きまじめチキン日記

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カテゴリ:  営業の話題


  紹介が遅くなりましたが、YouTubeに「菜彩鶏の歴史」がアップされています。

 菜彩鶏ができるまでが分かっていただければいいなと思いますし、また農場長の飼育の苦労が少しでも伝われば幸いです。

無題

 一度は私が試験的に作って頓挫したFacebook上の菜彩鶏のページ。この4月より営業部のA主任が立ち上げてくれました。

 背景の写真をはじめ社内で撮影するなど手づくり感満載です。菜彩鶏をお使いいただいているお店の情報など身近な情報を発信しております。

 どうぞごひいきに!

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 真夏の8月6日のことでしたけど、地元のレストラン・ボヌールを貸し切ってお客様の御接待をさせていただきました。

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 贅沢にも6人で貸し切り。すみません、本当はもっと多いはずだったのですが‥。

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 この日カウンター席に座りませんでしたが、この通り飽きないです。地元の方々の名刺が貼ってあったりします。

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 オーナーシェフ奥様のコレクションなのか、お客さんが置いていくのか、片隅にかわいいキャラクターがたくさん。

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 オーナーシェフの古舘貢市さん。ちなみに趣味はアイスホッケーということで、我が息子たちとの接点もあります。

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 奥様の書き物とかまたいいんだなー。

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 窓側も黙っていません。

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 メニューの記憶は曖昧なのですが‥、まずは、菜彩鶏のジュレ。

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 トマト味のスープ。

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 前菜の盛り合わせ。

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 菜彩鶏のコンフィが左です。ちょっと小さめに切って。

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 ピクルス、いいね。

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 ぱっと見普通っぽいサラダがまた美味しんだわ!

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 リゾット美味しいのに、この時点でもうそんなに食べられません(笑)。

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 最後にアイスクリーム。

 この日、二次会を含めてワインは人数分以上の7本消費でした。痛快な夜でした。
 

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 1月22日(水)は当社3工場ともに臨時休業することになりました。お客様にはご迷惑をお掛けします。

 ここのところの寒さで鶏の生育が計画を下回っており、農場在庫の先食い状態が加速しており、調整を入れなければならないという苦渋の決断です。

 ちなみに同じカロリーを摂取しても、寒いと体温維持にカロリーを消費してしまうので、筋肉があまりつかなくなりますし、脂肪のつきも少ないのです。ですから同じ若鶏でも夏と冬、いや春も秋も少しずつ違うのかもしれません。

 加えて、25日に発表になった3ヶ月予報では、東北地方太平洋側は晴れて寒さが厳しくなりそう。臨時休業がこの1日で済めばいいのですが‥。

 さて、先日盛岡在住の転勤族の方が、「このぴりっとした寒さがいいんですよね」と言ってました。確かにそれを感じることがありますが、−10℃クラスの寒さは勘弁して欲しいです。
 

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 昨日、今日とP社さんとの取り組みである「までっこチキン生産者連絡協議会」の公開確認会が行われました。すでにP社さんとの取り組みは15年を数え、公開確認会は10年ぶり2回目となります。

 1日目は、工場視察の後、新安比温泉 静流閣に移動して、双方の挨拶の後、産地概要説明、飼料、解体、自給飼料の取り組みについてプレゼンと質疑応答。

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 そして懇親会では自慢の「までっこチキン」全パーツを使った料理に舌鼓を打ちました。

 打ち解けて来た頃、特別企画の解体ショー。T工場長が自慢の腕を見せてくれました。T工場長の腕に敵う社員はいないと思いますが、日ごろしっかり技術を身につけている社員たちはやりたかっただろうなー。

 実は私、社長の特権で酔っ払った勢いで、「モモの小バラシやらせて!」と言って久しぶりに包丁を持ちました。肉が骨に少し残ってしまったけど、まあまあ思ったより出来た感じ。「社長、意外ですねー」と言われてまんざらでもなかったです(笑)。

