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 ビジネス本を超ハイペースで刊行し続ける小山昇さんの最新著作がコレ。「社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか? イエスマンこそが会社を救う」です。小山さんはこれまで社長向けの本ばかり何十冊も出してますが、今回はじめて幹部向けの本を書いたことになるそうです。

 サブタイトルの「イエスマンこそが会社を救う」は目を引くコピーですよね。イエスマンって一般的には否定的な使い方しますからね。前文のなかで小山さんはこう書いています。

 社長と同じ価値観で仕事をする社員が多ければ多いほど、組織は堅牢なものになります。ちょっとやそっとのことでは潰れない、強い会社になっていきます。

 小山さんに学んだので、この本は復習のつもりで読みましたが、以前は私も逆に社員に多様な意見を求めてましたね。それらの意見を分析して、行く方向を決定するのが社長の仕事だと思ってました。新米社長の頃は、批判的な言い方をしてくれたほうが嬉しかったりして。

 しかし、今では社員や幹部が考えるレベルで社長である私が受け止めたら、「私は何をやっているんだろう?」なんだと思えるようになっています。次元が違う所に身を置き、社長は学び、考えることが必要だと。

 社長に言われたことを言われた通りに実行するというのは本人に相当の能力がないとできないことです。

 
いや、 全くその通り。真実は世間一般で言われていることと逆のところにあるものですね。そして小山さんはそれを指摘するのが非常に上手い。洞察力に感心します。