きまじめチキン日記

株式会社十文字チキンカンパニー 代表取締役社長 十文字保雄

カテゴリ:  心に残る言葉

IMG_20190118_081454

 昨年の新語・流行語大賞に選ばれたベスト10のうち、「ご飯論法」と「ボーっと生きてんじゃねえよ!」は正直なところ、何それ?という感じでした。

 「ご飯論法」はググって納得しましたが、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」はその元となったNHKの番組「チコちゃんに叱られる」を見てないこともあって、テレビでの決め台詞に使われても妙な違和感だけが残る感じでした。

 しかし年が明けてから私の中で今まで使ったことがない言葉「ぼんやりしてる」が頭を巡るようになってきたんですが、それって
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とほぼ同義語じゃないですか。

 「ぼんやりしてる」は、目の前のチャンスを逃す、あるいはピンチにしっかり対策できない、つまり本質を見誤るという意味と認識してます。

 人間社会がITの進歩で情報収集能力をどんどん上げる中で、自分の目の前の事象に対する反応が衰えてきて、他人事みたいになってきている。進化しているようで退化しているのでは?と思えることが多々あるのです。

 自分自身もそういうタイプだったと思います。規律、道徳、常識といったものが先行して、その瞬間の現実を直視する能力が足りなくて反応が鈍かった。今でもそれを引きずってないかな??

 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」という言葉は、そういう時代への警鐘のようであり、トランプ大統領のような人が選挙で勝ててるのもそれかな?と思えるこの頃です。

 過激な言葉をタイトルにしてNHK凄いな、とも思いましたが、同じような見方なのかな?

IMG_20181217_081504

 社員心得十ヶ条にこうあります。

 6.何事も準備を徹底する
 7.最初の一歩をすぐやる

 一見矛盾するようですが、パーフェクトな準備が出来上がる前にまず一歩進め、と解釈しましょう。

 当たり前の話ですが、実行が伴わない目標達成はありえませんし、最初の一歩が無ければ近づきもしません。

IMG_20181217_081401

 世の中にはその一歩進めができない人が多い。そういう方は内に抱えて悩みやすい傾向があるようです。

 皆さん、健康でありたいというなら、その第一歩を踏んでいますか? 健康を願うならたった今から禁煙なはずです。

 そういう第一歩をさらっとやる人が、仕事ができる人です。

(本日の朝礼スピーチから/写真は朝の掃除風景)

IMG_20180817_114337_1

 先日の地元倫理法人会の講演が終わって、ある方から「とても参考になりました。特に信賞必罰のところ、やってなかったのでウチでもやります」と言われました。

 講演する側としては、せっかくなのでその会社さんに何かのお役に立てればと願っているわけですので、大変嬉しくなりました。

 さて、その信賞必罰について学んだのは、株式会社武蔵野の小山昇さん(社長)からですね。小山さんは信賞必罰を具体的な仕組みにして明確にしてしまうことを推奨してましたので、最初は衝撃的だったものです。

 しかし、会社の明るさは、信賞必罰が明確かどうかに懸かっていると言われ、最初はピンときませんでしたが、じわじわと意味がわかってきて、後追いで今に至ってきている状況です。

 今風に言えば「ゲーミング」ですよね。勤続表彰や社長賞に始まって、経営会議資料に不備があった場合の罰とか。なぜか他人の罰は不思議と優越感に浸れる瞬間なんですよね(笑)。

 表題の言葉はどこかでメモしたものです。私は褒めると叱るが上手にできているか?‥自信がないので、仕組みで補っているという面があるかも。

(写真:本文とは全く関係のない湯沢横手道路でのひとコマ)

IMG_20180827_102347

 サマータイムの議論が再び始まっていますね。10年に一度くらい、降って湧いて、沈んで、を何度も繰り返しているように思います。

 世論ではサマータイム反対の声のほうが強いですよね。日経新聞には反対55%と出ておりました。

 私はというと賛成です。海外でサマータイムを経験してアフター5のアクティビティの選択肢が広がりますし、自然に沿った素晴らしい仕組みだと思ってます。

 また、標準時の明石からずっと東に住んでいる立場、つまり自然本来の姿よりずっと暗い時間で過ごしている立場からしても、切望しています。

 いや、そりゃあネガティブな意見を並べたらキリがないと思います。そのままが楽でいい。

 ちなみにこの議論で、ちょっと刺々しい言葉になりますが、頭の中に「腐る」という2文字が浮かびます。小山昇さんの書籍「仕事ができる人の心得」(昨年第3版が出ているとは知りませんでした)には、こうあります。

