きまじめチキン日記

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カテゴリ:  鶏糞の話題

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 醗酵鶏糞、乾燥鶏糞、炭化鶏糞を製造していたのを止めて、バイオマス発電所に移行したのが2016年。

 その後、どちらかというと鶏糞原料が不足している状況でしたが、最近では農場での増産が上回って、自社の鶏糞だけでも発電所単独では捌き切れない状況となっています。

 そこで自然と、過去の稼働していたコンポスト工場の再稼働が始まっています。昨日はその現場を見に行ってきました。

 最も販売量が多かった、醗酵ペレット鶏糞を作る軽米コンポストは、6年間眠らせていた機械を使えるよう再調整しているようです。

 作るほうと同時に、販売先も確保しなければなりません。6年前には頭を下げて製品供給をストップしたのに、こちらの都合で再度買っていただけるかどうか‥。

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 昨年11月に開催された、パルシステムでんきのユーザーさんと当社バイオマス発電所を繋いだ交流ツアーが、広報誌「月刊きぼうのでんき」の3月号の紙面を飾っていました。

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 写真をクリックして拡大画像をご覧いただければと思います。

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 バイオマス発電所の会議室で、環境課の事業計画確認会があるというので見に行ってきました。いや、見に行っただけでなく、ついついアドバイスもしてきました。

 部門方針の文言については、役員会による事業計画ヒアリングが1月下旬に修正を求めることがよくあるので、その時間が省けたかな。他部署から見ても何を努力しようとしているのかがその文言を見るだけで分かるようにしなさいと言ってるのですが、なかなかそうなってないんですよね。

 さて、発電所の原料である鶏糞の確保については、農場成績の向上に伴いここのところ不足がちで同業他社さんから仕入れで賄っていました。しかしここ2年ほどの羽数増の効果が上回ってか自社原料でも十分な状況になってきているようです。

 それでも鶏の育種改良でひきつづき飼料要求率は向上していくことを見越してか、他社さんとのお付き合いのスタンスは変わらずに行くことのようです。よろしくお願いします。

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 先日報告しましたように岩手日報さんの取材を受け、そろそろ5年が経過するバイオマス発電所の話をしましたが、5月2日の朝刊に大きく出ていました。

 とても上手にまとめていただき感謝です。もっと別な言い方したところは結構ありましたが、逆に記事を読むことで、こういう言い方の方が分かりやすく伝わるかもな、と感心しています。

 取材時のブログ記事ではちょっとネガティブなことを書きましたが、発電の世界に足を踏み入れて悪戦苦闘しながらそれなりのノウハウを獲得できているわけで、それをこれからの脱炭素という時代の追い風に活かせないかチャンスを窺っていきたいものです。

 失敗は成功のもと。ピンチはチャンス。いや、アイリスオーヤマの大山健太郎会長は「ピンチがチャンス」と言ってましたっけ

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 本日は岩手日報さんより、脱炭素の一環としてバイオマス発電所を運営している先進事例としてオンラインでの取材を受けました。

 事前に質問事項をいただきましたので、間違いなく答えられるように担当者からレクチャーを受けてから臨みました。

 さて、振り返ってみますと売電が始まってから早くも4年半が経とうとしています。売電量自体はほぼ計画通りに進んでいますが、設備の傷みが激しくて毎年計画以上の修繕費がかかっています。4年半経過してもまだまだですね。

 また、鶏の飼料要求率が低くなっていることから、燃料となる鶏糞が減少傾向にあることが悩ましいところです。

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 そして、記者さんが指摘していたように、FIT法で新エネルギーによる価格上昇分はユーザーが負担していて、現在では1家庭当たり年1万円の負担になっているということを知らないでいる国民が多いので、今後風当たりが強くなるかもしれないという懸念があります。

