カテゴリ: 環境への取り組み
久慈工場も太陽光発電開始
八幡平工場に続いて、6月27日久慈工場でも太陽光発電が開始となりました。
ちなみに二戸工場では、こういう記念撮影もなく3工場の中で一番早く太陽光発電が始まっていました(笑)。段取りミスかな。でも、もしかしてそれが一番いいかも!?
すべての手筈が整ったら、いち早くメリットを享受するよう、記念撮影などせずに即開始するのが民間企業の理に適っているとも言えます。
しかし、SNSの時代、広報的にいい写真を撮りたいし、会社の歴史として晴れ姿を遺したいということはあるので、私のスケジュールを調整して、少々遅れで記念撮影となるのでした。
それと、業者さんからの引き渡しの重要な折り目でもありますね。業者さんに感謝と喜びを伝えられるという大事な場面です。
ご安全に!
先週金曜日朝は、バイオマス発電所に出勤しました。
発電所は基本24時間稼働で、12時間ずつ勤務、3シフトで回してますので、朝8時と夜8時に引き継ぎの朝礼・夕礼があります。
売電が始まってから丸6年が経過し、慣れて緊張感が無くなってくるのが怖いのですが、変わらずちゃんとやってくれているようでした。発電所への就職希望者は多めで、新たな血が入ってるということも大きいかな。
写真は朝礼の締めで「ごあんぜんに!」と合言葉を発する場面です。
さて、この日の目的は地域美化活動ということで、発電所前の道路のごみ拾いを1時間ほどやりました。
私が参加するのは確か3回目で、実は先月の予定が私の都合でこの日になって、落ち葉が多かったからかゴミを見つけるのが難しかったです。
ゴミが明らかに少なくなったと言えたらいいのですが、どうなのでしょうね。
先月の社用車燃費、リッター18.25km
当社の情報共有ツール、通称「ジュネット」に毎月、乗用車の燃費実績を掲示してもらっています。
2021年5月はリッター18.25kmでした。夏タイヤに戻って、エアコンもまだ不要な時期ですので良好なのでしょう。
油種別の内訳としては、ガソリン車が59台で17.73km、ディーゼル車が5台で15.78kmですが、ディーゼル車は燃料が安い分をガソリンに換算しています。
ちなみに雪国ですから全車四輪駆動です。マイルドハイブリッド車はありますが、ストロングハイブリッド車はありません。
写真では見せられませんが、車番別の燃費をランキング表示してまして、ほぼ運転者別の燃費も出るので皆さん頑張ってくれているのでしょう。
ちなみに私のクルマ、スバル・レヴォーグ(1.8リッターターボ)は社用車ではなく自家用車ですので、この中に含まれません。
同じスバルのXV(1.6リッター)が14.1km、フォレスター(2リッター/旧型)が14.0kmですが、それより劣る13km台前半というところでしょうか。やっぱり褒められませんね。
岩手県できることからECOアクション表彰式
本日、盛岡市内で「温暖化防止いわて県民会議」の総会があり、その中で「できることからECOアクション表彰式」で会長特別賞を頂戴してきました。
1100もの鶏舎をはじめとする6万個近い電球をLED化したことと、バイオマス発電所の運営に対しての表彰ということでした。
特別目覚ましいことをしたつもりはありませんが、会社としてやるべきことを速やかに決断して実践できる職場が意外と限られるのかもしれません。
この賞が、これまで当社のエコを推進してきた人たちの励みになればいいですし、表彰された会社だからさらにレベルを上げることが当然という意識になっていければと思います。
(写真:私の席から前の受賞者の方のときに撮りました)
SDGsへの取り組みでプロからお褒めの言葉をいただきました
先週、あるコンサルタント会社とオンラインで会話した際、仙台のSDGsコーディネーターの方から、「十文字チキンさんのホームページでSDGsへの取り組みを見ましたが、進んでますね。素晴らしいです」と褒められました。
