きまじめチキン日記

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 この度の焼肉店のユッケでの食中毒死亡事故、食肉業界人として生食の規制が相当厳しくなるかと思いましたが、思ったより変わらずに済みそうですね。

 鶏肉を生やたたきで食べる南九州はどうなるのだろうと心配しましたが、噂では鹿児島には生食していいという条例があるのだそうです。ちょっとやそっとのことで生食の文化は揺るぎそうにないということなのでしょう。

 考えて見れば、鶏肉の生食は実際美味しいわけで、食べられるようにすれば、もしかすると地元岩手の鶏肉消費は九州並に上がるかもしれないかも!

 最近のむね肉は厚みがありすぎるくらいあるわけで、トリミングさえすればもしかして生食が可能かも!と業界関係者の会合の昼食タイムに発言。

 そうしましたら、そちらの道のプロから「いや、鶏肉は牛肉などと違って気泡があるから病原菌が中に入り込むんですよ」と釘を刺されました。

 あー、そういうことでしたか。残念。ま、それができたら既に誰かやってますよね。

(写真:全く関係ないですが地元三陸のホヤでした)

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 昨日、岩手大学農学部付属動物医学食品安全教育研究センターの第8回研究会は「食の安全確保とフードチェーンアプローチによる衛生管理」をテーマに開催され、私は講演する側として参加してきました。

 「ブロイラー農場における衛生管理と食の安全への取り組み」と題して30分ほど講演。社内の担当者が入念にパワーポイントを作成してくれておりましたので楽させてもらいました。

 講演が終わってから講師だけで昼食。ある先生から「カンピロバクターの残留がゼロの鶏肉を開発して高く売ったらいいんじゃないですか?」と言われました。

 えー、考えたこと無かったな。どうすれば出来るんだろう?

 しかし、その商品がコンシュマーサイドで乱雑に扱われて、万が一事故が起きてしまったら‥、と考えると正直そういうリスクは負えないですね、正直なところ。

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