【くさる】ものが動かないことです。お金が動かないと心がくさり、環境が変わらないと会社がくさる。

 計算すると楽な現状維持の方を選びたくなるのが人の心。しかしあまりに現状維持ばかりを選んでいると、淀んできて、終いには腐ってしまうという危機感があっていいのではと思います。

 これは私の会社経営の経験からしても実感があります。微妙だったら新しいことを導入してみよう。だめだったら、もとに戻せばいい。

 良くも悪くも予想外な副作用が出てくるものです。でも、そのことで経験を積むことができる。学びができる。物を立体的に見れるようになる。

 そういったことをも国会議員の皆様には配慮いただきたいですね。ま、働き方改革の加速には必須だと個人的には思いますけど。

IMG_20180810_080932

 「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」は2001年に刊行されたベストセラーです。

 今年「最高のリーダーは何もしない」と「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」を読んだら、この本の紹介があったので、読んでみました。

 米国の上場企業で長期間に渡って著しく業績を上げた企業に共通するものを探っていったら、「万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらあって、個人としての謙虚さ」と、「職業人としての意志の強さという一見矛盾した君合わせ」が浮かんできたとのこと。

 社長って、シンガーソングライターに似ているといいますか、自分でシナリオを書いて演じる役者みたいな存在だなと思う私ですが、スター経営者みたいなキャラは自分に似合わないと実感しているこのごろ。こういうふうに書かれると嬉しいです(笑)。

 また「飛躍した企業は変化の管理、従業員の動機づけ、力の結集にはほとんど注意を払ってなかった。条件が整っていれば、士気、力の結集、動機付け、変化といった問題はほぼ消滅する。」

 モチベーションやエンゲージメントという言葉が近頃もてはやされているけど、20世紀生まれのこの本は、それを先にやるなと言っているようです。

 それはまさしく私も最近素朴な疑問として感じていたところで、合点がいきました。

 そして「最初に適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、適切な人がそれぞれにふさわしい席に座ってから、どこの場所に向かうかを決めている。」

 おかげさまで道徳心があって我慢強く底力のある地元の人達を中心に、優秀な人達に集まっていただいています。あとは導き方ですね。

 これはさすが名著と言われているだけあります。本棚の一番いいところに置いておきます。

DSC_0022

 本田健さんのポッドキャストで、メルマガ「ビジネスブックマラソン」を主宰する土井英司さんが言っていた言葉です。

 好き嫌いは時間とともに変わるはずなのに、それまでの好き嫌いをそのまま繰り返していたら、それに気づけないし、奇跡も起きない。

 運は「選ぶ力」と直結している。運を運んでくる人を大切にする。

 偶然を信じる勇気を持つ人は少ない。名前のある何かだったり保証されてないと信じれない人ばかり。

 などと非常に刺さるセリフの連続でした。土井英司さんの本を買ってみようっと。

DSCF7021

 ダイレクトメールで来た雑誌に、思想家の内田樹(たつる)さんが書いた記事があって、参考になりましたので紹介します。

 何を見ても、それを超越的な存在からの贈り物と受け取って、「ああ、ありがたい」と感謝することができる人のことを浄土真宗では「妙好人(みょうこうにん)」と呼びます。

 日が照ればありがたい、雨が降ってもありがたい、風が吹いてもありがたい。これは阿弥陀如来からの贈与だ、お返しせねばならない。

 英語では、「贈り物」と「才能」は同じ語です(gift)。それは才能というのは天からの贈り物であるから、占有したり、退蔵したりしてはいけないという遂行的メッセージをすでにその言葉のうちに含んでいます。

 ‥といういわけで、稲盛和夫塾長が言っている「才能は自分だけのものではない」ということが、英語圏でも常識なのです。

 大谷翔平選手がいま日米で大きな話題になっていますが、彼も自分だけの才能ではないと自覚して、動いているのだと思います。

 我々も彼のことを想いながら、自分の才能を世の中のために発揮しようという気持ちで仕事に取り組みたいものです。

(本日の朝礼での社長スピーチ)