(本日の朝礼スピーチ)
SDGsレポート、出来ました
国連によって採択されたSDGs、持続可能な開発目標17項目。
よりよき地域を、よりよき社会を、よりよき地球を作っていくお手伝いをしたいという願いは万国共通のものと思います。当社ももちろん賛同します。
そこで、SDGsに該当することを整理してパンフレットという形にすることにしました。数ヶ月ディスカッションを重ねていよいよ完成。
最も低コストで環境負荷が少ない肉としてのチキン。最もたくさんの軽作業が必要とされ女性が活躍できる職場としてのチキン産業。クリーンなエネルギーを実現する鶏糞によるバイオマス発電。地元に根ざした農場や工場の業務。自らの成長を実感できる教育や周辺の活動。
考えてみるとSDGsにたくさん当てはまる、奥が深い産業だなと思えます。
会社案内とともにお手にとっていただければと思います。
パルシステムでんき、17,700契約超え
当社のバイオマス発電所で発生する電気は、パルシステム電力さんから「パルシステムでんき」ブランドで販売いただいております。
パルシステムでんきとしての仕入れの85%は再生可能エネルギーだそうで、うち当社からの供給が主力を占めていますので責任重大。
売電開始から1年は悪戦苦闘し計画の9割ほどしか達成できずご迷惑をおかけしましたが、昨年11月で丸2年経過し、2年目はほぼ計画に近い実績を出せるようになり、いま3年目に入っております。
契約者数は1月末で17,700戸を超えたそうです。昨年6月時点で9000戸と聞いてましたので、大きく伸びてますね。
契約特典として1500円の値引きと、当社契約農家さんの鶏原料の「までっこ鶏チキンナゲット」プレゼントということが効いているのかもしれませんね。
でも、受け取る側としては、「使用する電力が、この肉になる鶏が出す糞で作られたんだ」とダイレクトにイメージできるでしょうから、こちら側としてもありがたい企画です。
ちなみに契約するには、パルシステム会員生協になることが必須ですので、該当地域の皆様よろしくおねがいします。
契約いただいた皆様には感謝申し上げます。このご縁を大切にしていきたいと思います。
肩書を省略して自己紹介するということ
バイオマス発電所への前年度の見学者数は492人だったわけですが、そのほとんどに私は同行しておりません。
ですので、先週の商工中金ユース会の見学のように、案内する側のようでいて案内される側に身を置いて動くのは価値があります。
役員会では、「案内も板についてきて、非常に好評を得ています」と担当役員より何度も報告を頂いておりますので、ホントかな?と思いながら見たりして。
これだけたくさんの頻度でお客様をお迎えして、何度も同じセリフを話してると人ってだいたい飽きてきて、せっかく来場いただいたのに溌剌とした気持ちがなくなっても不思議ではないですからね。
一緒に行った方々からは、「デカいですね」「素晴らしい取り組みですね」の他に「ウエルカムボードが素晴らしい」とか「きれいにしてますね」との評をいただきました。
その辺りはまだまだ大丈夫そうですけど、個人的には入り口のところが不合格。まずは案内する側の肩書を明確に示せと厳命したはずなのに‥。
なんだかんだ言って、案内してくれる人がこの発電所のどういう立場の人なのか、をまず来場者は知りたいですよね。
肩書を省略して自己紹介するなんて、謙遜のつもりなんでしょうけど、お客様の立場より自分中心で考えているということなので、修正してもらいたいものです。
パルシステムでんきの契約が9000件超!
先月の「までっこチキン生産者連絡協議会」の総会で、パルシステム電力さんの契約戸数が9000件を超えたと聞きました。ワオ!