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 今日は日本サブウェイさんのアテンダント(アルバイト)向けのPV(プロモーションビデオ)撮影の対応をしました。

 飯田みゆさんという、ネット画像より実物はずーっとかわいらしいモデルさんがサブウェイのアテンダントの姿で当社工場を訪れるというシチュエーションで、そのイントロとエンディングに私の出番がありました。

 早速私の部分の収録。イントロでは、お使いいただいている菜彩鶏の説明をして、ついでにエンディングの収録。しかしこちらの準備不足でいまいちな出来。

 でもまあこんなものかとエンディングの収録を終えて帰途についたのですが、どうも納得いかず道を折り返してきて、クルーが工場内の撮影を終えたところで再度撮って頂きました。

 地元のテレビ局の番組の収録などより、より直接的に菜彩鶏の売上に結びつくだけに、こういうPVのクオリティにはこだわりたいところ。私よりビデオ写りの良いトークが出来る社員いてくれないかな‥。
 

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 昨日は日本サブウェイさんの社長をはじめ、フランチャイジーの方々一行様の来訪の対応。県央工場と農場の生出(おいで)第1ファームを案内しました。

 とは言っても、農場は年間を通して入場禁止とさせていただいておりますので、写真のように張られているロープの外という対応になります。中にいる青い作業着が農場長です。

 工場で見ていただいたDVDで、見えない鶏舎の中を想像していただけましたでしょうか。

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 それにしても今日いただいた質問は鋭かったですね。

 「菜彩鶏は一般鶏と比べてコストはどれくらい違うのですか?」

 「国産と輸入品はどういう違いがあるのですか?」

 「工場の社員の方々には、販売先のこととかをどう伝えているのですか?」

 久し振りにスーツを着て対応しましたが、核心を突くこれらの質問には冷や汗が出ました。でも涼しく穏やかな天候に恵まれて良かったです。

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 桐生茂忠顧問の送別会が昨晩、二戸パークホテルで行われました。本人は「昨年の野中さんみたいに派手にやるのは勘弁してくれ」と表明していたのですが、今回は健助会長とOBの村上弘晃氏(元営業担当常務)の主催ということでやっと許可が降りた格好です。

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 会場の都合で、だだっ広い部屋にテーブル2つだったのですが、会長の指示でまもなく1テーブルに。

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 桐生元専務は44歳の平成4年、我々のお客様側の某社から当社に入社。加工品の担当を長く務めました。

 平成11年51歳で取締役就任。そして村上元常務の退任を受けて営業担当常務に。平成19年から24年までの5年間、専務として私をサポートして頂きました。

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 村上さんが自分の後釜として桐生さんの入社を仕組んでくれたわけですが、そういう意味では本当にありがたかった。しかも退任後もそのまま二戸に住んでいただいてます。

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 入社の前後、最初にお目にかかる前に、ギャンブルが好きだという噂が聞こえてきたので、そんなタイプの人が生真面目な当社に合うのかな?と思ったものでしたが、今振り返ると私がよく言う「よく学び、よく遊び、よく働こう!」を地で行くキャラクターでしたね。職人気質の仕事人でも有りました。

 持ち前のえびす顔なので、怒っても、少々きついことを言っても、本気なのか演出なのか冗談なのかよくわからないことが結構ありました。また、かなりきわどいブラックジョークを吐きながらも憎めない。

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 締めの挨拶で涙を見せる姿‥。ははは、もちろん、なんちゃってです。

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 この夜以外も連日のようにあちこちで送別会をして頂き、業界の皆様には私からも感謝申し上げます。

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 お客様もたくさん見ていらっしゃるようなので、今回は特別に集合写真を披露させて頂きます。皆様ご愛顧ありがとうございます。

 いま営業部は、片目治療中の佐藤専務はじめ、バドミントンで肩の脱臼1名、スキーで腕の骨折1名、育児休暇中1名ですが、みなさん持ち前のパワーと明るさで頑張ってくれています。

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 最後は胴上げ。20年間お疲れ様でした! そして、ありがとう!!