P3660553

 中途半端に茶道を習ってからしばらく経って、すっかり忘れてしまいそうでしたので、心待ちにしておりました今回のNHKのEテレで放映する表千家のテレビ教室

 2〜3月の8回に渡った放映をバッチリ録画出来まして、順次見ているところです。テキストを見ながら思い出して、次に客として茶会に出る機会があった時には失礼のないようにしたいと思っています。

 その8回の中で、そういえばこのことは習ってなかったなというのが、茶花を生ける作法です。

 その中で家元の貫名教授は「あまり触りすぎたりするよりは、さらっと生けたほうがいい。手を加えすぎるよりは少し完全でないけども、というくらいのほうが‥」という言い方をしてました。やっぱり自然を感じるにはそれくらいがいいのでしょうね。

 ビジネスの世界では往々にして完璧を目指してギッチギチに突き詰めてしまいがちですが、最後の結果は神に委ねるくらいでいたいものです。当社の扱っているものは生き物ですし、自然に左右されますし。

 でも、その匙加減を伝えることが難しいんですよね。
 

DSCF4912

 平成5年頃、先代社長である父が印刷して職場のそちこちに貼らせた標語がありました。

 「楽しんで仕事をする人幸せな人 いやいや仕事する人不幸な人」

 縦に2行。字数が同じで語呂もいい。

 「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」とあいだみつをも言ってましたね。

 ちょっとニュアンスが違ってきますが、この出会った言葉「仕事が楽しいと人生は楽しい」はダイレクトで字数が少なくて、覚えやすくて、かつかなり共感できる気がしています。

 加えて、「自分が幸せになるには周りを幸せにすること」という言葉が、稲盛塾長の言う「利他」を自然と引き出しやすい言葉なのではないかと思っています。

(写真:9月1日、久慈工場の昼休み時間)
 

DSC_0567

 教わったら、すぐやってみる。実行しなければ、学ばなかったのと同じ。‥と私は学びました。

 そして実行は極端にやる。「工夫を加えずにそのまま真似しなさい」という小山昇さんの教えはそれに近いものがあります。

 そう言われる前にも、極端にやってました、私は。というのはゴルフでの話。

 若いころ、ゴルフ練習場にいくと見ず知らずの方がアドバイスしてくるので、言われたことを極端にやりました。

 それが教えが間違っていれば、そのまま鏡面反射のようにアドバイスする人に跳ね返っていくような意図で(笑)。

 逆にぴったり当てはまれば、いいボールが出て、自分でも納得できるし。

 そのアドバイス、セオリーが普遍的に正しいかどうか無意識のうちに極端にやることで確認していたのかもしれません。

 でも、世の中にはそうじゃない人がいます。アドバイスを聞いて「分かりました」と言いながらもほとんど変わらない人!

 どういう脳味噌の構造してるんだろう?

image

 小山昇さんの最新刊「小山昇の失敗は蜜の味 デキる社長の失敗術」を新幹線の車中で読みました。

 私が20代の頃、自社の社風で感じていたことの一つが「失敗を恐れて挑戦してないな」ということでした。特にある部署がそうでした。

 どうしてなんだか新しいことをやろうとしない。新しもの好きの私の頭では到底理解できなかったのですが、ミスをすれば更迭されると思ってのことだったのでしょう。それが私が最初に思い浮かべた、失敗を恐れる害。

 それに比べると、小山昇さんの言う失敗は、徹頭徹尾「社員の成長」を考えた上での失敗の素晴らしさ。

 小山さんはなぜこのことにこだわるんだろうと、最初はあまり理解できなかったのですが、小山さんのアウトプットに触れて徐々にわかってきて、この本を読んでだいぶ理解が深まりました。

 同じ失敗2回目は確認、3回目はバカ。この線引きを明確に社員に浸透させたいと思っています。
 

S0113253
 
 上京して一昨日からお客様に年末のあいさつ回りをしています。昨晩は会員になっている会の経営者ディナーがあり参加してきました。

 久しぶりの参加でしたが、同じテーブルの異業種の経営者の方々から刺激をいただきましたし、さすがの設えでしたし、コーディネーター役の若い方からもとても有益なヒントをいただきました。