パスシステム電力さんと契約する電力供給元の主力を占めているのが当社のバイオマス発電所でして、一般家庭換算では1万戸に相当すると聞いておりますので、当社分だけで言うともう少しで達成というところまで来たわけです。
でも、パルシステムさんの会員数はざっと合計で150万人近くになるので、まだまだ伸びる余地あり、です。
昨日の東京新聞の1面に取り上げていただきました
この記事のことは昨日朝、Facebookに書いたある記事に、東京新聞に出てましたよと教えてくださる方がいて初めて知りました。その後、そちこちからおめでとうとの言葉を頂戴しました。ありがとうございました。
しばらくして、社内ネットには鮮明な記事がアップされておりました。東京新聞は地元で手にはいらないのに、早い。
私は出張で東京駅に16時ごろ到着の予定でしたが、それでは現物を手にできないかもしれないので、横浜の家内に買ってきてとお願いし、昨夜酔った目で現物を見させていただき、今朝はこうして写真を撮ってこうしてブログ記事を書いてます。
バイオマス発電所は一昨年の11月に売電開始から丸1年以上経過しています。メンテナンス等々にまだ苦労してまして、当初無かった機能の増設工事も行いました。
昨年夏には原料の鶏糞不足にも陥り、鶏の飼料要求率改善により、更に不足傾向に拍車をかけるのではと心配しましたが、やりくりの仕方でなんとか今年はクリアできそうです。
さらに、冬は外の除雪に、夏は囲まれた建物の中の暑さに苦慮していたり、まだまだ試行錯誤しながらという状況ですが、スタッフはよく頑張ってくれてます。
当バイオマス発電所の電力は、鶏肉でもお世話になっておりますパルシステム電力さんを経由して共有しています。
新聞記事にありますように、契約特典で当社の鶏肉を原料にしたチキンナゲット900gが贈られますが、当社の鶏飼育の現場と、その残った鶏糞での発電をイメージしていただければ幸いです。
バイオマス発電所、今年度の見学者数は492人
バイオマス発電所は昨年11月より売電を開始しましたが、11月から翌年3月まで鳥インフルエンザの防疫期間という社内ルールにより、見学は受け入れておりませんでした。
そして、今年4月1日から受け入れ開始。10月末までの7ヶ月の間に、63団体、492人の方に見学頂きました。
私もいくつか同席させていただき、説明のやり方自体にあれこれ注文を付けたりしましたが、徐々に説明する方も慣れたり工夫を重ねることで、概ね満足いただいて帰られていると聞いております。
鳥インフルエンザの近隣での発生によっては延期の可能性もありますが、来年も4月1日より見学受け入れる予定ですので、よろしくお願いします。
(写真は今日夕方撮影してくれと現場にお願いして撮って送ってもらいました)
パルシステムでんきの「発電産地応援プラン」
お世話になっております生協、パルシステムさんの「パルシステムでんき」についての最新のチラシが手に入りましたので抜粋して紹介したいと思います。
数ある国内の生協の中で、唯一独自に売買してビジネスを組み立てるパルさんですが、その再生可能エネルギー仕入率とも言える「FIT電気率」が87.2%と圧倒的に高いんですね。
その仕入元の発電所のうち、一番の買い取り量となるのが当社のバイオマス発電所です。
古舘所長が言っているように、こんな大規模なのに元々鶏糞を醗酵する工場などにいた連中が働いているのが大きな特徴です。
まだまだ試運転の延長といいますか、理想通りの燃焼になっていないため悪戦苦闘の日々のようですが、精魂込めて日々頑張っているのはある意味、素人だからかも。私としては社員を信じて結果の数字を待つだけです。
せっかくですので、申し込みの手順を紹介します。
何より、パルシステム生協の組合員になることが大前提です。エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉 茨城、栃木、群馬、福島、山梨、静岡、新潟の1都10県です。
価格は、東京電力、東北電力、中部電力のこれまでの価格に「発電産地応援金」として月々税込み108円が加算されるだけ。
「応援」される我々です。感謝していい仕事で応えるのみ!
鶏糞製品の出荷は終了へ
昨日はS副部長にコンポスト5工場と炭化2工場を案内してもらいました。
バイオマス発電所の売電が始まってほぼ半年経過。これらの工場には鶏糞の入荷が減っています。一部の鶏糞は発電向けの前処理等のために入荷しておりますが、30%程度とのこと。
鶏糞製品の販売はこの5月中にはほぼクロージングを迎えることになりそうです。一部、断りきれなかった受注分を製造することもやっているそうですが。
というわけで、これまで長年やってきた作業が見納めを迎えているわけで、撮影にも力が入りました。ちょっとさみしいですね。
使用してきた機械類はもうスクラップにするしかないのか。パレット類はどこかに引き取ってもらうのかな。
発酵鶏糞を作るための攪拌装置だけは、別用途に使うアイデアがあるとか。これ成功したら、スゴい!
