昨年85歳で亡くなられた柳生博さんが、29年前の1994年に著した「森と暮らす、森に学ぶ」を手に入れ読んでみました。
2016年、私は柳生博さんの経営する「八ヶ岳倶楽部」に行き、その時ムック本を購入してサインを頂き、ありがたいことに数分間直にお話しすることができました。
そのムック本は「風景を作る人 柳生博」で、文字通り作庭家としての側面を表現したものでしたが、今回のこの「森と暮らす、森に学ぶ」は柳生博さんの半生と想いが詰まった本で読みごたえがありました。
ちなみにカラー写真、モノクロ写真も豊富でした。50代後半の柳生博さんの想いとお姿が写真で見られて、近い世代となった私にちょうど良かったかな。
生涯1万本以上の植林をしたそうです。雑木林を理想としていたようです。当社でも植林を始めていますが、何百本植えてハイおしまいというのとは全然違うのですね。
趣味趣向が違い過ぎて私はとても柳生博さんのようにはなれませんが、こういう観点を記憶にとどめていたいものです。