 中でも印象に残ったのが「悲しいことは一瞬で、良いことは小分けに」。例とか聞いていると、確かにどんどん小分けにしていくというのもいいかも。

 知識として、この言葉は頭に入ってはおりましたが、ピンときてなかったです。使わなければ学んだ価値がないですし、実践してみましょうか。
 

S0133041

 昨日は盛和塾盛岡の例会があり、出席してきました。

 今回は9月3日・4日にパシフィコ横浜で開催された世界大会での稲盛塾長の講話と、経営体験発表最優秀賞の川田篤さん(株式会社オロ代表取締役社長)のスピーチとその塾長コメントのDVDを見させていただきました。

 川田さんの話は一見地味でしたが、なぜ最優秀賞だったのかが塾長コメントで分かるような気がしました。底辺に流れる当たり前のことが当たり前に社内でできているのは、京セラフィロソフィを十分理解し実践したからなんですね。なるほど勉強になりました。

 また、塾長の講話については、「思いは必ず実現する」というタイトルの通り、何を思うかの大切さを説いた内容でした。

 私がメモしたのは「思いを信念に高める」と「他力の風を受ける」の2つ。

 私にとって信念と呼べるものはあるのだろうか? そこまで持っていくべき思いは何なのか?周囲を巻き込む思いになり得ているのか?

 経営者としての核心の思いは人それぞれで、その方の価値観がにじみ出てくるものですが、自分はどう周囲に映っているのでしょうかね‥。

(写真:昨年と今年の塾生名簿で、昨年のは3冊で高さ69mm、今年のは72ミリ。 7249人から7697人に増えたようです。重い、です(笑)。ちなみに例会で渡されたものではありません)
 

P8050905

 心得本の補習で、次の項目がありました。

【闘志】燃やしてはいけません。かえってマイナスです。仕事は先が長いものです。闘志は長く持続しないものです。

 そこに社員から質問。

 「稲盛和夫さんは、”燃える闘魂”と言ってましたが、小山昇さんと、どちらが正しいのでしょうか?」

 うーん、厳しいところを突くな〜。その場ではあまりよい答えが出来なかったと記憶しておりますが、小山さんとて仕事への姿勢は薄いことを奨励しているわけではないことは、この心得本(仕事ができる人の心得)を読めば分かります。

 さきほど、社員にメルマガ「社長と幹部と社員のカン違いから目を覚ませ!!」のバックナンバーを確認してもらったら、小山さんは、「「闘志がある」ということと「闘志を燃やす」ということは別です。闘志を表に出して何も燃やす必要はありません。」と言ってました。なるほど。

 さて、やっと本題に入りますが、先週の出張中に「「がんばらない」経営 不況下でも増収増益を続けるケーズデンキの秘密 」を読みました。家電量販店で独自の哲学を持って経営するケーズデンキの加藤修一社長の考え方とその実践の歴史がユニークで大変勉強になりました。

 日本的価値観では、「勤勉」「努力」「目標必達」のような事が大事にされますし、稲盛塾長はまさにそれを言ってるし、小山昇さんも目標との差は何なのかを明らかにして頑張ることを大事にしているのですが、ケーズデンキにはそれが全く無いみたいです。

 当社は食品企業です。目標必達的な方針でやっていけば、どこかでほころびが出て事件になりかねないと思っていますから、ガチガチではいけないと思っています。でも緩すぎてもいけない。

 その頃合いというか、社風の空気感をどの辺りにするのか、は大事なところです。

1-S0117119

  今週月曜日の心得本勉強会で、こういうくだりがありました。

【若返る】ただ単に年齢より若く見えるとか、肉体的に元気になるということではありません。新しい物の見方ができるようになるということです。

  年を重ねても若返るということは、更に更により新しいものの見方ができるようになるということか・・。

  それとこれとは別かもしれませんが、「ミーハー」であることってホントに大事だよなー、とこのごろは思っています。

  一過性で終わるブームでも、そこには沢山の人が支持したという事実があるわけです。世の中全体からしたら些細なことかもしれないけど、その理由が分かるということは大事なビジネスマンの資質じゃないかと思ってます。

  昔は逆にミーハーを蔑視してましたが、単に頑固なだけだったと反省しています。
 

IMG_0093

 地元コミュニティFMで当社がスポンサーになっている「カシオペア・フレンズ」という番組に「宇宙刑事ギャバン」で有名な、漫画家ののなかみのるさんが出演されておりました。

 この方、なんと、お隣の一戸町小鳥谷(こずや)の出身とのことです。そしてこんなことを言っておりました。

 「なれたらいいな」は、願望だけで何もしない。

 「なりたい」は、一応努力するけど、困難に突き当たると諦めてしまう。

 「なる」は、どんなに困難でも諦めずに達成するまで頑張る。


 のなかさんは今でも被災地支援活動を続けており、子供たちに「なる」という思いを伝えたいとおっしゃっておりました。素晴らしいですね!

