農場の話題
2011年12月29日
種鶏孵卵課に仕事納めはあるのか?

工場は明日30日稼働ですが、本社などそれ以外は今日が仕事納め。たまにはということで朝から突然、九戸村の種鶏孵卵事務所を訪問しています。
仕事納めといっても通常の朝です。課長をはじめ何人かは孵卵場や種鶏場に直行。この事務所へは6人が出勤して、8時までにそれぞれ仕事に取り掛かって、8時から掃除、朝礼を行いました。

さて、この事務所は一応30日から1月3日まで休みのはずなのですが、やっぱり生き物を預っている部署ですから、ちょこちょこ仕事があって出てくるようです。
種鶏場は週末が休み中に入れば翌週の餌の量を決めるために出てくるし、孵卵場はそもそも元旦だけしか雛の発生が休みじゃないので、年末年始の感覚は事実上無しですね。ごくろうさまです。
それでも一応、午後には年末の大掃除はやるとのこと。それが年末ムードをつくる最大のイベントかも。
2011年12月18日
さて今年の冬は切り抜けられるか

写真は成田空港に貼ってあるポスターです。ダジャレシリーズですね。
”鳥”扱い注意。
”蚊”意外にキケンあり。
動物とは”離し上手”になろう。
なるほど、力作です。 鳥のポスターにはこう書いてあります。
インドネシア、カンボジア、バングラディッシュ、エジプトなどでは最近も鳥インフルエンザ患者が発生しています。東南アジアやアフリカ、中東に旅行されるみなさま、海外でニワトリやアヒルを飼育している場所、鳥が売買されている売り場に近づかないでください。鳥の死骸やフンには絶対にさわらないでください。
業界人としてこういう啓蒙活動はとてもありがたく思います。私はここのところ入国出国を繰り返しておりますが、帰国時には一般人向けのマットでの消毒も用意されておりありがたく思います。ちょっと乾き気味な時がありますが無いよりはずっといいですね。
業界人として当社では、預け入れ荷物を待っている時間に、「動物検疫」コーナーに行き改めてマットで消毒することにしております。そしてやってきたという証明のために動物検疫のハンコを所定の用紙にもらってくるルールになっております。そして帰国当日と翌日は出社禁止。
まあ、このシーズンは海外や九州方面には行かないのが一番ですが。今年はトップとしてちょっと出すぎたので、今後は修正します。
2011年12月14日
CobbとAviagenはまさしく好敵手

チキン業界の世界の育種会社の両巨頭といえば、AviagenとCobb Vantressです。昨年の今頃には、日本チャンキー協会のツアーでイギリス、スコットランドのAviagen本社を訪問しましたが、今回は私のスケジュールに日程を合わせますからと言うので、逃げ場がなくなってこうして米国オクラホマ州まで来てしまいました。
日本ではAviagenのチャンキー(日本の商品名)がCobb(コッブと言います)を抑えてシェア80%を握っていて、当社でも似たようなシェアでCobbに対する関心が薄めなこともあって、日本での総代理店である松阪ファームさんが声をかけてくれたのでしょう。
ちなみに、今回は私以外に当社の2人と、同業他社の4名の合計7名で来ましたが、九州の2社さんはCobbの比率が50%と30%だそうです。Cobbは九州では結構強いんですよね。

時差ボケが治らぬまま、一夜明けた初日、13日のプログラムはまずレクチャーを受けること。
眠い目をこすりながら朝の9時からCobb Vantress社の副社長を初め6人が入れ替わりながらプレゼンをしてくれ、日本側から質問のパターンの繰り返し。15:30に終わるはずが17時までかかってしまいました。
それでも質問したかったことがかなり割愛されてしまい、ちょっと残念。でも今日(14日)聞けるかな。