いよいよパルシステムさんが電力小売開始
パルシステム神奈川の会員である家内から、カタログにこんな記事が載っていたと連絡がありました。
来週からのようですが、当社の電気はパルシステムさんよりご購入くださいませ!
供給可能範囲は、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、山梨、静岡のはずです。
本日より売電開始!
当初予定より遅れて、お客様であるパルシステム電力さんにはご迷惑を、そして関係者の皆様にはご心配をおかけしましたが、本日11月3日0時0分1秒より、当社バイオマス発電所では売電を開始いたしました。
ご覧のように記念撮影を試みてみました。カウントした出力が2分毎に上の液晶に表示されるということで、0時2分を過ぎたところでの撮影となりました。
実は、隣で持ってもらっているのは最新の電波時計なのですが、施設内は強固に覆われているからか、電波受信が出来ないそうで、手で微修正したみたいです。
「1号炉、2号炉の数字がキレイに並んでないと記念写真としてはかっこ悪いわな!」とプラントメーカー、クラボウさんの方に笑って言いましたら、時間までにみるみる近づいてご覧のとおりほぼ完璧となりました。
しかし、この瞬間に撮影に入ってない職員が2人いたようで、ここコントロールルームとトランシーバーで連絡しあって調整しての成果だったようです。
というわけで、発電自体は既にずっと試運転という形でやってるので、その瞬間社長がボタンを押して燃焼開始というわけではないんですね。
さて、言うまでもなくこれがゴールではなくスタートです。1号炉+2号炉−所内電力消費=売電量になるわけで、写真の合計数値とは違うわけですが、契約になっている4800kwをいかに満遍なくクリアしていくかがこれから問われるわけです。
1日の売電収入約200万円。ある意味、鶏糞を燃やすという、ものすごく大きく、複雑だけど、シンプルなゲームをやっているようにも見えました。
そういう意味では、 我々の本業も、いや社会の仕事ほとんどすべてがゲームなのかもしれないですけど。
プラントに関わったすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございます。
(写真に松本係長が写っておりませんが、ご推察の通りシャッター係でした)
電力の売り先は、パルシステム電力さん
当社のバイオマス発電所の電力はどこに売られるでしょうか?
東北電力さんと思っている方が多いようですが、違います。
ありがたいことに複数の申し出をいただきましたが、メインの鶏肉製品でお世話になっております生協さん、パルシステム連合会の子会社であります株式会社パルシステム電力さんとなっております。
パルさんは国内農業・畜産への一貫した支援の姿勢に加えて、数少ない消費者との直接の交流が当社のかけがえのない財産になっています。
そこに、環境との調和、資源循環の実践ということでこの事業を高く評価いただき、全量買い取りしていただくことになっています。
しかも、他にも電力小売りに着手する生協さんはあっても、直接胴元になっての事業運営はパルさんだけと聞いています。すごい!
あとは鶏肉製品同様、この写真の送電線を伝ってしっかり安定供給するだけです。
(写真:パルシステム連合会の石田敦史理事長を囲んで)
予定通り売電開始できるかな?