 FIT法により始めて20年は高い売電価格が保証されますが、その後は未知数なので万が一はしごを外されたら、発電所の稼働を断念する可能性もゼロではないです。

 でも、農業用肥料として鶏糞製品を供給させていただいた東日本各地のお客様に頭を下げて鶏糞発電に舵を切ったので、元通りにしますとまた頭を下げるのは絶対回避したいですね。

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 チキンインテグレーション(一貫生産)の中で鶏糞処理は欠かすことのできない仕事ですが、その部門の軸として38年間勤務した関口昇さんが満67歳で退任することになり、昨晩送別会がありました。

 27歳で入社。鶏糞処理についてはまだまだ悪戦苦闘していた頃で、入社直後いきなり名簿を渡され、お客様周りをしてこいと言われて面食らったそうです。

 課長として長年醗酵鶏糞の営業をした後は、当社の羽数拡大に伴い、補助金をいただきながらコンポスト工場をどんどん増設。さらに業界初の炭化工場まで手掛けて、気がつけば日本一の有機肥料販売袋数に。

 そして大震災後、それまでの経験と人脈を生かしてバイオマス発電所のプロジェクトに参画。発電所が稼働してからは、生産部開発課の参与として、新規農場の土地探しに貢献していただきました。

 38年の間には、リフレッシュの意味もあって、種鶏孵卵や品質部の責任者も短期間やってもらいました。が、やはり、気持ちは鶏糞事業のほうにあったみたいです。

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 さて、近くにいた部下のスピーチで、「なんとかせー、とよく上司の関口さんに言われた」という話がありました。

 現場にトラブルはつきもの。部下は上司に相談するのでしょうけど、上司として深入りせずに、「貴方を信頼しているから、頑張ってなんとかして」という意味合いで使ったのでしょうね。それを意気に感じて、部下は頑張った。

 それはとりもなおさず、関口さん自身が若い頃に期待されてそう言われたことの反復だったのではないでしょうか。

 創業70周年の当社にあって、高度成長期は今以上にストレスフルな時期であったはず。しかし、そこを打開した逞しい人たちがいて今に至っている。

 こういう精神は時代が変わっても失いたくないものです。

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 今朝はバイオマス発電所に出社し、朝8時からの一連の流れを見てきました。

 まずは昼勤・夜勤の引き継ぎ式。発電所は24時間稼働で、3つの班が12時間交替で仕事をしています。その班の切替わる朝8時と夜20時にやるんですね。

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 危険予知活動をしていますので、仕事を始める前の班は、今日の業務内容、潜んでいる危険、対処の仕方をリストアップして書き込んで発表します。

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 仕事が終わった方の班も同じ内容を報告。

 こうして労災ゼロを積み上げていくんですね。

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 その後、これから仕事の方々はラジオ体操、そして掃除。

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 更に事務方の朝礼となります。こちらにはこの4月から入社した2人の新入社員も参加してました。

 3年が経過して、問題は全く無いわけではないですが、徐々に軌道に乗りつつある発電所。マンネリに成るのがちょっと心配なんですが、今の所まだまだピリッとしているようなので少し安心しながらも、小言を少々漏らして帰途に付きました。

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 当社のバイオマス発電所の視察が本来の目的だったと思いますが、冬季は鳥インフルエンザ防疫期間ということで本社で対応させていただきました。

 私からの挨拶と工場長の説明はぞれぞれ5分強といったところ。打ち合わせ段階で、現場の静止画・動画のリクエストもなかったみたいで、議員の皆様からの質疑に応答していったら90分のスケジュールがちょうどいい具合に終了しました。

 質問の内容とか発言の中身は、流石の県会議員の皆様でしたね。地場産業を応援する立場からの発言や、場の雰囲気を和らげる発言など、洗練されているなと感じましたし、しゃべりやすかったです。

 社内の経営会議をその部下たちがオブザーバーで見て、感心したような感想を述べるのと同じことを今日私も感じました。

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 47万人の会員数を誇るパルシステムさん。

 横浜の我が家もその1組合員ですが、ここ1ヶ月でこんなに当社のことを前面に押し出していただいてました。

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 当社自らこんなアピールをしていいのだと教えられているような。