日本にいると単純に鶏種は「チャンキー」と「コッブ」と呼んでいますが、チャンキーはRoss 308というAviagenのラインナップの一つであり、コッブはCobb 500という商品になります。しかし、細かく聞いていると、両社ともにバリエーションがあるようなんですね。
同じCobb 500と呼ばれるものでも、Fast Feather(羽根の生え換わりが早く羽毛鑑別が不可能で肛門鑑別するもの)とSlow Feather(羽根の生え換わりが遅く羽毛鑑別が可能なもの)の二種類があるし、オスの系統も違いがあって、世界のマーケット需要に合わせて対応してるみたいなんですよね。松阪ファームさんはSlow Featherを導入しているんですが、世界の主流だというFast Featherが今後日本に入る可能性もありと見ましたが。
それから、世界のマーケットシェアの言及がありましたが、ヨーロッパ、アフリカ、中東を除いてはCobbがAviagenを抑えてナンバーワンを維持してて、PSで総合計4億羽だという世界でもシェアナンバーワンなんですね。日本は3キロと大型志向の強いマーケットなので世界シェアとは違う様相を呈してますけどね。
昨夜の懇親会の席で私が「Cobbはスポーツカーでスピードモデルが出るが故障も多い。Rossはセダンでスピードは出ないが故障も少ない」と持論を言いましたら、「Cobbはスポーツカーで普通のガソリンで走るが、Rossはセダンでハイレベルの燃料を要求する」と返されました。
ははは、強気ですね。でも両社の切磋琢磨は業界の利益なのでこの調子で頑張ってもらいたいものです。
2011年10月20日
農場長はなかなか神経を使うポジションです

今日と明日で、生産農場長地区大会が4会場で開催されています。今日は、二戸市と洋野町で開催してきました。(写真は洋野会場)
日本での種鶏のシェア80%を握るチャンキーが、アメリカ由来のものからイギリス由来のものに戻ることで、我々日本の業者はその変化にどう対応していけな良いのか、日本チャンキーのT課長より講演をいただきました。
私の認識では、USチャンキーは高温に強く、黙っていてもどんどん食べて太るタイプ。UKチャンキーは温度を低めに抑えて食欲をそそらないと食べないけど、丈夫に育つタイプ。更にコッブという品種もあって、これまた違う傾向なので、農場長はホントに勉強熱心でないとやってられません。
それと、鳥インフルエンザ対策について地元の家畜保健衛生所の方からの講演。いちばん見落としがちなネズミについての対策を特に言われました。あちこちからプレッシャーのかかる仕事ですね、農場長は。
明日は、八幡平市と一関市を回ってきます。
2011年10月06日
ビジュアルのテスト、面白い!

春の種鶏農場長大会は所要で欠席しましたので、今日1年ぶりに出席しました。
昨シーズンは高病原性鳥インフルエンザが東日本でも検出されましたので、より一層防疫管理体制は手抜かりの無いよう進めるのが、今回集まってもらった25人の農場長に対する最大の願いです。成績向上もありますけどね。
さて今回、日本チャンキーさんで用意してもらったテスト、面白かったですね。種鶏場の現場の仕事に、一部淘汰して優良なオスを残すというのがあるんですけど、どのオスが良くて、どのオスが良くないか、画像で見せて選択してもらうことをしました。
薀蓄(うんちく)を説明するのは簡単ですが、現場でいざ行動するとなると、その人の目に映ったものの判断しかないわけで、そういう意味では逆に写真だけでクイズをするのって面白いですね。効果的だと思いました。
2011年08月22日
知的障害者が働く農場

岩手町一方井に出来た(有)西部産業さんの百尺ファームを視察してきました。まだ3回転目の新しい農場です。

外観は普通の農場ですが、ここは国からかなりの補助金をいただいて出来た農場です。というのは、知的障害者を雇用することが条件になっています。

鶏舎は最新式でさほど人手がかからないわけですが、障害者の皆さんには掃除などで働いてもらっているようです。労働時間は9時から4時まで。まだ1年も経っていないので試行錯誤の段階です。