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 昨日の試食会では、ライバル会社の銘柄も交えてブラインド(目隠し)テストをしました。

 自慢じゃないですけど、先月もまた社長としての面目を保って最高得点を獲得しましたが、今回は口惜しいかな外してしまった〜。

 というのも、当社の菜彩鶏とコンセプトが似ているのがあるんですよね。 でも改めてスープの色とかあれこれ確認して見ると、峻別できる理由がちゃんと現れています。なんだそういうことね。おかげでコンセプトが似ている後発の銘柄の特徴が分かりました。

 変な喩えですが、こうしてみると試食での銘柄当ては、ゴルフのグリーンを読むのに似ています。推理して実行して、外すとなぜ外したか、ロジックが分かる。回数やると間違い無く的中率は上がりますね。それだけ違いはありますね。

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 ある新商品の比較試食。当社内で試してみたら既存のものに比べ差が分からず。しかし先方では劇的な差が出たということで、再度食べてみましょうよという提案をいただき、今日は一緒の場で試食する機会が設けられました。

 結果としては差がわからず。先方も、少なくとも今回は違いがないことを認めていただきました。

 それにしてもホントに比較試食は難しいですよね。まずもって、同条件にすることが難しい。同じもも肉でも上のほうなのか下の方なのか、皮の付き具合はどうか、サイズはどうか、過熱状態は一緒に出来たか、味付けがあったら濃淡は均一なのか‥、キリがありません。

 そして人の先入観を排除するためには、本来ブラインドテストでやらなければならないと思います。そしてテスターに「絶対違いを見逃さないぞ」という気持ちが入っていれば、相当なものでしょう。

 今日はこれまで先方との見解の違いがあったので、私も本気モードで挑みました。

 比較試食は我々この道のプロと言えども食べることですからリラックスムードになってしまいますが、改めてビジネスの戦場なんだという思いを強くした試食会でした。

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 リフレッシュ休暇中の月曜日に、生産部担当役員のS常務から携帯メールが届きました。農場の体重回復が思わしくないので、一般どりで15%の供給量カットをアナウンスしたとのこと。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

 滝沢村の野鳥の鳥インフルエンザは低病原性だったということで少し安堵したところに、リフレッシュ気分が吹き飛ぶようなニュース。参ったなー、と思いながらもリフレッシュ休暇を予定通り取らせて頂きました。

 そして今朝、理由を聴きました。

 年明けからの寒さは大きな要因ですが、それは同業他社とて同じ。他社さんがこんなふうにお客様に迷惑をかけていないのだとすれば、当社内に問題があると断言するしかないわけです。

 昔ながらの鶏舎が老朽化していて寒さに弱いというのはあるでしょう。しかし、現状分析と適切な判断、そしてそれを実行に移せる組織力があればリカバリーできるはず。

 生産部はコンビニと一緒だと思っています。天候に合わせて日々いかに適切な判断をしていくのか。その判断の成功パターンを蓄積して行って精度を上げる。人づくりを含めて、ノウハウをシステマチックに仕上げていく。

 どなたか大手コンビニさんから経験者を採用したいくらいです。
 
(写真:昨日、千葉県の御宿駅にて)

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 昨日は人気急上昇中のファーストフード「サブウェイ」さんの「ニューイヤーコンベンション2012」というイベントが東陽町のイースト21というところで開催され、私はステージに上がる側として行って来ました。

 こういうシチュエーションでステージに上がって菜彩鶏について話せというのは結構プレッシャーでしたね。レタスを供給する長野の中西産業さんのあと、最後に登壇(写真の直後)したんですけど、登壇したらサブウェイの伊藤彰社長とタレントの中西哲生さんが笑顔で握手してくれたこともあってか、思ったより落ち着いて話せました。