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 役割が役割ですから、知る人ぞ知る企業であればいいと思っているのですが、それでは時代に合わないのかもしれませんね。

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 今日午前中は環境部の事業所を巡回してきました。バイオマス発電所→農場サポート課→山形コンポスト→軽米コンポストの順です。

 この写真は発電所のシフト表です。24時間プラントは動いているので、年末年始でも最低でも3人は出勤しているんですね。

 黄色が昼で、青が夜勤。オペレーションに関わる社員はおおよそ4日昼勤務→4日休み→4日夜勤務→4日休み、を繰り返しているとのこと。1日12時間会社に居て、10時間労働だそうです。

 発電所が稼働して3年目に入ってますが、最初はこのローテーションに慣れなかったみたいですが、今では休みがたっぷり取れて喜んでいるとか。

 世の中、週休3日を実行している会社があるわけですが、1日の労働時間を長くすることで休日を増やしていったら、集まる人も変わってくるんでしょうね。

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 本日の日経産業新聞に、当社のバイオマス発電所についての記事が掲載されていると、先ほど知りました。

 たまたま大宮駅でメールチェックしてましたら、以前お世話になった方から、読んで懐かしくなってとメールいただいてまして、一目散にホームを降りて手に入れたというわけです。

 開いたら、フルカラーで、第3面の「資源新世紀」という特集のひとつとして出てました。

 記事中で、「鶏ふんだと侮るなかれ。発電所の特徴はとにかく清潔なこと。廊下にはちり一つなく、臭いもほとんどない。」とありました。嬉しいですね。

 当社では朝の掃除で、ガムテープやコロコロを使って、髪の毛一本落ちてない状態にするのがスタンダードになってます。

 バイオマス発電所は当社の最新かつ、一番見学者が多い事業所。最初が肝心ですし「このレベルじゃダメだ」などと厳しく言ってあります(笑)。

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 当社の電力は株式会社パルシステム電力さんに全量販売しています。

 パルシステム電力さんは、再生可能エネルギー支援の趣旨から、当社の電力を主軸にしながらも、小水力や太陽光による電力も仕入れ販売します。

 料金は、東京電力の一般的な家庭の契約である「従量電灯B」に、月額100円+税の「発電産地応援金」 をプラスするという事になっております。ありがたいことです。

 パルシステムの組合員さんに限られますが、既に小売が始まっております。ご興味がありましたら0120−868−106までお電話ください。

 参考までに、よくあるお問合わせのページはこちらです。

(写真:パルシステムでんきパンフレットより)
 

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 ただいま工事している最中の軽米町のバイオマス発電所。

 設計事務所さんが作成してくれたパース図が本社に飾られております。

 雪国ですので、機械設備は建物に覆われた形となっているのが特徴ですね。

 それから、工場敷地の右側にあるのは貯水池です。3000トンの雨水を溜めて浄化してから排水するためのものです。
 

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 今日午前中は鶏糞肥料工場の巡回に行ってきました。7工場あるのですが、都合により6工場を駆け足で。

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 鶏糞製品は今が出荷のピーク。大型トラックが工場に来て積み込みが行われている時期です。

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 しかしそれにしても在庫が少ない。パレットがきれいに積んであったりしてうーん、いいんだか悪いんだか。

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 どうやら消費税増税前の駆け込み需要があったみたいで、それも影響していそう。

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 しかし鶏糞工場もきれいになったものです。とかく汚いイメージを持たれがちな職場ですが、当社の鶏糞工場にはいい気が漂っていると感じました。各職場の皆さんの努力に感謝です。

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 いま家で食べている米は、当社の鶏糞を使って作った山形産の「つや姫」です。

