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 昨日は仙台に泊まり、朝から当社関連の被災状況を確認に巡回してきました。

 まずは金成種鶏場。例によって同行した女性のO指導員も私も頭やカラダを洗って、用意してある作業着に着替えて入場。

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 地震で地盤が緩んで鶏舎の基礎が沈んでいる箇所があります。

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 4月7日の余震の被害のほうが大きかったとか。

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 これはレンズの歪みじゃなくて、建物自体の歪みです。やっぱり土を盛ったところが弱いですね。

 種鶏場をあとにして、今回最後まで連絡が取れなかった遠藤ファームの農場長さんに会いに南三陸町へ。テレビで報道されている瓦礫と化した街の中心地を抜けて、山間地へ。着いた。あ、そうか、この農場は被害自体は無かったんだ。

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 ほんの数百メートル先まで津波が迫って大変だったはずですが、場長さんはその当時の状況を淡々と語ってくれました。

 そして「人は山に住むんだから、町があった所には鶏舎を建ててあげたらいいよ!」なんてこと言ってました。

 そうだな〜、30年津波が来なきゃ元が取れるんだから、国が補償してくれたらそれもいいかも。しかし、防疫上、規模は限られるし、雇用面ではさほど期待に応えられないか。

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 それからもうひとつ、一関市千厩町にある地蔵田ファームさんへ。

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 ここも地盤沈下があります。

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 うーむ、しかしコレでも何とか使えないことはない。

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 鶏舎の基礎もこんな感じですが、これを埋めて何とか使うことになります。

 飼料供給が絶たれて死んだ鶏の経済的損失とは比べるまでもないですし、このように当社関係の農場の一次的被害は、元旦の雪害に比べても少なかったと言えます。余震がもう無いとすればですけど‥。