 「菜彩鶏の特徴は?」と司会の方から振っていただいて、私は次のように話しました。

 菜彩鶏には大きく分けて3つの特徴があります。 

 まずひとつ目ですが、みなさんの中に「鶏肉は臭いが嫌だ」という方がいらっしゃるかも知れません。その鶏肉の臭いは実は飼料から来ています。魚粉とか肉骨粉などを食べさせるから臭いが強くなります。 菜彩鶏は初期には少しだけそれらを摂取しますが、あとは同じタンパク質でも大豆などの植物性のタンパク質を摂取しますので臭いがかなり軽減されます。

 また、この植物性タンパク質の副次的な効果として、肉が柔らかくなるということがあります。冷めても柔らかい、とも表現してますけど、いずれ今の消費者にとって、柔らかさは非常に好まれる要素です。

 2つ目ですが、抗生物質、合成抗菌剤を与えないということがあります。日本国内では年間6億羽の若鶏が出荷されますが、その内の約1割が、抗生物質、合成抗菌剤フリーと言われています。もちろん国内では出荷前の7日間は抗生物質、合成抗菌剤を与えてはいけないことに成っているので、国産チキンはすべて残留がないのですが、やっぱり全く使わないのが欲しいという方はいらっしゃるので、ちょっとコストが高くなってしまいますが、要望にお応えしているのです。

 3番目ですが、 ビタミンEを強化した餌になっていますので、肉にもビタミンEが豊富で、通常の若鶏肉に比べ、ドリップがなく、日持ちも良いのです。

 ‥などと話しました。それから「野菜のサブウェイ」を標榜しているブランドですから、誤表示、間違ったセールストークの無いように念を押して下記のことを話させて頂きました。

 菜彩鶏の「菜」を字を見て、野菜だと誤解してしまいがちですが、野菜を食べさせているわけじゃありません。「植物性タンパク質」を摂取した鶏ですと表現してくださるようにお願いします。

 また菜彩鶏は「地鶏」でもありません。飲食店様、流通各社様、どうぞよろしくお願いします! 
 

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 当社の看板商品「菜彩鶏」が今年、発売20周年を迎えます。

 それまで銘柄鶏に取り組んだことがなく、輸入品の攻勢により市況が悪化したことを受けて、なんとかしなくてはと使命感に燃えて社内でプロジェクトチームを作って、社内外の協力を得て実現できました。

 20年前のこころざしからすると、さて今の姿はどうなのかというと、やっぱり世の中の変化に応じて変わってきたこと、変わらないことことがありますね。

 変わったこととしては、飼育から抗生物質・合成抗菌剤を排除するようになったことがまず挙げられます。20年の歴史からするとごく初期のことですのでもう当たり前になっていますが、当初は長期無薬だったんですよね。

 それから、「黒金」と言われる地方色、土着色を排除した色使いで従来の他社の銘柄鶏とは一線を画して緑色を使っていたのですが、今は禁断の黒プラス赤になっています。

 また、20年で育種改良されて飼育日数が短縮になったことと、肉が大きめになったこと、それに無鑑別で飼育するようになったことも挙げられます。

 変わらない代表は飼料のスペックでしょうか。ごく当初に動物性タンパク質を与えたあとはずっと植物性タンパク質に切り替えるという点と、ビタミンE強化についてはずっと変わっていません。

 20年ですから、紆余曲折あれこれあったと思います。過去をしっかり記録しているような会社ではありませんが、どんな思い出話があるのか、社内で掘り起こししてみたいと思っています。

(写真:日本アクセスさんの商談会にて)

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 懐かしの八幡平リゾートホテル。以前に、経営母体のJR東日本が閉鎖するというニュースを聞いたときには非常に残念に思ったものです。エントランスの並木をはじめ佇まいが好きだったもので。

 その八幡平リゾートホテルで営業部が合宿をするというので、経営母体が日本ケーブルさんに移っていたとはしらなかった私はビックリもし、嬉しくも思いながら出かけてきました。