準備段階から話は聞いてきましたが、西部産業さんの社長も、この農場を担当する専務(息子さん)も、知的障害者に対する思いは半端じゃないようです。
専務と雑談していると「この子たちは‥」と彼は言います。若いのかなと思ってしまいましたけど、集まって年齢を聞くと私と同世代もいたりして不思議な感じでした。しかし、私とは違って、純粋ですねー。
ぜひ成功してもらいたいですね。
2011年06月20日
出荷体重を何キロに設定するか

先日の記事「オスとメスの違い」が好評だったみたいで、この手の話題を取り上げて欲しい旨言われたのですが、今回は平均体重の話をすることにしましょう。
会社とすれば体重を設定するというより、逆算して出荷日齢を設定するのですね。農家は、設定された出荷日齢に向かってベストを尽くして鳥を大きく育てようとします。
しかしライバル企業の中には、小さいとペナルティ、大きすぎてもペナルティを取る会社もあるようです。そういう会社の農家は照明の点灯や温度の管理などにもっと緻密さが求められます。
以前は量販店さんから、あまり大きいと「トレイに並べたときに格好が悪い」とか「100g単価を掛けると☓00円台になってしまって手が出にくい」という声がよく聞かれた気がするのですが、今はあまりそんなことを言われることもなくなってきた気がします。大きいと売上が上がると割りきってくれているような気がします。
さて、日齢が長くなると平均体重も総出荷体重も大きくはなるのですが、日数が増える分僅かながら減耗(死ぬ鳥)も増えるわけで、その死んだ鳥の食べた飼料分が全く無駄になります。しかも年間の鶏舎の回転数が減ります。その結果、生鳥kg当たりのコストとしては意外にも小さいほうが安くなるわけです。
しかし当社のようなインテグレーターと呼ばれる一貫生産体制を組んでいる会社にとっては、工場でバラすのに、大きい鳥も小さな鳥もハンガーにかかると同じ費用がかかるので、工場では体重は大きいほうが良いことになるわけです。
その農場と工場のグラフ上の収支曲線を合わせると谷が見えてくるので、そこが最もコストが安くなります。
しかし、コストが安いのが経営上一番いいかというと、あながちそうではなくて、相場が良い時はとにかく量を沢山出したほうが収支的にはいいんですよね。しかも不足状態なのでお客様にも喜ばれます。
ところが実際は、体重が乗らない時期だからこそ相場が上がるわけで、そのコントロールはそう簡単にできるわけではないのです。数ヶ月先を見て修正するくらいなんです。
結局、鶏が喜んで餌を食べて、健康的に育つ農場の環境が出来れば一番収支に貢献するということが、我々の経営の要所であることは間違いないです。やっぱり現場が大事なんですね。
2011年06月08日
オスとメスの違い

当社は雌雄鑑別して別々の農場で飼育することを長い期間行って来ましたが、昨年度より無鑑別を基本に変更しました。するとまず、鑑別作業が不要になるので、その費用が無くなります。
また、別々で飼育し同じ程度の体重にしようとしますと、雌は雄より長く飼育することに成りますが、 無鑑にしますと同じ期間の飼育になるわけです。するとどういう事が起こるかといいますと、相対的に、成長のパフォーマンスの良い雄を長く、悪い雌を短く飼うことになるわけで、それだけで飼料効率の改善が期待できます。
その反面、生鳥体重のばらつきが大きくなり、工場での処理には神経を使いますし、機械にハマる体重の上限があるので、平均体重の設定はどうしても小さくなりがちです。
その辺のことで、各社とも判断の上、どちらかを選択しています。
え、味ですか? これは厳密に調べると差はあると思いますが、それ以外の要素の差のほうが大きいのではないでしょうか。
2011年06月06日
死鳥の解剖