(写真:本文と関係ないですが、八幡平市「花の森レストラン」にて)
 

DSC00057

 年末に本棚の断捨離をやっていましたら、小学校、中学校の頃の通信簿を入れたファイルが出てきました。背にタイトルを入れてなかったので、こんなところに大事なものがあるとは、すっかり忘れていました。

 見ると面白いですね。小学校2年の時は「文字を正しく整えて書く」の欄が3学期とも◎なのに、6年生の時には3学期とも☓になっている。私の字は漫画字といいますか、子供の頃はゴシック体にすごく惹かれてて、筆文字が大嫌いでしたからね。

 所見では、小学校の5年生くらいまでは落ち着きが無いけど、学級委員とか班長とかの小さい組織でがんばるタイプだったようです。しかし6年生から中学にかけては「消極的」という言葉が一貫してよく書かれていました。この頃は鉄欠乏性貧血を患っていたことも影響してたのかな。

 そういえば確かに消極的なタイプだったように思います。無口だった時期があったような気がします。というか、もともとそういうタイプだったのかも。そんな人間が今、無理して会社のトップに立っているような気がしないでもないです。

 稲盛塾長は、「小心者こそが経営者にふさわしい」といったことを繰り返し述べられておりますが、その言葉を信じ込むしかないですね。

IMG_0683

 3日で12社のお客様訪問、そして3夜続けての宴席が無事終了しました。その昨夜、取引先の部長との会話で、商品開発の考え方についての話を聞いてなるほどと思いました。

 消費者に何が提供できるのかに絞って考える会社さんと、ライバルの動向を重視する会社さん。前者を徹底している方が強いという話でした。

 「ああ、それってそういえばクルマの開発もそういう面があるな」と連想してしまう私はどの業界の人間なのか定かではありませんが(笑)、マツダアクセラの開発者インタビューを読んだ後だったので、やっぱりそうかと妙に合点がいったのでした。

 小山昇さんが、「市場にはお客様とライバルしかいない」というフレーズをよく使いますが、まさしくその2つのどちらを見るか。「ライバルばかりを見ていたら2番めにはなれるけど、トップにはなれない」と言ってましたので、戒めとしたいところです。 

IMG_2411

 NHK−BSの「島耕作のアジア立志伝」第4話は中国の家電の巨人、ハイアールのCEO、張瑞敏氏でした。

 サンヨーのタイの工場を買収して、全く同じ設備ながら業績をぐんと伸ばしたというエピソードが物語るように、やる気の落ちている日本企業と対照的に、社員のモチベーションを企業の原動力の第一に考え、信賞必罰を明確にして、抜群のパフォーマンスに導いているその姿は、私にとってはまさしくお手本とも言えます。

 ただ日本的な情趣が無い中国人の気質と、若い社員が多そうな社内は、こちらとは大違いなのでそのまま学ぶわけにもいかないかな。

 しかし、若いころの正義感と理想像をそのままに今でも熱く語る張氏を見ると、「こうでなくっちゃ」と思えました。今に満足せず粘り強くやるしか無いですね。

IMG_2241

 私は27歳の時から当社役員会に出席させてもらっているのですが、確か私が社長になろうとする頃の12年前にこんなやり取りがありました。

 私「会社に入って13年。工場長やったわけじゃないし、農場指導員やったわけでもないし、さっぱりわからないのに社長なんてできるかな?」

 O専務「そんなことを言ったら、俺だって今でも分かんないことばっかりだ」

 S常務「俺も」

 私「そ、そうなのーーー?」

 社長を12年近くやって、じゃあ今はどうかというと、今でもさっぱりわかりません。

 でも分からないから、第3者的な目で見ることができるし、冷静に判断できる。私にとってはそれが武器と言ってもいい。
 
 同様に、新入社員を始め若い人たちには、知らないからこそ鋭い武器をお持ちなんだと言いたいですね。人に聞くことに卑屈になることはないです。

(写真:種鶏孵卵課の見える化)
 