 実は、肥料営業のM課長が社内ブログに書いていたので、「欲しい!」とコメントしたら早速手配してくれました。

 しかし、驚いたことに30キロの袋で到着(価格は内緒)。 しかもなんと玄米(笑)。でもこれ、まったくブレンドなしなのだそう。やったことないので課長にお願いして精米してもらい、社内で希望者にまず分けて、その残りを八戸の我が家族と私で分けて消費しております。もちろん抜群に美味しいです。

 他にもときどきアスパラガスやじゃがいもなどがお客様から届いたりもするのですが、やっぱりそういうのって生命力が抜群にある感じがしますね。 有機肥料で農業のお役に立っていると思うととても誇らしく、また嬉しい瞬間です。

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 今日は鶏糞関係の7工場を巡回してきました。今は春の農作業シーズンで年間でもピークとなる忙しさです。

 しかし、鶏糞原料が不足して1炭化工場は休止。「ありあまる鶏糞原料」が当たり前の状態であるはずなのですが、震災で鶏の生産が滞ったので、鶏糞の原料搬入も少ないのです。

 それにしても鶏糞工場の皆さん、いい顔で仕事してます。需要に応えるべくフル回転。忙しいことはやっぱり気持いいことなんですね。

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 昨夜から営業部の合宿研修を八戸シーガルビューホテルで開催しております。他の部署の合宿も何度かここでやったのですが、海が見えてほんとにいいですね。今日は天気最高で、朝食後の散歩が気持ちイイ!

 しかし、予定通り今日は朝8時から夕方5時までみっちり会議室でミーティング。

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 営業部には今、鶏肉の営業の他に、物流部門(冷蔵庫)と鶏糞肥料の営業がありますが、鶏糞の販売が好調と報告されました。

 中でも、炭化鶏糞が新たな農業用途に効果があるということが発見されたとのことで、供給が厳しいとの話のようでした。

 炭化鶏糞はもう既に珍しい商品ではなくなっているのですが、こんなふうに突然用途の開発がされるということがあるんですね。

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 有機肥料としての鶏糞は、春が販売の最盛期となっておりまして、自分の目で各工場の在庫を確認するために昨日巡回してきました。

 これだけ適正な在庫になっているのは久しぶりかも知れません。

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 農家さんたちに徐々に有機肥料が受け入れられてきている手応えを感じます。

 当社の鶏糞工場の社員もイキイキと仕事をしていることを実感し、嬉しくなりました。やっぱりどんどん作ってそれがどんどん売れていくと、気持ちが明るくなりますよね。

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 たまたま10時の休憩時間に寄った九戸炭化工場では、久慈の「宇部せんべい」を勧められ食べてみました。

 なんと袋には150円の表示。地元の私でさえ、南部煎餅って高いイメージがありましたけど、これだけ入って150円ですか!

 なにげに1枚、2枚と食べると、これが美味しい・不味いという味覚云々を通り越してホントに癖になりそう。しかもこれは子どもの頃食べた南部煎餅より洗練されている気がする‥。

 全国区になってものすごく伸びている注目の会社になっているようで、北限の海女(あま)と同様、久慈市の元気の象徴ですね。

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 二戸市内の本屋さんで、雑誌、現代農業 2009年 10月号 の山積みを発見。今月号の特集は「堆肥栽培 列島拡大中」じゃないですか。会社では定期購読してますが、良い機会なので購入しました。

 まだ読んでないですが、引き続き、このタイトルの通りの基調で進んで欲しいものです。

 そうなったのも、世界的に景気が良く、原油価格が高騰し、化学肥料の高騰があったからです。化学肥料の市況は一時期に比べると落ち着きましたがそれでも高水準だと春には言われておりましたが、今でもそうなのでしょう。

 12日放送のNHKスペシャル「金融危機1年 世界はどう変わったか」では、再びアメリカのファンドマネーが動き出している姿が描かれていましたが、日経平均もアメリカの株価も徐々に回復しているわけで、有機肥料にとっても好材料です。

 ただ、この流れだと飼料も比例して上がるので、痛し痒しなんですよね。

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 本日午後、当社もお世話になっていますP社さんの「JA新いわて公開確認会」に参加してきました。

