きまじめチキン日記

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カテゴリ:  チキン業界用語

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 我がチキン(食鳥)業界とレイヤー(採卵)業界は、同じ鶏を扱いますが、両方やっている会社は国内でも数えるほど。

 チキン側からしてみれば、「卵を産めばそれがもう商品そのもの。いいよな〜。鶏肉ができるまではすごい人手を要するんです」と言いたくなります。

 私なんて冗談交じりに、卵について「あんな大半が水分でできてる商品、なかなかないよね(笑)」なんて言ったりしてますが、「さて、鶏肉だって水分が多いはず。ちゃんと調べなきゃな‥」と思い立ち、調べてみました。

全卵 76.1%
むね(皮付き) 68.0%
もも(皮付き) 69.0%

 あらら、意外にもそんなに違わない。失礼しました!

 話は変わりますが、昨日の「日立世界ふしぎ発見!」で、ジャマイカでは卵のことをカックルフルーツと言うと紹介してました。確かに肉よりフルーツっぽいか。

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 関東エリアのセブンイレブンで売っている「奥州ハーブ育ち鶏のピリ辛砂ずりポン酢」が届きました。N社さん、送っていただきありがとうございます。

 早速昼ごはん時に食べましたが、確かにピリッと辛みがあるのが美味しく、お酒のつまみにいいのかもしれませんね。これと図書室に置いてある南部イカせんべい2枚を100円で手に入れて昼食完了。

 さて、商品名の「砂ずり」にちょっと驚きました。東日本では正式な名称である「砂ぎも」が普及してるのに、西日本で俗称として使われる「砂ずり」をわざわざ使うとは‥。

 他にも業界の会合で、西日本の方の口から出る言葉で違和感のあるものがありますね。

 羽数の読みは東日本では「はすう」ですが、西日本では「わすう」と読む方が多いような。

 それに胸肉は東日本では「むねにく」ですが、西日本では「むなにく」という方まだいらっしゃいますね。

 あと、たぶん単なる間違いがそのまま定着したものとして、「ケージ飼い」を「ゲージ飼い」と濁る人いますし、「ローストレッグ」を「ローストレック」と逆に濁らなくなる先輩方がいます。

 もしかして食べものの世界はいくらでもいい語感を目ざして変化しているのかもしれません。

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 チキンブロス(Chicken Broth) という商品を友人からいただきました。ありがとうございます。米軍基地内の店舗で売っていたそうです。

 チキンストックが骨主体で作るものなのに対して、チキンブロスは肉主体で作るものだそうで、アミノ酸はブロスのほうが高くなるので旨味が高いとか。

 但し、肉から作るので価格は高くなってしまうわけで普及は難しいんでしょうね。いや、もしかして、サラダチキンを作る過程でできるものかも?

 賞味期限は長くて来年まででしたが、開封したら冷蔵庫で14日間だそうです。せっかくなのであれこれ試してみます。

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 野球は数字のスポーツである。ごもっともです。

 統計学を駆使すると、送りバントは効率の悪い手段であり、日本の野球界は古い体質を引きずっていると指摘する記事を見て、うなずくとともに、当業界は大丈夫かな?と思いました。

 考えてみると、このチキン業界も野球と同じように数字に彩られた世界であり、野球が攻めと守りの数字に大別されるように、チキン業界は飼育と加工の数字のコラボのように思えます。

 そして、野球の攻め、つまりバッターの数字は、打率、打点、本塁打数の3要素があるわけですが、チキンの飼育は昔から、育成率、要求率、平均体重の3つです。

 私の勝手な解釈だと、育成率=打率、要求率=打点、平均体重=本塁打数、かな。

 実はいちばん大事だという意味で、要求率=打点。逆によく言われる割にあまり大事でないのが、育成率=打率のところ。大物狙い的な視点で、平均体重=本塁打数といったところでしょうか。

 ま、平均体重は大きすぎると何かと迷惑なのですが(笑)。

 ちなみに要求率は飼料のコストをダイレクトに表し、育成率は同じように雛コストを表します。ただ雛は飼料コストの数分の1なのです。平均体重は売上もありますが、工場に入ってからの効率に影響が出る数字でもあります。

 野球界はいま、出塁率+長打率を表しているOPSという数字が説得力があると言われていますが、チキン業界では、上記の3要素に日齢も加えたPS(プロダクションスコア)が最も普及しています。

 OPSとPS。何から何まで似てますね!?

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