今日は入社2年目のS君の農場巡回に同行してきました。
彼は半年間工場勤務を終え、農場での実地作業を経験した後に指導員に。まだまだ指導する側にはなれてないのかも知れないなと思って同行しましたら、ちゃんと立派に指導員してました。持っているやつは持っているんですね。
この写真はトラックに積んであった死鳥を解剖して、内臓のどこが悪いのか農場長と話しているところです。
しかしここの農場も、もうひとつの農場も、今回のロットは非常に良好に推移しているとのことで、私とすればちょっと拍子抜け。
「社長を案内するのだったら、何がしかの課題を抱えている農場を案内して欲しいね」なんて言ったら、「そういうところはベテランの指導員が担当することになっていて‥」だそうです。ま、そりゃそうだ。
2011年04月30日
当社関連の農場の一次被害

2011年04月01日
農場の様子を見てきた

エサの供給が2週間もストップして、衰弱して死んでいく鶏を目にして、農場で働く皆さんは歯がゆい思いでいっぱいだったろうと思います。
さらにバタバタと死んでいく鶏を拾う作業で負担をかけてしまいました。
水ばかり飲んで床が悪化していくので、おが屑を追加するなどしてもらって延命になったと聞いておりますが、エサの在庫が早く切れた農場はどうにもきつかったようです。
今日訪問してきたNファームは、いま4割しか残っていない状態。生き残った鶏を特定の鶏舎に移して飼育しておりました。
エサが回復してから数日経ちましたので、痩せ細っていますが、鶏自体は元気そうに見えました。小さい割には鶏冠(トサカ)が立派なのが不思議な感じです。
ところで、N農場長曰く、「年末年始の大雪での停電の時と日齢が同じくらいだったんだよ。だから両方とも空舎期間だったという運のいい人もいるんだよな。ハハハ‥」
そういえばそうだ、年始から70日後くらいだからちょうど飼育のワンサイクルだ。2割の農場長さんはこの2回の災難から逃れたわけか‥。
神様は不思議なことを為さる。
2011年03月30日
これからの判断が難しい

11日(金)14:46の地震の後、当社の4工場は稼働をストップし社員を帰し、土、日、月、火と休業を余儀なくされ、16日(水)に稼働を再開しました。
ここまでで稼働日数は予定よりマイナス3日。しかし、その後21日を除いてほぼ休みなしで4工場を稼動した結果、当初予定の稼働日数までリカバーすることが出来ました。関係者の皆さん本当にご苦労さまでした。
飼料供給が滞ったので、鶏が餓死する前にいくらでも処理しようという判断だったのですが、平均体重は徐々に減ってきておりましたので、出荷重量とすればぐんと減っておりましたし、飼料をやりくりしたので銘柄鶏の出荷が出来なくもなりました。
さて、これからが問題です。農場には若齢の時に被災してエサをあまり食べていない鶏がいます。
3月決算ですし、弱ってしまっている鶏は明日までのうちに処分するとして、残った鶏たちに餌を与え続けて太らす価値があるのか無いのか?
そういう実験データはさすがに世界広しといえども無いのだそうです(笑)。
(写真:毎日何度かずつ打ち合わせをしてきた大会議室)
2011年01月29日
LEDの導入

事業計画のヒアリングが昨日までに終了しました。次年度の計画を各部門で作成して、それを役員会が確認するという作業です。
設備投資計画の中で、鶏舎を始め、あちこちの部署で照明にLEDを導入する予算が盛り込まれておりまして、その額を合計すると、ウン千万円!
ランニングコストの大幅ダウンが期待できるわけですが、それよりLED自体の価格がいつ下がるのか、導入時期が問題です。
韓国メーカーがLED製造装置を日本メーカーに先駆けて買ったとかいうニュースを見た記憶がありますが、こういうので韓国や中国が普及を加速するのには大いに期待したいですね。
2011年01月08日
年末年始の大雪被害