バイオマス発電所の竣工式は終わりましたが、今月27日の審査をクリアしてやっと売電が出来る順序となっていまして、いまのところキリのいい11月1日を予定しております。
各方面から見学の希望をいただいておりますが、文字通り断りきれない関係の深い方のみ案内させていただいております。
では、順調に稼働が始まれば誰でもOKかと言いますと、答えはノーでして、11月1日から来年3月末までは防疫期間ということで、加工工場と同様、入場禁止とさせていただきます。ごめんなさい。
さて、今日の役員会でバイオマス発電所の現場報告を聞きますと、課題はいくつもリストアップされていて、NASAの打ち上げ前のカウントダウンみたいに相当ピリピリしてるようです。
バイオマス発電所とはいえ、鶏糞という少し不安定な原料を使う火力発電所なわけですからね。
もしかして、このバイオマス発電所って生き物みたいなものかも…と思えてきています。
バイオマス発電所 竣工式祝賀会 施主挨拶
本日はお忙しい中、当社のバイオマス発電所の竣工式にお集まりいただき誠にありがとうございます。
お陰様を持ちまして、竣工式並びに見学会が滞りなく終了しましたこと、感謝申し上げます。
鈴木俊一元環境大臣、県議会議員の皆様、行政の皆様には大変にお世話になりましたが、何より軽米町晴山地区の地域の皆様のご理解があって実現出来たことであり、心より感謝申し上げます。
当社のチキン飼育農場は岩手県北を中心に約160箇所に点在しており、これまで、その鶏糞は醗酵や炭化処理をして東日本全域に主に農業用資材として広く利用されて参りましたが、業界全体では有機肥料は供給過多の様相を呈しておりました。
チキンの最大産地であります鹿児島・宮崎では、十数年前から鶏糞発電が開始され、目論見通りの実績を上げ、一定の解決法になっている状況を、健助会長自ら率先して現地視察を重ね、ずっとタイミングを見計らっておりました。
そこに、5年前の東日本大震災により新エネルギーへの需要が高まり、FIT法、つまり再生可能エネルギー固定価格買取制度の成立により、売電の買取価格が底上げされ、鶏糞をエネルギーに変えるという長年の夢が現実味を帯びて参りました。
当初は、発電所の建設は外部にお任せして、原料の供給のみ自社で行うという案もありましたが、創業者の一貫生産の思想の延長線において自社で経営を行うべしと、直接投資を決断させていただきました。
ド素人集団の発注者であるにもかかわらず、プラントメーカーの倉敷紡績さん、建物工事のタカヤさん、電機工事のユアテックさんには、全力でこの仕事に取り組んでいただき、ほぼ予定通りのスケジュールで完成にこぎつけていただきました。心より感謝申し上げます。
また、農林中央金庫様を幹事とする5行の銀行団や日本政策金融公庫様には、資金面で大きな支えとなっていただき感謝申し上げます。
発電は当社にとっては未知なる世界ではあります。
しかしながら、チキンの生産は粘り強い仕事をしていただける地元の人財あっての仕事であり、気候変動を始めとするトラブルを何とか吸収して定時定量の生産を実現するという意味では、チキン生産も発電も同じと言えます。
本日はバイオマス発電のスタッフが全員揃っておりませんが、非常に高いモチベーションでいま試運転を行っている最中でございます。
そのスタッフのほとんどが、これまで鶏糞を発酵または炭化をする工場のスタッフでありました。
手前味噌ですが、5S、整理・整頓・清掃・清潔・躾の実践度は、一番汚いと思われがちな鶏糞工場のスタッフたちが社内でも一番意外なほど高いレベルで実践してもらっています。ですので、安心して任せられると思っております。
現在の予定では11月1日より売電開始となります。
電力の供給先は弊社のチキンを買っていただいている首都圏のパルシステム生協さんの子会社、パルシステム電力さんとなります。
資源循環を非常に高く評価いただいており、それは売電価格にも表れているかと思います。これからは一番感謝しなければならないと思います。よろしくお願いします。
最後になりますが、地元の皆様が誇れるような、開かれた発電所として、しっかり運営していくことをお誓い申し上げご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(前日の新聞広告と内容が重複します。ご容赦ください)
バイオマス発電所、本日竣工の新聞広告