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 到着したのは昨日夕方6時半過ぎ。軽く温泉に浸ってから、7時の予定がちょっと延びて7:20より玄関の上の階の部屋で宴会が始まりました。

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 席順は工夫しなさい、と私から常々言ってあるのですが、幹事さんはネットで調べた今年の運勢を、干支と星座と血液型のバリエーションで出てくるサイトから入手して、参加者の運勢の良い順に並べてくれました。

 三十数名の参加者の中で、なんと私の運勢がダントツの運勢だそうで、576のバリエーションの中で2位。嬉しいことに業績も絶好調で11位!?。金運が94位で、恋愛運が100位。うーん、今年も残り少ないし、来年が怖くなってきた‥。

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 料理は当社の菜彩鶏を使ってあれこれ料理を作って頂きました。

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 もちろん美味しかったですが、彩りが綺麗なのが印象的でしたね。

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 折しも八幡平は紅葉のシーズン。もしかして季節に合わせた色彩で料理を自在に出すホテルかも。

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 恒例になっているテーブル対抗の早食い大会は、
せんべいとパウンドケーキとコーラ。ヘビーな3品で、見ている方も少々辛い(笑)。

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 大の中年たちが踊っているようですが、これは万歩計のカウンター数字の勝負という趣向。なかなか気が利く幹事さんのアイデアです。

 おお、この写真では奥で若い幹事さんがニンマリしていましたわ。

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 お待たせしました! 菜彩鶏と鶏王の出荷再開しました!!

 5月19日から工場稼働は通常通りに戻っておりましたが、銘柄鶏はまだでしたので100%元通りとは言えなかったのですが、これで完璧です。

 実は、量販店さんに滅多に足を運ぶことがない私が、この機にお詫びと、再開の際は元通りの銘柄を買っていただけるようにと東北、関東の十数社さんを、荷受さんに案内していただき訪問させていただきました。

 社長が来たということで多少はリップサービスもあったと思いますが、消費者に固定ファンがしっかりいらっしゃって、売り場に無くてはならない当社の銘柄鶏という手応えが感じられて、俄然テンションを上げて訪問先を後にした5〜6月。 

 とはいえこの3ヶ月間の間に他社さんの銘柄鶏が補って活躍していたのも事実。売り場でしっかり復活できるよう注視していきます!!

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 震災の二次的影響で飼料供給が滞った末に、長期飼育になってしまった鶏の肉は社内でも何度か試食し、好評を博しておりましたが、「ちょっと贔屓目に見てしまうかもな〜」と思っておりました。

 しかし、やっぱりといいますか、舌が肥えていらっしゃる方ほど異次元の味を喜んでいらっしゃるかもしれません。

 というのも、親しくお付き合いしてもらっている農産物流通コンサルタント山本謙治さんの大人気ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」にて高い評価を頂いておりましたのでぜひクリックしてご覧ください

 しかし‥、通常の商品を褒められたわけではないので複雑な気分です(笑)。

(写真:今日の秘密の試食会「美味しかった!」)

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 宮城県石巻市の水産関係の取引先に見舞いに行ってきました。市内に入り、取引先の本社に近づくに連れてどんどん被害がひどくなっていく。

 取引先の建物も1階のほとんどが浸水。180名ほどの従業員のうち、5名が亡くなったそうです。そして大半の従業員を一旦解雇。工場設備の復旧を目指して動き始めた様子でした。

 掛ける言葉も思い浮かばず、とっさに出たのは「こういう厳しい状況をくぐり抜けた会社は強くなりますよ」という言葉でした。

 実際そう思っております。同業者で鳥インフルエンザがあちこちで発生していて、当社のエリアがまったく無事だったときは、「他社が厳しい環境に揉まれて強くなっているときに、当社は相対的に今弱い状態かもしれない」と思えてきたものでした。

 強い会社をさらに強くするのがこういう試練と信じたい。

(写真:愛車の荷室)

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 震災後、ほぼ毎日恒例になっている10時からの打ち合わせ。