IMG_2304

 鬼手仏心(きしゅぶっしん)という言葉は、医者が患者を救いたい一心で残酷なほど大胆にメスをいれることが元になって、部下・同僚や子供に厳しい言葉を掛けてあげることです。

 稲盛和夫塾長がよく講話で使う言葉であり、 叱ることのできない管理職や親が多くなっているという今ますます重要になってくる言葉といえるでしょう。

 まさしくそれをテーマにしたような研修を終えて今日帰って来ました。8年前に約20人☓5セットやってあったのですが、この夏にその後入った社員を中心に補完する形で同じく約20人☓3セットを行いました。2泊3日で睡眠合計8時間にもならないような大変な研修です。オブザーバーの私は1泊2日ですからまあまあなんとか。

 今日は予定を4時間もオーバーしてやっと終了。昨日・今日で10時間も立ったままやり取りしたので体はぐったり。しかし頭はスッキリでした。終われば受講者は皆いい顔してました。

 会社ライフにみならず、社員の人生にもきっといい影響があることでしょう。某研修会社さん、ほんとうにありがとうございます。寝不足を押してみなさんちゃんとクルマで帰れたかな?

(写真:やっと座れて最後のグループワークしているところ)
 

IMG_4762

 今トイレで読んでいるのが為末大著「走る哲学」。この本、陸上競技選手の著者がツイッターでつぶやいた文章をもとに本にしたみたい。つぶやいたというより、たまたま140字以内で区切って文章を構成したみたいな。

 内容が濃くて、また、140字で区切ることで洗練された文章になって、かつ読者に届きやすくなっているのでしょうか。内容全編にいちいち共感しています。

 その中でマーカー線を引いた一文がコレ。「性格は変えられないが、姿勢は変えられる」。人間の内面に変えられるものと変えられないものがあることは明白ですが、どういう言葉でその領域を表現するかはいろいろあったと思います。そうか、変えられるところは「姿勢」か。

 たとえば先週の生産農場長大会での表彰のシーン(写真)。やっぱり成績の常に良い農場長と、そうでない農場長がいます。元々の性格の違いはあるでしょう。これは変えられない。

 しかし、それを放っておいては会社全体の成績向上につながらない。性格を変えなくても、姿勢を変えて欲しい。そのために指導員がいる。

 そしてその指導員の姿勢を変えるために管理職がいる。管理職の姿勢を変えるために幹部がいる。幹部の姿勢を変えるために社長がいる。

 では社長の姿勢は? 外に行って何とかしなければならない。あるいはメンターを持つとか。それができてなかったら‥、役員が変えてくれ!!

IMG_2175

 経営コンサルタント石原明さんの著作「うちの社長は、なぜ「ああ」なのか」を何年か前に読んでなるほどなと思ったことがありました。

 ダメ社長のパターンのひとつとして、闘志がないということがあげられていました。そんな社長のコンサルをした時に、「ボクシングジムに通いなさい」という指導をしたそうです。その後、見違えるほど変わったそうです。なるほどなと思いました。

 そういえば、稲盛塾長は「経営の原点12ヶ条」に次のことを挙げております。

 3.強烈な願望を心に抱く
 7.経営は強い意志で決まる
 8.燃える闘魂

 どういう経営者が理想とされるのか、この3つのくだりで分かるような気がしますよね。

 もちろん、既に儲かる仕組みになっていて、守りのトップが必要な組織もあるでしょう。でも中小企業のほとんどは闘志がないトップではダメであり、社長は消耗品の部類だと認識したほうが正解ということでしょう。(ですから中小企業をあまりに過保護にしてしまう施策には違和感があります)

 そういう気持ちが根付いたからか、ゴルフであっという間にシングルになってしまう社長には少々妬みがあります(笑)。私はそれができそうにないから、スキーで頑張ってみようかと。ちょっと逃避が入っているかな‥。

 今日は娘をスキーに連れて行った後、アイスホッケーの大会の応援に行きました。子どもたちにはアイスホッケーから闘志を学んで欲しいと思っています。

(写真:岩手県選抜チームですが、写っているのは我が子ではありませんのでイメージとして見てください)

PB153424

 この言葉は「師を持たずして自分の思いだけで動く、救いようのない天然の馬鹿!」みたいなニュアンスでしょうか。

 これは株式会社武蔵野で経営サポート事業部を担当している、矢島茂人常務が講演で欠かさず使うフレーズです。

 思い当たるフシがあります。私が20代の頃、経営企画室長として、本社の掃除を時給の高い社員がやるのは時間がもったいないからと、定時の時間終了後に専門に雇って掃除をしてもらったことがあります。今考えると馬鹿だった。