十数年前より事業の検討を開始しておりました弊社バイオマス発電所がこのたび完成の運びとなりましたことを、皆さまにご報告させていただきます。これもひとえに軽米町の地域の皆様のご理解があって実現出来たことであり、心より感謝申し上げます。
当社のチキン飼育農場は岩手県北を中心に160箇所に点在しており、これまで、その鶏糞は醗酵や炭化処理をして東日本全域に主に農業用資材として広く利用されて参りましたが、業界全体では有機肥料は供給過多の様相を呈しておりました。
5年前の東日本大震災により新エネルギーへの需要が高まり、FIT法(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の成立により、鶏糞をエネルギーに変えるという長年の夢が現実味を帯び、当初は発電所の建設は外部にお任せして原料の供給のみ自社で行うという案もありましたが、創業者の一貫生産の思想の延長線において自社で経営を行うべしと決断させていただきました。
発電は当社にとっては未知なる世界ではあります。しかしながら、チキンの生産は粘り強い仕事をしいただける地元の人財あっての仕事であり、気候変動を始めとするトラブルを何とか吸収して定時定量の生産を実現するという意味では、発電も同じと言えます。
電力の供給先は弊社のチキンを買っていただいている首都圏のパルシステム生協さんとなります。資源循環を高く評価いただいております。地元の皆様が誇れるような開かれた発電所としてしっかり運営していくことをお誓い申し上げご挨拶とさせていただきます。
(以上、広告への社長あいさつ文)
火入れ式
バイオマス発電所の工事は既に終了しており、試運転が始まっておりますが、この「火入れ式」はいよいよ本格的な燃焼テストが始まることを象徴する出来事です。
お世話になっている、設計、建設、機械、電気の業者さん、それに当社のバイオマス発電に携わるスタッフが集まり、神事を執り行いました。
写真の燃焼炉のスイッチを押す私が主役なわけで、さてどうすればいいのか‥。
考えた末、名前を呼ばれてその場に行くまでの間肩を上下させる仕草をして、司会の「さん、にい、いち!」のあとに「えいっ!」という発生の後、両手でスイッチを押しました。
しかし、‥しばらく反応無し。こんなに気合を入れたのに(笑)。
既に機械が回っている音がしてる中での神事でしたが、この後、自分が立つ位置に戻った頃にやっとウォーンと音がし出したのでした。
確認のため1号ボイラー熱風炉へ。おお、煌々と燃えているじゃないですか。
機械の業者さんに「火入れ式する前に、やっぱり練習するよね?」と聞いたらバツが悪そうでした(笑)。そりゃあそうだ、失敗は許されませんからね。
せっかくなので、この火を前にスタッフ集合しての記念撮影をリクエスト。
ですが、彼らの顔は「火入れ式」でニコニコしている状況ではありません。「これからですよ」 と異口同音に言ってました。
バイオマス発電所、火入れ前
バイオマス発電、9割方完成
バイオマス発電工事現場の朝礼に参加
先週、バイオマス発電の工事現場の朝礼に参加してみました。ほぼ終盤の建築が40人ほど、機械は最盛期で150人ほどで、別々にやります。
7:55からどちらもラジオ体操第一。そして8:00からそれぞれの朝礼です。
唱和の時間があって、私もやってみました。
その内容は貼られていたコレです。毎日やるんでしょうね。
他にも貼られている結構な面積が安全に関するものです。
各セクションの代表による「安全決意宣言」が手書きでありました。
2つの朝礼をはしごして、私からスピーチの時間がありましたが、いい仕事をしていただいていることへの感謝と、引き続きの労災防止のお願いはもちろんですが、せっかくなので当社のことを簡単に紹介。
その際つかみとして「当社本社では、ラジオ体操第3を毎日やっているすこし変わった会社です」と言ったら、皆さんの視線を感じましたよ。こういう効果もありますね。
環境部ができました
工事中のバイオマス発電所が試運転に移行するのを目前に控えて、1月21日より組織変更を行い、新規に環境部を創設しました。
小林義昭専務が部長となり、本社には他に、副部長、次長、係長、主任、事務員、それに嘱託の2人、合計8人の島になっています。(今朝は3人欠席)