雷が鳴って雪が降る、荒れた大晦日の夜。そして、元旦には電線が見たこともない太さに膨れ上がっている不思議な光景が目に入りました。
そして私の携帯には、年賀の挨拶のメールと箱根駅伝の母校(國學院大學)の活躍の様子を伝えるメールが時折入りましたが、その他は農場の被害の報告メールの連続。
一番怖かった種鶏場については、皆さん頑張ってくれてさほど殺さずに済んだのですが、停電のこともあって最大2日ほど飲まず食わずだったせいで、その後の産卵が落ちているようです。
更にその卵がちゃんと平常通りの受精率を維持しているかどうかは開けてみないとわからない。嫌な予感。
これまでのところ昨年夏の猛暑と瓜二つの被害と言えそうです。いや、まだこの冬は終っていない‥。
2010年12月02日
島根の鶏舎、金網に穴2ヶ所

「防鳥用金網に不備=渡り鳥から感染の可能性―島根鳥インフル」のニュースが入ってきました。
実は、2004年に79年ぶりに高病原性鳥インフルエンザの国内発生があったときに、当社は防鳥用の金網に1.4億円を投じて万全を期しました。
正直、金網にほんとにそれだけの投資をする必要が有るのか、半信半疑でした。もっとお安くできないのか妥協点を探ったのですが、結局手抜きはできないと決断。
しかし、このニュースのおかげで、失礼ですがやっぱり当社の判断は間違っていなかったと感じることができました。
そういえば先日訪問した雛の育種会社、エビアジェン社では新興国へ積極的な進出をしているわけですが、インドに進出して、もともと手を洗う習慣など無い地元の人たちに衛生感覚を植えつけるのに大変苦労しているとか。
そこから始まるんですよね。日本はそういう意味で世界一恵まれているはずですが。
(写真:スコットランドの農場にランドローバーはやっぱり似合う)
2010年09月21日
受精率低下

お客様には先週すでにご案内しておりますが、年内に工場の臨時休業を結構なパーセンテージでさせていただくことになりました。
エコカー減税補助金が切れる自動車各社と同じ時期ですね(笑)。まあ、それよりは少ないパーセントですけど、ご迷惑をおかけします。申し訳ありません。
原因は種鶏の受精率低下。8月の受精率は、計画を10%も下回る状況で、この受精率というのは1ヶ月の時間差が発生するので、実質は7月分のことで、暑かった8月分はさらに下回る可能性もあるわけで‥。
それにしても、今年の夏はコマーシャル農場(=肥育農場、生産農場)の熱死が話題になりましたが、それより体重減が堪えましたし、さらに種鶏の受精率低下でここまでひよこが不足してしまうとは、参りました。
今朝の朝礼では、コマーシャル農場の体重が先週から戻りつつあると報告されホッとしましたが、さて行楽需要期に入っているのですし、鶏肉相場にもぐんと伸びてもらわないと‥。
(写真:二戸工場事務所の朝礼)
2010年08月09日
当社では毎日何羽死んでいるのか?