PB153428

 今では当たり前に朝5分間、出社している社員全員で掃除をするようになっていますが、以前はその価値を全く分からなかったんですね。

 掃除は日本ではどの道でも修行にはつきものです。その深い意味が分かるのに私は30代にならなければならなかった。

 片やクラブ活動の先生が厳しく躾けるので、掃除は自分でやるのが当たり前だと10代の頃から身についている人もいます。

 いい師とのめぐりあい、吸収するスタンス。今の時代ネットであれこれ情報収集できるので逆にそんな謙虚さが薄れてきているのかも知れません。

IMG_2361

 オランダの養鶏機器メーカーさんを訪問しています。アジア担当の営業の方の英語が比較的分かりやすいので、なんとか英語そのままで意味を理解しようと努めた昨日一日でしたが、一番耳に残ったのがEfficientもしくはEfficiencyという言葉。

IMG_2364

 私にはお馴染みの言葉です。愛車BMWの今のキャッチフレーズは、Efficient Dynamicsですからね。ちなみに、我が116iは7000キロを超えて、リッター13キロといったところ。‥おっと、脱線。

IMG_2365

 Efficientとは「効率的な」という意味ですよね。養鶏器具メーカーさんですから、もちろん仕事の軽減とか、より快適な環境を鶏に与えるということを指します。

IMG_2366

 ところで、オランダの田舎の風景は美しい。イギリスも田舎は綺麗でしたが、オランダは平らな国土だから自転車で走っている人が多いし、手足が長い国民なので更にかっこいい。

IMG_2367

 そしてゴミひとつ落ちてない。モラルが高いでしょうし、手が付けられてない雑草など無い感じですから、日本との違いに唖然とします。

IMG_2368

 「ドイツ人とオランダ人どっちがたくさん働くか?」と聞いてみたら、「同じくらいだ。フランス人とかスペイン人とはぜんぜん違う」と答えてくれました。では日本人は比肩するくらい働いているはずだが、何でこんなに違いがあるんだろう?と思わずにはいられませんでした。

 その違いは、やっぱり社会の効率性、つまりEfficiencyの違いではないでしょうか。

IMG_1062

 ユダヤ人の思想に関する本は以前にも何冊か読んだのですが、この「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」はユダヤ人の考え方に惚れてユダヤ人になった日本人、石角完爾さんが書いた分厚い教典「タルムード」から引用して解説した本です。

 これまでユダヤ人について読んだなかで一番強烈に印象に残っているのは、「ユダヤ人はトイレにいく前に手を洗う。なぜなら大事な所を触るから」という一文で、同時に大いに共感した(さすがに実行はしてない)のですが、こうして読んでみると私自身既にユダヤ人的思想が結構入ってしまっているなと実感。日本人とユダヤ人どっちに近いといえば、ユダヤ人かもしれません。

 少しだけマーカー線を引いた所を引用しますね。

 日本人は「苦あれば楽あり」と言って我慢すればいつかは必ず幸せになれると教えるが、ユダヤ人から見れば非常に間違った教えである。ユダヤ人は「楽あれば苦あり」と考える。

 タルムードの教えに次のような格言がある。「古い果物の上に新しいものを重ねて籠に入れて売ってはならない」

 日本では騙すほうが悪い、という認識は共通だ。一方ユダヤでは騙される方が悪い、という認識が共通だ。騙されないためには質問する以外にない。

 人と違うことを日本人は嫌うが、人と違うことは最もユダヤ的なことなのである。


 「ノーペイン、ノーゲイン」つまり「自己犠牲なくして成功は得られない」という考えはユダヤ人は子供の頃に叩き込まれるそうですが、私がそれに気がついたのは30代になってから。このことは子供たちに叩きこんでおきたいと思っております。

DSC_0463

 「経験は最上の教師である しかし授業料は高くつく」 これはトマス・カーライルという19世紀に活躍したスコットランドの評論家の言葉なんだそうです。

 「そんなに閉じこもって自分だけで成果を出そうとせずに、一番そのことが分かっている人に聞きなさい」と言いたくなることってよくありますね。熱心に見えて一見カッコイイのかもしれませんが、コストがかかるので止めてよって(笑)。

 いや、今日もお客様と話題になったのですが、医薬品だけでなく、動物薬も飼料添加剤も何でそんなに日本独自でのんびり臨床試験しようとするのでしょう?

