以前にも学生時代、秋葉原でバイトしたころのことを書きましたが、もう少し詳しく思い出してみましょう。
秋葉原で初めてアルバイトしたのは、パイオニアの年末のヘルパーとしてでした。選考の際に、パイオニアの秋葉原の古びたビルで20人ほどの集団面接になって、パイオニアのコンポのブランド名「プライベート」のみならず、他社のブランド名をすらすら言えた私が誇らしかった記憶があります。
派遣された店はラジオ会館の裏の歩道に面した「Y無線」でした。出社してすぐにアミダクジをして、負けると数百メートル離れたファーストフードに行って、8人分ほどの暖かい飲み物を買ってくるのがお約束でした。
秋葉原での価格交渉を何よりも楽しみにしていた私は、自分が受ける側になったことを非常に楽しみました。でも、ぎりぎりの要望をされると、先輩社員に、それでも駄目なら最終決済は店長に仰ぐということをしましたね。
お客様が希望すれば、結構がんばって引いてくれたのが驚きでしたね。店の立地もあって、そこで勝負だったのかもしれません。
ある日、頼まれて、すぐそばの信用金庫に行くと、あらびっくり! 小・中時代の同級生がそこで働いているじゃありませんか!しかも彼女は‥(略)。世の中狭い。
Y無線のアルバイト期間を終え、また秋葉原でアルバイトしたいなと探してありついたのが、「T無線」でした。
秋葉原に徐々にパソコンショップができつつあったのですが、このT無線は後発組で、試しにやってみようかという時期だったと思います。社員一人と私でした。
店自体はかなり立地がよいのですが、階段を挙がって3階ということもあり、客が入らなくて暇だったなあ。
その当時はNECのPC-8800シリーズ、9800シリーズのころでしょうか。それから確かシャープのMZシリーズが結構脚光を浴びていたころだったと思います。
(写真:秋葉原の近くのホテルだったので、両店を今朝撮影してきました)