先週は岩手も猛烈に暑くて、「ブロイラー大量熱死」という見出しの記事が地元新聞に出たり、テレビで報道されたりしました。
鶏は羽に覆われているので、毎年、夏の暑さで熱死を引き起こすのがこの業界の風物詩とも言えます。そこで猛暑だと取材が来るんですね。
生産部ではこの時期、熱死を引きおこさないよう前年の反省を踏まえてしっかり対策を立案しますし、農場で働く皆さんもお客様に迷惑をかけないようにと本気で取り組んでおりますので、以前と比べてこんな少ない羽数で済んでいる、とも言えます。
ところで、当社は年間4600万羽、1日16万羽の健康な鶏を肉にしてお届けしているのですが、さて、毎日どれだけの鶏が農場で死んでいるか?とは私もあまり考えなかったので、計算してみましたら‥
四捨五入してズバリ、1日1万羽です。
多いですよね。毎日その羽数を170ある農場で分担して拾っている。その鶏は業者さんが持って行って処分してもらっているのです。
これを何とか半分にできないものか?
もちろんそう簡単に出来ることではないのですが、これこそがエコでもあり、動物愛護につながることなんですよね。
(写真:新装備した自宅書斎の卓上扇風機)
2010年06月14日
畜産農家は免許制にしたら?
思いつきです。今回の宮崎県での口蹄疫拡大で思うのですが、畜産農家は免許制にしたらどうでしょうか?
ここのところますます、防疫など高度な知識が畜産農家に求められていると感じます。また、畜産が規模拡大しつつありますし。
農家には、獣医に準じた知識が求められているのではないでしょうか。人間で言えば、医者レベルじゃなくても、農家には看護婦程度の知識は欲しい気がします。
むろん、現在でもそういうレベルの方々が大半なのでしょうけど、世の中の畜産に対する目線という意味でも良いのではないでしょうか。
2010年04月23日
久慈市山形町に猪瀬種鶏場落成
昨日は猪瀬種鶏場の落成式がありました。4月下旬だというのに、寒かった! 3℃くらいで、風もあったし。
地元の宮司さんはしっかり祝詞を準備され、時間をたっぷりかけて、厳かに行われました。
鶏舎のサービスルームに祭壇を用意して、お供え物は卵!
S常務が宮司さんに聞いたところ、本来は雉(キジ)や鴨を備えるのだそうですが、それが鶏になって、さらに簡略化されて卵になったそうです。
種鶏場だからじゃないんだそうです。
日本一の白樺林を誇る平庭高原を通過して、直会(なおらい)の会場は、お隣葛巻町の葛巻ワインの工場敷地内の直売店兼レストラン「森の館ウッディ」へ。
菜彩鶏のみそ味ステーキが食欲をそそって美味しかった!
それと、ヤマブドウジュースは、昨今のノンアルコールビールの隆盛とともに、ノンアルコールワインとしてポテンシャルがあるような気がしました。
ラベルの工夫次第ではないでしょうか??
2010年03月11日
大雪で潰れた鶏舎
昨日の大雪で鶏舎2棟が倒壊。うち1棟は鶏を飼育中でした。また、今朝になって種鶏場を含む4棟の被害の報告がありました。人的な被害の報告は入っておりません。
春の重い雪が、そんなに積もらないはずの市町村に降ったという印象です。
鶏が入っている緑ファームに行ってみました。大きい道を行けばよかったのですが、除雪が不十分な道を、ユサユサゆられて、ハンドルをとられながら、やっと到着。
5棟のうち1棟が倒壊したのは昨日4時過ぎ。もう20時間も経過したのですが、案外鶏は元気なものです。
倒壊した鶏舎から残りの鶏舎に鶏を移す作業を、指導員が動員されてやっていました。ごくろうさまです。
2009年10月24日
2009年09月12日
解体工事中の火事
12日午後、当社の旧山形孵卵場の解体工事中に、火事が発生しました。地元消防署に出動して頂きまして、1時間後に鎮火しました。
幸い、けが人はありませんでしたし、隣接している新山形孵卵場にも影響がありませんでした。
関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、ご心配をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
2009年09月07日
新山形孵卵場から雛初出荷
