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 当社は雌雄鑑別して別々の農場で飼育することを長い期間行って来ましたが、昨年度より無鑑別を基本に変更しました。するとまず、鑑別作業が不要になるので、その費用が無くなります。 

 また、別々で飼育し同じ程度の体重にしようとしますと、雌は雄より長く飼育することに成りますが、 無鑑にしますと同じ期間の飼育になるわけです。するとどういう事が起こるかといいますと、相対的に、成長のパフォーマンスの良い雄を長く、悪い雌を短く飼うことになるわけで、それだけで飼料効率の改善が期待できます。

 その反面、生鳥体重のばらつきが大きくなり、工場での処理には神経を使いますし、機械にハマる体重の上限があるので、平均体重の設定はどうしても小さくなりがちです。

 その辺のことで、各社とも判断の上、どちらかを選択しています。

 え、味ですか? これは厳密に調べると差はあると思いますが、それ以外の要素の差のほうが大きいのではないでしょうか。