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 私は高校生の頃からボブ・ジェームスの大ファンで、10年ほど前に取引先のジャズ好きの某社長の案内でブルーノート東京でのライブに行った時には、もう5メートルもない至近距離でプレイを拝見させていただき、また握手までしてもらい、この上ない至福感で満たされてホテルに着いた記憶があります。

 そのボブ・ジェームスが「いわてJAZZ 2015」にFourplayとして来るというじゃないですか。万難を排してスケジュールを組み、9月13日日曜日、岩手県民会館に行ってきました。

 始まる前、渡されたパンフレットを読むと、ボブは震災の直後、アメリカのアーティストが来日をキャンセルする中、「東北で何かやれないか? 自分一人で行くし、ギャラ心配ない」と言ってその年の9月に開催された岩手JAZZに「Put Our Heart Together」という曲をこのために作曲して、大船渡サンドパイパースと共演したのだそうです。

 うーん、そこまでボブ・ジェームスはやってくれてたのか! 知らなかった。それにしても今回、75歳になったボブの健在ぶりが見れて良かった。

 ちなみにこの日のパフォーマンスは、17時過ぎに岩手県のスペシャルビッグバンドで開演して、Fourplayで終わったのが22時。長かったです(笑)。しかし、日野皓正やラリー・カールトンといった往年のビッグネームも見れて豪華な一日でした。

 それと、前座の大船渡サンドパイパースオーケストラの鈴木英彦団長の作曲した2曲が殊のほか良くってビックリでした。