 今日は、まる1週間ぶりに工場が稼働になりました。その入荷した鶏がちゃんと太っていたのかというと、残念ながら農場での出荷予想に充たない体重での入荷になっていてガッカリ。

 会議の後、写真のように実際の肉を検品して、最後には試食もしてみました。3月下旬よりはだいぶ商品らしくなってきました。

 しかし、一部のお客様よりクレームを頂いていることもあり、正肉の格外基準の引き上げをすることにしました。

 お客様に量を供給するか、質を落とさずにするか、会社の台所事情を含め非常に難しいところですが、なんとか回復しつつ有ります。

 しかし、週2日稼働のペースに鶏の体重がついてくるのか、まだまだ予断を許しません。

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 当社のもみじ(鶏の足)を輸出していただいているT社さんの案内で、国内では珍しいもみじを料理に使っている店に案内いただきました。

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 写真の通りもう原型をとどめていないといいますか、ほとんど違和感なく食べられます。爪は除去されてますし。ただ骨は残りますけどね。

 この料理目当てなのか、このお店「台湾海鮮」は女性客で賑わってましたよ。

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 さて、高病原性鳥インフルエンザ発生で困るのは、このもみじの輸出が滞ることです。

 島根の農場に続いて、富山の野鳥から検出されたとか。本格的な冬はこれからという今、心配です。

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 お客様にはご迷惑をおかけしますが、昨日から3週間にわたり、契約数量の10%カットをお願いしております。

 お察しの通り、この暑さで鶏の生育は芳しくなく、平均体重が落ち込んでおり、約束の数量が確保できない状況です。

 熱死のことをよく言われますが、実はこれくらいの羽数の熱死は織り込み済み。育成率に換算すると単月で1%程度の落ち込みですから、たいしたことないのです。体重減のほうが大きい。

 この暑さで消費の方も振るわないようですし、10%カットもどちらかというと歓迎ムードではないでしょうか?

 でも、北(東北・北海道)はこうして生育に苦労しているのに南(九州)は生育順調だとか。ちょっと悔しいですけど、ね。

 まあ、こういうことでもないと、年末に向かっての相場上昇のカーブが描けないでしょうから、前向きに考えようじゃありませんか。

 しかも、ただでさえこの秋冬は雛不足が言われていたのに、当社も含め、種鶏(親鶏)の熱死も発生しており、これから国内産地の供給が細るかな?

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 昨夜から今日の午後にかけてホテル安比グランドで営業部の合宿。

 宴会では早々からイッキ飲みが始まりました。しかも、日本酒1合トックリで! 46年余りの人生で初めて見た光景!

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 飲めなければ営業できないわけじゃないですけど‥。

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 K専務も‥。

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 結果、カラオケは異様な盛り上がり。

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 今朝聞いてみますと、少なくとも2人がかなり大変だったみたいです。

 離れて仕事している皆さんなので、ある意味今日の座学の勉強会よりも懇親のほうが重要なので‥、まあ、いいんじゃないでしょうか(笑)。

試食会

  役員会終了後に、役員による銘柄当ての試食をブラインドテストで行いました。

 6種類でしたが、この違いはほとんど分からないだろうというのがいくつかありましたので、相当難しいことは予想されましたが‥。

 さすがに、自社商品「菜彩鶏」と「みちのく赤鶏」の正解率は圧倒的でした。(ちなみに今回は鶏王は外して試食)

 これを実施した本社2階図書室は、小さい窓しかないので暑かった‥。準備したM主任、S君、ご苦労様でした。

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 産直若鶏「産直運動・事業提携に関する基本協定書」の調印式を、盛岡市の岩手県自治会館で、いわて生協さん、昭産商事(株)さんと済ませてきました。

 社長として初めての調印式。筆ペンと太字ペンと用意されていたのですが、下手を承知でせっかくだからと筆ペンを選択。

 しかし、練習もせずに癖のある筆ペンでうまく書けるはずはなく、悲惨な状況に‥。2つ目のが届くと、昭産商事の支店長の太字ペンできっちり書かれたものを見て滅入って‥、3つめのものには加えていわて生協の理事長の毛筆の美しいものが届き、更にがっかり‥。