 JA新いわては合併によって岩手県の半分に迫る面積を持つ地元農協で、当社(S副部長)も含め8者によるプレゼンによって、農協を始め関係する団体がどんなことに取り組んでいるのかがだいぶ理解できました。

 また、供給させて頂いている醗酵鶏糞がどう使われ、循環型農業がどう動いているのかを改めておさらいできました。

公開確認会

 農協さんのプレゼンによりますと、400kg/10アールの醗酵鶏糞散布による水稲栽培の特徴・課題は下記の通りだそうです。

<特徴>

  1. 初期生育が慣行栽培よりゆっくり。また、生育後半まで肥効が継続。
  2. 気温が上がってくるとガスの発生が著しい。
  3. 食味は慣行並み。

<栽培上の注意点>

  1. 根腐れ防止のため、こまめに水の入れ替えを行うこと。
  2. 倒伏防止とガス抜きのため、6月下旬に中干しをしっかり行う。

ジーピーエス産直通信から

 化学肥料の使われ方に比べれば、まだまだ回数が少なく潜在能力が引き出せていないと思うので、今後に更に期待です。(素人考え?)

加湿器と花

 昨年中に社内では発表したのですが、1月21日付けの人事異動で、肥料部という名称が無くなります。

 これまでこの部署は、(有)二戸コンポスト → (株)十文字バイオアペックス → (株)十文字チキンカンパニー肥料部 と来たのですが、今回は製造側を生産部の一部に組み込み、営業側を鶏肉の側の営業部に組み込むということにしました。

 「鶏糞の事業は我々の体の一部である」という感覚を高めるという意図を持っての機構改革です。

 そして、こうしてみると本体(鶏肉を生産している流れ)から離れていた部署が本体により絡んできているという傾向は一貫しています。

 これまでの関係者は少々寂しい気持ちでいることでしょうが、この形の方がよりお客様にも良いことになるのではないかと密かに思っております。

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 今年最後の肥料部の顧客訪問ということで、宇都宮を起点に、2日間で茨城県、埼玉県、新潟県、福島県とおよそ600キロのレンタカーでの行程を、M課長代理の運転で回ってきました。大雨に見舞われましたが、雪が降らなくて予定通りに進みホッ。

 さて、今回はどちらの会社さんでも社長に対応していただき、お詫びを申し上げたところ、ご年配の社長から若い社長まで多様な方々に見解をいただき、またまた非常に充実した2日間となりました。やっぱり会社の方針はお客様が決めると言っても過言ではない!

 ところどころで日本の食料自給率が話題になり、政治への無力感が話題になるのですが、もし休耕地を復活させたとすると、肥料が不足する事態に日本は陥るのだとか。

 今でも中国の政策に翻弄されるなどして、背中を押されたり急ブレーキをかけられたり、価格の乱高下で経営が立ち行かない肥料問屋さんが出てきそうだということです。

 そういう意味では、国内の畜糞は十分な供給量があるわけで、耕作地が増えるとやっと我々供給側とバランスが取れる方向に行くんですね。

 世界的には肥料が逼迫している現在、食料自給率さえ上がれば、国内では自然と循環型農業が推進されるわけで、‥んー、結局、政治に期待します!

(写真:郡山駅西口にて)

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 肥料部のお客様訪問・おわびの旅も第5回目を迎えました。今回は名古屋と東京方面でした。

 名古屋のお客様には厳しい叱咤を頂きましたが、同時に、鶏糞の価値を強く後押しされて、賛辞を頂いたような複雑な気持ちで帰途に就きました。

 鶏は腸管が短く、鶏糞の栄養成分は70%も残っているという事実。世界には鶏糞そのものを豚に食べさせる地域もあるくらい価値があるわけです。

 まあ、仮に先進国で鶏糞を食べて大きくなった豚を提供したら、マイナスイメージで全く売れないでしょうが‥(笑)。

 もしかして、言葉を換えると、鶏糞は植物の「エサ」とも言えるのでは? 

