状態です。それが徐々に人数が増えるに従って、末端の社員と経営者との意識の差は広がっていく。いわゆる大企業病ですね。

 あたかも、尻に火がついたように頑張るのが普通の資本主義社会から、「どうせ、やったってムダでしょう」という社会主義社会に、会社自体が大きくなりに連れ変わっていくのが普通であり、それを何とかしようとする処方箋としてアメーバ経営があるのかも。

 しかも、こうして構成員が共通の目標を持ち数字を達成しようとするためには、考え方の統一を図らなければならない。それは普遍なものでなければ大多数の社員の腹に落ちない。だからシンプルな、道徳的に当たり前のことが欠かせないのかな。そんなことを思いました。

 それから、なぜアメーバ経営では経費から人件費を除いたのか、そのことをズバリ書いてあったので、実務の書として価値が有るなと思いました。

(写真:隣は今のところ非売品の「京セラフィロソフィ」です)
 

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 年1度の盛和塾世界大会(一昨年までは全国大会)は今年第20回を迎えるそうです。これまで8人の発表者の選考は京都の事務局から声をかけるなどしていたそうですが、今回は初めて予選を勝ち抜いた方にということに。

 北海道・東北ブロックは、札幌、はこだて、オホーツク、帯広、あおもり、盛岡、秋田、仙台、山形、庄内、福島の11塾あるのですが、オホーツクを除く10塾から1人ずつ代表者が出て発表する選考会が昨日、仙台市で開催されました。200人ほどの参加だったでしょうか。

 初めて開催されることもあってか、スクリーンの動画・静止画がうまく行かなかったり、発表する方はたどたどしく原稿を読みがちだったり、司会の方も戸惑いながらという感じでしたが、予定通り発表は終了。

 選考結果の発表を待たずして私は長男のアイスホッケーの試合を見に抜け出してしまいましたので、現時点でもどなたが選ばれたかわかりませんが、内容的にはなかなか粒ぞろいで、盛和塾の隠れたレベルの高さを思い知った気がしました。これなら世界大会は年に2回でも3回でもよさそう!?

 発表中にそれぞれの方が業績を包み隠さず説明してくれるのですが、とにかくみなさん業績が良い。東北・北海道は経済が芳しくないイメージがありますが、こんな業績が良い会社さんたちがいることにある種清涼感を覚えました。

 「経営は難しいと思ってらっしゃる世界中の経営者さん、盛和塾で学んだことを迷いなく実践すれば最短で結果が出ますよ」と思わず見せたくなるイベントでしたね。

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 盛和塾全国大会の開催されるパシフィコ横浜に、まだ残暑の残るこの時期、人混み(今年は3400人だそうで)に出かけるのは、田舎者にとって正直気が引けます。

 しかし帰るときには、やっぱり来てよかった!と思える自分がいました。

 また今年も8人の経営体験発表に心震わせられました。特に同世代のN社長はすごかった。澄んだ思いがぐぐっと伝わってくる。余談ですが、若いのだし、もっと大きなフィールドで活躍して欲しいと思いましたね。例えばJALの社長とか!

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 さて、8人の発表者の「好きな塾長の言葉」がレジュメに書かれていて、それに沿ってぞれぞれが経営を作り上げている様子が如実に感じられます。

 私はまだまだですが、果たして私にとって「好きな塾長の言葉」は何なのか、あとで改めて整理してみようと思いました。

 さて、最後を飾る塾長の講話では、読書について話されました。その中で、塾長がよく引用されるジェームス・アレンの言葉がまた出てきましたが、これはとてもいい言葉ですので、引用しますね。

人間の心は庭のようなものです。
それは耕されることもあれば放置されることもあります。
いずれにしろその庭からは必ず何かが生えてきます。

もしあなたが自分の庭に美しい草花の種を蒔かなかったら
その庭にはやがて雑草のみが生い茂るようになります。
美しい花がいっぱい咲く庭にしたいと思うなら
庭を耕し、雑草を取り除き、美しい草花の種を蒔き
それを育くんでいかなければなりません。

(写真:全国各地の塾生がJAL応援のため作った折り鶴)

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