 あー、太字ペンを使えば良かった‥。

 

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 加工品でお世話になっている京都市内のヒノマルさんの新社屋披露のパーティーが先週、JRの駅の上のホテルで先週盛大に行われたのですが、例によって当社は豊橋市の高病原性鳥インフルエンザを警戒して急遽欠席させていただきました。

 その後、同地域で3例目まで発見されているわけですが、愛知県内に途中下車しないという条件で関西地区への出張を品質統轄部に許され京都にやってきました。

 業界の若手の会である「21世紀の会」の仲間でもある田村社長に案内いただき、まだ入居前の本社と物流センターを拝見させていただきました。

 玄関は開放感と清潔感を感じる仕立てで、オフィスはかなり広めで社員がうらやましいほどです。

 テストキッチンと社員食堂の扉が別々にあって、中は同じというのがなかなか面白かったですね。

 それから、今風といいますか、センサーで人を感知すれば照明が点いたり、自動化が徹底していて、やりたかったことを先を越された気分でした。

 どちらかというとオーナー社長が牽引するワンマン会社というイメージが強いヒノマルさんでしたが、話を聞いておりますと、新社屋についてはかなり社員の方々が議論して工夫して作り上げたものだそうです。

 新社屋に移って、違う空気で仕事が始まる予感が‥。というか田村社長もその変化を喜んでおりました。

(写真:田村社長が玄関周りを指示)

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 昨日の結婚式の会場は盛岡。新郎新婦は県南の出身なので、私のスピーチでは当社がどういう会社なのかをしっかり分かってもらうために前振りを長めにとろうと思っていたのですが、見事に抜いてしまいました(笑)。

 「卸を通して、ヨーカドーさん、イオンさん、西友さんをはじめ、首都圏の主要スーパーさんへ。東北では上場しているスーパーの4社のうち、ユニバースさん、ジョイスさん、ヤマザワさんの3社さんに供給させて頂いております。皆様も一度は当社の鶏肉を食べたことがあるはずと自負しております。」‥と言うはずだったんですけどね。

 実は、先週、ユニバースの三浦社長の講演を拝聴する機会があり、東北の上場しているスーパーさんが4社であることを初めて知ったのでした。

 もうちょっと勉強しておきます。

(写真:当社も掲載されている会社四季報 未上場会社版 2009年 04月号 [雑誌]

4c7e32cb.JPG 新・企業メッセージに伴う4月からの一般鶏の飼育変更については、お客様へ半年前よりアナウンスしていたのですが、お客様には概ね問題にされることなくスムーズに移行できる感触を得ております。

 「日本一安全・安心な食品企業」を標榜している石井食品さんにはミンチ肉を供給しているわけですが、今回挨拶でお邪魔しましたら、今回よい機会なので最終的な原料の確認を飼料工場まで遡って目で確認したいと言われました。さすが!

 また、石井食品さんには当社の菜彩鶏を素材に加工品も扱っていただいており、本社の前にある直売所でも大々的に展示してありました。ありがたいです。

 昨年より浅井社長(写真左)体制となり、より積極的な取り組みを期待する言葉を頂き、これは‥当社の体制が問われています!

ケンタッキーのクリスマス

 今日も年末のご挨拶ということで都内のお客様を巡回しました。

 途中、時間調整でジャスコの店舗に立ち寄って、鶏肉売り場に数分立って売っているものを観察。

 当社の工場から出荷された「赤鶏ひろの」の様子を凝視してから、他の商品の陳列を確認したわけですが、ブラジル産解凍品の陳列がやっぱり目を引きました。

 ついこないだまで国産品が独占していた棚に、ブラジル産が侵食してきているわけです。うーん、これではいけない‥。輸入品と国産の価格差が開き過ぎると、やっぱりこんなになってしまうわけです。

 来年のチキン業界、国内産地も厳しくなると言われてますけど、こうなったら輸入品を駆逐するほどまで国産も価格を下げてもらって、売り場を取り戻すぞ!