 飼料と肥料はまさしく紙一重では?

 飼料の70%の栄養成分があるんなら、飼料の0.7掛けの値段で売れないかな? ‥ははは、冗談です。

(写真:名古屋駅新幹線ホームから)

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 今週も例によって肥料部の顧客訪問ということでK課長と出張です。月曜夜は札幌泊まり。翌朝旭川から置戸に移動し、塩別つるつる温泉に宿泊。今日は士幌町、芽室町と回って終了。私はとかち帯広空港から羽田に飛んで、都内のホテルにチェックインしました。

 昔からお世話になっているお客様と昨晩食事した中で、商品のネーミングに言及されたので、思い出したついでに顛末を書いてみます。

 まずは醗酵鶏糞「白鳥(しらとり)」ですが、これは当社の肥料部が(有)二戸コンポストだった時代に、初めて作られた当社のオリジナルネーミング第一号です。当初この部門を率いていたS常務が、工場のあった地名が「白鳥」ということで、イメージもぴったりということで付けたそうです。

 社名をCIで(株)十文字バイオアペックスに変えた際に、その勢いでパッケージングも含め全面刷新して、あれこれ変えました。

 乾燥鶏糞には名前が無かったのですが、更別村のある農家の方が「手間はかかるけど乾燥鶏糞は安くてとってもありがたいもので、上手に使うと本当に金の成る木になるんだよ」という言葉から「億万長者」というめでたい名前を思いついたのでした。

 その乾燥鶏糞をペレット化したものが「ペレットくん」です。ペレットという言葉はそのとき初めて知ったのですが、語感がよかったのでそのまま使いました。

 醗酵鶏糞をペレット化したものが「宝島」です。これも億万長者と同じノリです。

 最後に、「炭太郎」ですが、これはジャストシステムの一太郎がその当時人気でしたので、パクらせていただきました。

 一番インパクトがあったのが「億万長者」だったと思いますが、実は営業担当者はその名前で、引いてしまったと後で言われました(笑)が、なかなか浸透度が高くて乾燥鶏糞の販売にお役に立てたかなと思います。

 その当時、日本経済新聞の一面のコラムにこれらのネーミングが取り上げられ、また、その余波で業界紙で「日経新聞一面に取り上げられるとは快挙」と褒めていただき嬉しかったものです。

 パッケージについては依頼した八戸の業者さんががんばってくれ、期待以上のものを提案してくれ鳥肌が立った記憶があります。

 こうして肥料部のお客様を訪問して、鶏糞は「クソ」ではなくて、鶏の腸管が短いから栄養素が70%も残る、栄養満点のエサに準じた、まさしく「宝」だということを指摘され、認識を新たにした次第です。

(写真:今朝6時に塩別つるつる温泉を出発しましたが、ガラスが凍結していて、お客様の社長、専務に手伝ってもらいました)

月岡ホテル

 またまた鶏糞のお客様へお詫びの旅。今週は、宮城県と山形県でした。

 大半のお客様は、私が鶏糞の分野を十分知り得ていない社長ということで、やんわりと対応頂く場合が多いのですが、厳しい方ももちろんいらっしゃいます。

 今回はお詫びの核心を捉えた叱咤というより、社長から社長への対処法としての叱咤。それに、鶏糞といえども品質で選別される厳しい業界だと言うことを認識させられる叱咤でした。

 効きました。

(写真:山形県の上山温泉 月岡ホテル 雨の中庭)