 結果、日本で使われてない薬を使って飼育した海外の肉は日本に何のお咎めもなく入ってくるのに、日本では使えない例がたくさんあるそうです。本末転倒です。EUではそこまで原産国に規制するそうです。

 最近、家電や自動車の世界で日本独特ののんびりした考え方が災いして、世界市場から取り残される例が目立ってますが、まさしく畜産も同じ境遇にいるのではないかと危惧してます。

(写真:3月12日、ドカ雪が降りました)

DSC_0723

大きなことを成し遂げるために、 
力を与えてほしいと神に求めたのに、 謙虚さを学ぶようにと、弱さを授かった。 

より偉大なことが出来るようにと、健康を求めたのに、 より良きことができるようにと、病弱を与えられた。 

幸せになろうとして、富を求めたのに、 賢明であるようにと、貧困を授かった。 

世の人々の称賛を得ようとして、成功を求めたのに、 得意にならないようにと、失敗を授かった。 

人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに、 むしろ人生を味わうようにと、シンプルな生活を与えられた。 

求めたものは何一つとして与えられなかったが、 願いはすべて聞き届けられていた。 

私はあらゆる人の中で、 もっとも豊かに祝福されていたのだ。 

DSC_0742 

 盛和塾2012年度 経営体験発表者 北海道・東北ブロック選考会にて、ある発表者が紹介してくださった言葉です。

 以前にもどこかで聞いた記憶があるのですが、こうしてみるととても素晴らしい言葉ですね。

DSC_0744

 今やこの詩の断片をメモっておけば、ググって全文がいとも簡単に手に入る時代になりました。ありがたいことです。

(写真:十和田電鉄)
 

DSC_0597

 先月の日本経済新聞の「私の履歴書」はイギリスの元首相、トニー・ブレア氏でした。若くして英国首相になって、その颯爽とした姿、特に9.11のテロの後アメリカに協調して軍隊を送り込む明確な決断に感心したこともあって、非常に興味深く読まさせて頂きました。

 堂々と大きく構えた懐の深い人とは対極の、まさしく 心理描写を描くイギリスのテレビドラマの主人公のような印象でしたね。陰鬱と言ったら失礼かな。でも政治の世界ってそんなものでしょう。それでもイギリスの議会が日本に比べると遥かに国益をベースにして議論されていると思うのだけど。

 さて、最終章の最後の言葉が、日頃私がこうありたいと思っている言葉でしたので紹介します。

 私には弱いところはまだあるが、それを克服することに人生に意味がある。それがこれまでの人生の旅路で私が学んだことだ。

 昨今、長所を伸ばすことの大切さはよく言われますよね。弱点に焦点を合わせると人生も仕事も良い結果が出ないと。でも、自分の弱点を何とか克服した時の自己満足感には到底及ばないのでは無いかと思うんですよ。

 一国の首相になることより、コンプレックスを克服したと自己満足して人生を終えたほうが満足度が高いと言っていると解釈しました。首相に成ったことがないからわからないけど、たぶんその通りなんだろうなと思いました。

(写真:今朝の本社駐車場。雪景色のなかで我がスカイラインクロスオーバーのゴールドは映えます!)

IMG_4706

 「仕方がない」という言葉は、悪い意味で捉えると現実に安易に妥協するということになるのでしょう。以前の私でしたらこういう言葉はあまり好きではなかったかも知れません。

 しかし、小山昇さんの世界に学んでいると、こうしたなにげない言葉の重みをすごく感じるんですよね。「仕方がない」はベストセラー「仕事ができる人の心得」にはこう書かれています。

 他人から言われて、イヤイヤながらでも仕方がなくてでも、やるという決定は自分でしている。自分の行動の責任は自分にある。やるもやらないも、自分の決定次第なのです。いつでも責任は自分でとるということです。

 現状を肯定する。そして自分をそれに対応させ、変化していく。それが出来るためには「嫌な事をすること」。言い換えると、なかなかできない習慣を身につけること。

 「掃除」がいい所以ですね。仕方なく嫌な仕事をしていかないと成長できない。このことを分かってくれる社員に恵まれ、有り難く思っています。

↑このページのトップヘ