 ‥などと半分自虐気味にお客様の前で吼えてしまいましたが、この戦いは不可避であり、少なくとも他の農作物より競争力のある国産の産地にとっては頑張りどころに違いありません。

(写真:KFCさんとは今取引がありませんが、国産を素材にしたオリジナルチキンは大好きです) 

八丁堀にて
 今日から明後日までの予定で、K専務とともに上京して肉のほうの顧客訪問をしております。

  さて、方々で話題になるのはもちろん業界の情勢。なんといっても、12月も中盤というのに全然相場価格が上昇に転じない状況は、まさしく未曾有の状況。

  輸入チキンも一時の半値に近い価格まで落ちて、市中の在庫は17万トンから更に上積みをしている状況とあって、年末年始の需要期を越したらどういうことになるのか行く末を案じる意見が多かったですね。

  つい半年前までは、業界の山(産地)も消費地もともに未曾有の好調ぶりだったわけですが、ここへきてやっと調整局面を迎えたということでしょうが、それにしても劇的過ぎる‥。

  相場も上がらないし、さっぱり年末という実感がなく今年もあと2週間となりましたが、こうして徐々に4月からの新年度の方針を考えさせられます。

  暗い話ばかり聞いてきましたが、今夜は取引先のK会長がまたジャズ・バイオリニスト、寺井尚子のライブに誘っていただきましたので、英気を養ってきます!



  ところで、やまけんさん写真・文提供の当社2009年カレンダーですが、ものすごい反響で売り切れとなってしまいました! 増刷にも時間がかかるので断念。部数間違った!悔しいし、申し訳ないです。

(写真:八丁堀駅近くの桜川公園)

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 盛岡グランドホテルで、「カシオペア食材・ランチセミナー」が開催されました。二戸地域食産業ネットワークと二戸地方農林水産進行協議会の主催イベントです。

 盛岡グランドホテルと地元料理家の小野寺恵先生(メグミキッチンスタジオ)がカシオペアの食材を使った趣向を凝らした料理をつくり、主に盛岡市内の女性を中心に100人以上の一般の参加者が食べるというイベントで、なんと達曾知事の隣が私の席でした。

ランチセミナー会場

 日曜日のランチセミナーという響きに、もっと軽いノリを想像して出かけたのですが、わがテーブルには知事のほかに3人の地元県議も交じり、更に同業の阿部繁孝商店さん、土橋ブロイラーさん、それに折爪三元豚「佐助」の久慈ファームさんの社長方も来てました。

 よく見ればかなり平均年齢の若い! 知事は確か43歳だし、当業界の3社長は40代2人で、もう1人も50代になったばかりくらい。久慈ファームの社長は30代だし、県議の3人のうち2人は30代。偶然なのか、必然なのか?

 ところで、ジョーク気味に話した言葉から、「同業者間で仲が悪いのですか?」と言われましたが。‥悪くはないです(笑)。

菜彩鶏のカチャトレ パスタ添え

(菜彩鶏のカチャトレ パスタ添え by盛岡グランドホテル)

菜彩鶏のガランティーヌ プロバンス風

(菜彩鶏のガランティーヌ プロバンス風 by 盛岡グランドホテル)

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 鳥インフルエンザ対策で、農場への来客の受け入れは年中禁止ですが、工場は11月1日から5月31日までが禁止期間となります。

 その間、お客様にいくらかでも現場を感じて頂くようにと、インターネットを使った工場からの生中継をシステム室が実現!

 今日の経営会議の後、初披露されました。

 画像はだいぶカクカクしてるけど、お客様の「ここが見たい」という要望に対して、カメラを持った当社社員が工場内を動いて見せてくれます。

 ちなみに、設備がある二戸工場限定です。

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