弘前城外濠の紅葉

 鶏糞製品でお世話になっている青森県のお客様を、担当営業のM課長代理の案内で回ってきました。例によってお詫びを兼ねてです。

 農業用資材を扱うお客様ですから、会話していると最近の農業の情勢が分かります。

 リンゴは豊作貧乏。ニンニクは昨年秋から絶好調ですがどこまで続くか。肥料情勢も飼料と同じく天井知らずの値上がりが落ち着き、値下げが見られる品目も。

 鶏糞は見直されてきているようで、方々で今後の値上げには太鼓判を押されたました。

 また、久しぶりにお会いした社長さんたちが年輪を重ねたお姿を拝見でき、非常に懐かしい気分になりました。私の怠慢でそうなったわけですが‥。

 それにしても、当社営業マン、当社製品、当社を本当にご愛顧頂いている様子を感じさせていただき感謝の思いでいっぱいです。

(写真:弘前城外濠の紅葉)

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 鶏糞商品のことで、担当のK課長と北海道のお客様にお詫びに出かけてきました。

 怒られることをしたので、もう謝るしかありません。そして、今後、これ以上信用を落とさないように、引き締めてやり続けるしかありません。

 「社長にあれこれ怒るわけにも‥」と言いながらも話して頂き感謝の気持ちで一杯です。

 怒ってくれたほうが、私も「もうこういうことは二度と起こすまい」とずっと忘れないでしょう。

 また、肥料業界の情勢やら、その先の農家の状況を聴くことが出来ました。

 貴重な旅になりました。

花

 IBC岩手放送で放映されている「十文字チキンカンパニー 十の約束」の今回は第4回で、鶏糞を醗酵させて商品化する工場を取り上げました。

 鶏糞はその大半が、肥育農場からのものですが、今回は種鶏農場の画像が入っておりました。お詫びして訂正します。

 ところで、既に4回経過し、6回を残しているのですが、TBSの番組編成が大規模に改変になったそうで、こればかりはIBCも当社の番組枠をきれいに水曜日21:54から10回全然取れないのだそうで、一度早めに放映してしまって、再放送を‥、という申し出を受けております。

 いま分かっていることとしては、

 9月20日(土)(二戸工場の回)18:54〜
 9月22日(月)(県央工場の回)19:54〜
 9月28日(日)(県北工場の回)16:54〜
 10月15日(水)(久慈工場の回)22:48〜

 デジタル配信される番組表には「十文字チキンカンパニー 十の約束」とありますので、ソニーのレコーダーであれば、「おまかせ丸録り」機能に、「十文字」と入れておけば変更があっても大丈夫なはずです。(岩手県の方に限りますが)

無農薬野菜

 ここのところ当社の鶏糞のことで、肥料関係のお客様には大変なご迷惑をおかけしております。

 詳細をここで述べることは遠慮させて頂きますが、誠に弁解の余地がなく、平に謝るしかないと認識しております。

 本来はこちらからお詫びに行かなければならないところですが、あるお客様がわざわざ当社までおいでになりました。

 いかに混乱したかの説明を受け、社長としての不甲斐ない指導力不足を再認識させられ、平に謝るしかなかったのですが、同時に当社の鶏糞を愛用して頂いている農家さんたちの存在を再認識させられました。

 ありがたい‥。当社の鶏糞を愛してくださる農家さんを裏切らないよう、しっかりやります。

(写真:実家の母が自家用に作っている無農薬野菜)

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 今日はS課長代理の案内で、鶏糞リサイクル工場を7工場巡回してきました。

 春の需要期を迎え、在庫がどれくらいか興味津々で巡回しましたが、結構ありましたね(笑)。

 鶏肉と違って自社の工場の敷地内に積んであるので、見ればよく分かります。

 昨年秋に新工場が完成し、更に工場の皆さんが頑張って効率を上げて稼働しているので作る方は元気があるのですが、売る方が順調に伸びているとはいえ、期待値に届いていないといったところです。

 化学肥料が世界的に2〜3倍に高くなっている時代ですから、有機肥料も先高感があるのですが、恩恵に預かるのはまた先でしょうか。

 さて、ある工場の若手管理職が「社長、くさくないですか?」と訊いてきました。

 実は、鶏糞の臭いは不思議とほとんど感じません。幼い頃に身近にあったからでしょうね‥。

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