これまでの生産部肥料課のコンポスト7工場もこちらの傘下になり、生産部物流課も同様こちらの傘下になりましたが、業務の関係上生産部の島に机が残っているという少々複雑な状況となっています。
さて、先日、環境部決起大会なる懇親会をやったそうで、これからきっといい仕事をしてくれることでしょう。
コンポスト工場が少しずつ閉鎖され、異動になっていくでしょうが、彼らのこれまでの良き仕事ぶりからしたら、必ずや新しい課題に力を発揮してくれるはずと信じています。
バイオマス発電所の工事は後半戦へ
12月22日は、お盆前に行って以来2回目の当社バイオマス発電所の工事状況の確認に行って来ました。
遠くから見ると、他人事みたいですが、いきなり田舎に巨大な商業施設でも出来るのかという雰囲気です。
看板には5月31日までの工期と書かれています。いま、建物の進捗状況は60%超え、機械は50%程度です。
ヘルメットして、安全靴を履いて、命綱一式を装備して、施工会社さんに案内してもらいます。
この部屋は更衣室になるのだそうです。左が女性用1台、右は男性用3台のシャワールームとなっています。
ここは巨大な原料庫で、深くなっていて、上のUFOキャッチャーみたいなので原料を拾います。
ここはコントロールルームですね。床の色をその場で決めて欲しいというので、見本を見て即決しました。フィーリングです。なるべく暖かい色にしたいものですが、壁は薄いグリーンしか無かったとのことで既に出来上がっており、なかなか難しかったです。
降りて行って機械室へ。この狭い所に30トンの機械が置かれるということで、耐久性と精度の両方が求められます。振動を最小限にするためのシーリングがしてあります。
外では巨大クレーンで資材を移動中。
この瞬間「まだ近寄るな!」という声が聞こえてきました。緊張感が途切れることのない職場なのでしょう。ご苦労さまです。
改めてメインの機械装置がある部屋の階段を登っていきます。怖い‥。
これが最上階の通路からの眺め。機械装置が全部入ってから屋根が架けられます。
さて降りましょう。
最後に今回来た役員、関係する幹部で記念撮影。
ところで、このバイオマス発電を担う部署として、環境部の発足を先週の人事異動で発表しました。
鶏肉工場より一桁少ない人数が働く職場になりますが、24時間稼働で、未知なるトラブルとの戦いの日々がいよいよ来年度に迫ってきました。
社員を信頼して任せるしかないわけですが、何とも身震いがしてくる今回の視察でした。
バイオマス発電所のパース図
いま、バイオマス発電所の工事進捗率は30%
明日から4日間お盆休みに入る直前の今日、工事現場に足を踏み入れてきました。
近ごろ、友人・知人から「建ってきたね〜、おっきいね〜」と異口同音に言われておりましたが、建物の高さは30m。確かに大きかったです。
重機も見たこともないサイズばかりで、ちなみに写真のクレーン車の手前の錘(おもり)は1枚5トン以上! こういうのが好きな子供たちが見たら喜ぶのでしょうけど、もちろん現場に入れることは出来ません。あしからず。
ところで、近頃出来上がってきたパース図を見て、殺風景だから建物の壁に何か描いたらどうかと思ったのですが、高さ30mに描いたものに手を加えるとすれば、足場を組むだけで数百万円と聞いて諦めました。地元出身の漫画家、古舘春一さんの「ハイキュー」でも描ければと思ったのですけどね。
さて、これまでは鶏糞工場の幾つかを潰した代わりに、このプラントができると言うイメージでしたけど、今日の見学でやっと自分が発電所のオーナーになるという実感が湧いてきました(笑)。
バイオマス発電所はもう動いてる頃ですか?
昨年11月の安全祈願祭を契機に、当社のバイオマス発電所について華々しく報道されてから結構経ったこともあり、周囲の方から「もう動いてるんですよね?」などと聞かれたりするのですが、まだです。
本稼働まではさらに丸1年かかる予定に成っております。 完成するのは来年4月の予定で、そこから試運転して、8月に本稼働して売電が始まる計画です。
今日、久しぶりに現場に寄ってみました。
このロケーションと、土地の造成工事により、こうして道路から見下ろすことが出来ます。建物がかっこよく見えるポイントってあると思いますが、一番見ることになる道路からの眺めが結構良いのではないでしょうか!?
知人で、毎日仕事でここを通るという方が「どんどん変わっていくのが面白いですよ〜」と言ってましたが、全く以て灯台下暗し状態でマズイかも(笑)。