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 スカイラインクロスオーバーを車検前に手放し、昨冬を超えるために急遽手当したアウディA3でしたが、BRZが納車になった春以降も結構乗ってたら、オドメーターの数字をほぼ10,000キロ伸ばすことができました。

 だって夏タイヤとしてバリ山のポテンザが付いてたし、BRZより静かだし、乗り心地いいし、エンジンが気持ちいいし、パワーあるんだもん(笑)。いや〜、このままではイカン!BRZが飼い殺しになってしまう。

 ちょうど父のセカンドカーが退役になって、A3欲しいというので今日預けて来ました。ちなみに父のファーストカーはアウディA8 4.2Lクワトロ(前モデル)です。

 というわけで、この3ドアのA3 3.2クワトロを振り返ってみて、いつものように感じたことを10項目書いてみます。

1.やっぱりDSGにトラブル いまやフォルクスワーゲン&アウディの大半がデュアルクラッチになっているわけですが、初期の頃のものはギクシャクがあってトラブルも多いそうですが、このクルマも例外でなく納車の時点でアクセル踏んでも出ない時があって、信号で右折の時その症状が出るものだからホントに怖かった。更にギアが1〜2速にしか入らない時もありました。保証なしで買ったので自業自得。修理についてネットで調べると、ミッション交換で60万円だとか、オイル交換で6万円だとか書かれていて参りました。しかし覚悟して正規ディラーに持ち込んだらセンサー数個交換で問題解決。この喜びは感動モノでした(笑)。

  • 2.V6 3.2リッターエンジンがいい 
    ゴルフR32でも有名なフォルクスワーゲン・グループの3.2リッターエンジンがなかなかいいんですよ。スムーズだし音がいい。その前に乗っていたスカイラインクロスオーバーの日産V6 3.7リッターとは段違い。

  • 3.走り始めはやっぱり中古っぽいですが、スピードに乗ってくるとさすがドイツ車 低いしドアが重くてデカくて乗りにくいです。走り初めの5メートルはやっぱり古さを感じます。でも巡航速度になってくると良きドイツ車の感触があります。日本車とは目指すところが違う感じ。DSGの遊びのない変速とパドルシフトが爽快です。

  • 4.アクセルが手前にありすぎる ホイールハウスが邪魔しているんですよね。ステアリングをぐっと手前にセットしても気持ちよい姿勢ができません。気がついて長距離の時は右足だけ靴を脱いで運転してました。このあたりはFRのBMW116iが断然良かった。

  • 5.ステアリングが細く、シートが分厚い 8年前ってもちろん21世紀なわけで、そんなに昔でもないのですが、昔を感じさせるステアリングの細さでした。径もやや大きい。シートについても
  • カタログには「スポーツシート」と書かれていますが、腰のサポートはだいぶ緩いし厚いです。また、ドアが大きいのでシートベルトを引くのがちょっとつらい。

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  • 6.最低地上高が無さすぎ 125mmしかありません。4WDは冬用という意図が大きいはずなのに、雪道でよく腹をこすりました。また、夏季のシーズンでも動物の死骸が道路にあったときに、それを上手にまたげるか冷汗かきます(笑)。まあ、当たってもかなりの中古なので救われますが。

  • 7.純正ナビ外して一般のナビが似合わない ダッシュボードのデザインや質感は最高に好きですし、ナビもかっこいいのですがいかんせん8年前のタッチパネルでないやつなので、小さい十字キーが超使いにくい。アナログTVチューナーでもあるしナビをまるごと交換したかったのですが、交換した実例を見るとどうも殺風景に見えてしまって‥。FMトランスミッターを買ってウォークマンを再生して凌ぎました。ちなみにDVDナビの情報は当然古いしものすごく少ないですが、
  • 田舎なら工夫次第で80%困りません。

  • 8.3ドアだけど、後ろの席は普通に2人座れます ほとんど後席に人を乗せることはなかったけど、そんなに問題無さそう。乗降さえ慣れてしまえばいいですね。エクステリアデザインはスポーツバックとは比べ物にならないくらい潔いスポーティーなデザインだと思いませんか? 特にホイールハウスの張り出しには惚れ惚れします。デザイン最高。

  • 9.純正クルーズコントロールを付け損ねた 当時純正のオプションでは選べなかったけど、ネットを検索したところ、海外で出回っている純正部品さえ手に入れてコンピュータを書き換えればできるのではないかとチャレンジしてみましたがダメでした。クルコンが無いおかげで、高速道路では気がつくとスピードが早めになっていたことは否めませんね。そういうクルマです。

  • 10.8年落ちは自分にとっては? ナビ、ステアリング、シート、乗り降り、最初の5メートル等々で古さを感じましたね。もうすこし時間がたてば、ネオクラシックの範疇に入ってこのクルマも再評価される可能性も無きにしもあらず。その前の中途半端な段階としていま、ゴルフR32はおろかGTIにも劣る存在感がやや寂しさを感じます。自己満足だけだったら結構コストパフォーマンスは高かったと言えます。でもやっぱり反動で新車派に戻りそう。

  •  さて、次の冬は何で過ごすことになるのでしょうか。BRZは冬タイヤを付けたとしても12月いっぱいまでが限界でしょう。それまで何か手当するか、それともA3がカムバックするか。さてどう転ぶか‥と考えることを楽しみたいと思っております。