先週土曜日には、隣の旧孵卵場の最後の雛が出荷になり、解体を待つばかりとなりました。
そして本日は新山形孵卵場から初めて雛が出荷される日でした。
この日を狙って、地元の放送局が夕方のニュースの取材にいらっしゃいましたので、その対応をしました。最近、県内の経営者仲間には「出過ぎ」と言われるだけに、誰か代わりに出て欲しいのですが、やっぱりこういう場合は断れませんね。
さて、新孵卵場には雛の発生を見学できる独自の入り口を持つ見学室を設けました(写真)。
最期はあまり見せられないものですが、誕生の仕組みがある孵卵場はなかなか感動的ですよ。
昔のように、シャワーを浴びてシャンプーをして服を全部用意してあるものに替えて、孵卵場内をくまなく見せられれば良いのですが、もうこれからそういうことは出来そうにありませんね。見学室で勘弁してください。
2009年08月06日
新山形孵卵場がほぼ完成
落成を土曜日に控え、昨日、確認に行ってきました。
孵卵場って衛生的な問題から、年に1度入るか入らないかなので比較の実感が湧かないのですが、セッターが27セット入って国内最大というだけあって建物としても大きいものです。
隣の旧山形孵卵場も確か当時国内最大級だったはずですが、小さく見えます。しかも、コスト追求が過ぎた(?)古い孵卵場がなんとも華奢に見えます。
周辺の環境は、旧山形孵卵場が出来た当時とほとんど変わらないわけですが、これから30年も変わらずにいてほしいし、そういう期待が出来るところが地元の山間部の有り難いところです。
(ちなみに本日の日本経済新聞東北版に記事が出ています)
2009年07月11日
百鳥第3種鶏場がもう完成
百鳥(ももとり)第3種鶏場が完成し、落成式を行ってきました。
シルバーで統一され、鶏舎と飼料タンクからの搬送ラインの機能美が感じられ、なかなか悪くない印象です。
よく考えると百鳥第1、第2農場と併せて、7万羽の種鶏場の団地となります。これもおそらく日本一では?
新農場長と握手しましたが、緊張感からか力がこもってました。その心意気良し! しかし、生き物を扱うんだから、肩の力を抜いてやってよ〜。
2009年05月18日
生産農場長会議
「飼育管理者大会」改め、「生産農場長会議」を二戸パークホテルで開催しました。
以前までは種鶏場の農場長を集めてやるのが「生産者大会」で、生産農場の農場長を集めてやるのが「飼育管理者大会」とややこしかったので、今年から前者を「種鶏農場長大会」、後者を「生産農場長大会」としました。
出席率は80%‥の予定が、今日は風が強くて心配だと言うことで、来れない農場長さんも何人かいたそうです。雛が入ったばかりで離れることが出来ないという方もおりますので、理想は100%の出席ですが現実的には限りなく難しいところです。
昼食はホテル特製の弁当でしたが、チキンカツと蒸し鶏がダブルで入った豪華版。で、その両方とも美味しい!
一応確認のために、ホテルの方に聞くと「ハイ、十文字さんのとり肉です」と言ってました。
司会を呼んで、昼食後の第一声でそのことをアナウンスさせると、満場の拍手。ハハハ‥私が確認する前に誰か確認しておいてよね!
しかし、農場長の中でもチキンアレルギーという人がいるんですよね。コレばかりは責められません。
さて午後は、外部の講師による講演でしたが、死鳥の解剖の写真の連発。当然ながら具合が悪くなる人は皆無だったでしょう‥。
2009年05月13日
農場長の若返り
ベテランのSさんが32年前、農場建設をした当時の話を聞けて、なるほどそうだったのか!と頷くことしきりでした。
中でも疑問が氷解したのは‥、実は私はクルマのサスペンションに異常に興味があって、小学校の頃はミニカーなどのサスペンション付きの乗り物のおもちゃで凸凹をなぞるのが大好きで、凸凹に対応してサスペンションが動くのを快感と感じていたのでした。
なぜそんなことが好きになったんだろうと、漠然とした疑問があったわけですが、今日のSさんの昔話で、子供の頃、4トントラックに荷物を積んでサスペンションがその重みに対応してしなることがものすごく好きだったことを思い出したのです。
私が子供の頃は、もっと重さに耐えるためにトラックの板バネを追加したとかいうことが確かにされてましたっけ‥。ハハハ、懐かしい!
さて、このベテランのSさんからは、農場長の世代交代をもっとすべきとアドバイスも頂きました。
ベテランの技は捨てたものではないのですが、やっぱり地元の雇用のことを考えると、年金をもらっている裕福なご年配の方よりも、仕事を探している若い方々にチャレンジのチャンスを与えたいものです。
(写真:K獣医の後ろ姿は結婚してかなり変わったなぁ)
2009年05月01日
トレサビ書類のチェック
今日は、U獣医(社員、写真左)の農場巡回に同行しました。
出荷が終了した3農場へ行き、当社のトレースバックの基礎となる鶏舎毎の管理表と、納品や作業の伝票類をチェックし回収するという作業でした。
手際よくU獣医のチェックが進み感心しました。やっぱりこういうことは女性の方が向いているかも。
また、言葉も私と話している時と違う! 彼女は秋田出身とはいえ、かなり通常の会話は垢抜けている印象なんだけど、地元の訛りが加わったモードになっていて、さすが〜。
さて、農場に行って私は何を話すのか? あれこれ仕事上の要望を聞くのと、家族の話題です。
息子さんの嫁探しの話だとか、孫のことだとか、ついつい探ってしまいます。
やっぱりこの仕事をして、良い成績を出すだけでなく、幸せになってもらいたいですから‥。
2009年04月10日
日本一の孵卵場が起工
国内の孵卵機マーケットで圧倒的なシェアを誇るアイピーさんによりますと、「国内では最大規模」となる新・山形孵卵場の地鎮祭を本日執り行いました。
この時期にしては暖かかったのですが、風が強くて、四国から来ていた方々にはちょっと辛かったかもしれません。
直会の挨拶でも触れましたが、25年前に出来た現・山形孵卵場。私が入社の時は出来たてで、働いている方々は山形村(現在の久慈市山形町)の若い女性たちで、社員旅行で出かけたときの部屋での2次会でお姉さん方を交えての会話がとても楽しくて、また隣の九戸孵卵場に負けないようチャレンジする立場でいい雰囲気だったな〜と思い出しました。
その若い女性たちがそれなりのお年になり、職場が隣接地に引っ越しただけということで変わらず働き続けると言うことが出来る目処が立ちよかったと思います。
そうこうしている間に、私も昨日、46歳を迎えてしまいました。
帰ると母からファックスが。「中年の仲間入りおめでとう」
とっくに中年の領域だと思ってましたが‥、そのまま死語でいて欲しい言葉ですね。
2008年12月22日
コッブはスポーツカー
今朝、起きたら30センチほど雪が積もっておりまして、今シーズン初めて雪かき作業をしてから出社。
朝礼の時間はいつもより2割少ない感じ。遅れて来た人たちも何人かいたようです。県央工場のある八幡平市は50センチだそうで、1時間ほど遅れて稼働開始。久慈市は5センチだとかで、問題なし。海と山で差が付きました。
さて、今日は種鶏の話です。
先日、種鶏のコッブ(Cobb)の日本の総代理店である松坂ファームさんの新旧社長が来社されました。
コッブは業界を二分する一大勢力だったのですが、親会社がアメリカの会社になり、日本のような大型鶏に向かない品種改良を進め、日本国内シェアは2割まで下がって、当社も早々に撤退しておりました。
概ね8割のシェアを取ったチャンキー(英語名Ross)という品種が、あまり餌を食べずにのんびり元気に育ち後半大きくなる性質なのに対し、コッブは最初から食欲満々で食べ過ぎて育成率を落としがちで、育てる方は神経を使うという特徴を持っています。
私流に、「車で言えば、チャンキーがセダンなのに対し、コッブは扱いの難しいスポーツカーだね」と言っていたのですが、これは事業の根幹なのでセダンを選んでいたわけです。
しかし、そのコッブも世界の大型鶏マーケットに対して、雄・雌の掛け合わせの試行錯誤をして、今のMXと呼ばれるものは結構良好な成績を出しているそうです。
ライバルの日本チャンキーさんは「マイクロソフトみたいになって責任を全て負わされても困る」とか言っておりましたし、我々ユーザーも怖いので、ここらへんでコッブには巻き返してほしいところです。
ただ、スポーツカーだからと言って、高くしないでね!








