きまじめチキン日記

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カテゴリ:  自己啓発

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 大嶋啓介さんの著書「すごい朝礼」に出会い、それを実践する居酒屋てっぺんの見学に行ったのは何年前だったかな。

 すごい衝撃でした。このレベルの朝礼を自社に取り込むのには無理があるけど、すこしはそのエッセンスを取り入れ、始業時間をいいものにしたいと願い、あれこれ研究して少しずつ変えていって今に至っています。

 その後の大嶋啓介さんの著書はどうなっているんだろうと調べたら、出てきたのがこのひすいこたろうさんとの共著の「前祝いの法則」です。

 もう定着している、トイレに「きれいにお使いいただきありがとうございます」と過去完了の文章にしてしまう法則の延長だな、と察しが付きました。「次の人のためにきれいにしましょう」等より実際にきれいになる効果が高い、というのは知ってましたので。

 読んでみますと、予祝という概念が昔からあったということを知り、それを応用した手段がたくさん紹介されていて、また、成功例が散りばめられていて、読後は楽しい気分になりました。

 その手段としては「予祝スマイル」「予祝キメポーズ」「未来日記」「予祝インタビュー」「1年予祝」「予祝新聞」「ブレインストーミング」「予祝マンダラート」「未来レター」「まなゆい」「3行予祝日記」「感謝の手紙」「予祝ラストレター」が紹介されています。

 「思いは実現する」とか「発した言葉があなたの未来を決める」とか言われますけど、その具体的な実践編みたいなものですね。

 2018年に出された本なんですね。こういう本に若い頃に出会えたら、とてもラッキーだと思いました。

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 TDKが北上市に500億円を投じてEV部品新工場を建設するというニュースが入ってきました。

 キオクシアが北上市に1兆円を投じてメモリー工場の生産能力を倍にするというニュースがあったばかりで、地元の人の採用が底をつきそうなのに何故!?と思ってしまいますが、それにしても北上市の吸引力はすごいですね。

 その北上市について、地元の図書館である本を発見しました。学研まんがでよくわかるシリーズ「北上市のひみつ」。

 このシリーズ手に取ると、単純な教育関連書籍ではなくて、スポンサーが自社や業界の宣伝のために作って、図書館に寄付するという仕組みみたい。

 そこに、なんと北上市も混ざっている。ついでに関心がある他のタイトルも含め借りて読んでみたら、うーんなるほど、漫画の力を借りて子供たちに効果的に吸収されるようにできている。

 この北上市についての本の中では、ちゃんと企業誘致についてのエピソードも書かれてて、市として工業団地をたくさん作って埋めていくことに以前から相当戦略的に取り組んでいることが分かりました。

 人口は岩手県5番目だそうですが、企業誘致という面では明らかに抜きんでた結果を残している北上市。

 以前は「株式会社横浜市」とか言われましたが、もっと近いところに「株式会社北上市」があるということですね。

 岩手県は真面目に粘り強く仕事に取り組む素地があるんだから、北上市の発想を広げて「株式会社岩手県」になれるのでは?

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 最近、読みたい本とかほぼ読み尽くして、次に読む本を並べておく本棚スペースが空っぽなことが多くなっています。

 そこで思いついたのが、子供部屋の本棚。行ってみたらあるある、漫画だけが沢山ある(笑)。しかし、大人が読んでも良さそうな漫画はなかなか無いな‥。

 でもよく見たら、漫画本より大きなサイズの「小学館版学習まんが 日本の歴史」シリーズの戦国大名の争い天下の統一が目に止まりました。歴史オンチの私にはこれくらいがちょうどいいかも!?

 というわけで読んでみました。戦国大名の命がけの戦いと付き合い方が漫画だから臨場感があるし、脇役のセリフやら欄外の解説で時代背景や地理が分かりやすくて、まさしくちょうど良かった(笑)。

 それにしても今と違って命の軽さをほとほと感じますね。戦場となっているウクライナをついつい連想します。そもそも何故プーチンがこのウクライナ侵攻を企てたのかは、歴史書を読んで使命感に燃えたからと言われています。

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言がありますが、極論かもしれませんが、逆に歴史をシリアスに学ばなかった人が地球上に多いから、平和が維持されているとも言えるわけで、読んでてちょっと複雑な思いに駆られました。

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 フィンランド大使館に勤務する堀内都喜子さん著「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んでみました。

 幸福度世界一のフィンランドですから、私の次に行きたい国の筆頭になっていることもあり手に取ったのですが、すっかり行った気になりました。いや観光で行くより、こういう本のほうがフィンランドを理解できるかも。

 さて、フィンランドはロシアに接する国で、ロシアの一部だった時もあり、ロシアと2度戦って今に至っているとか。人口500万人ほどの農業国だったのに、今や家具の会社など世界的な企業をいくつか持っていて、そのワークライフバランスを取りながらの発展ぶりに世界的な注目を浴びているんですね。

 読んでみると何もかも羨ましく思いました。我が国との比較で、政治的なことをはじめ洗練度で圧倒的な差をつけられているような。シャイだったり真面目だったりで、国民性がとても似ているそうですけど、その差は何から来るのでしょうか。

 思うに、変化に対する姿勢ではないでしょうか。今朝のモーサテでも言ってました。ガソリン価格が上がる情勢になると国がそれを吸収しようと補助金を出す。結果、それを反映した製品価格や運賃の値上げが進まない。すべてがこんな感じなのでずっとデフレが続いて、内向きでいて、円安が加速してしまう。なんだかな〜。

 そもそもフィンランドの首相はこの本の発行された2019年時点で34歳だった女性! 日本もホントにそろそろ変わらなきゃ‥。あからさまにフィンランドをベンチマークにして超える努力したらどうでしょう?

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 あのコピーライター糸井重里さんが始めた「ほぼ日刊イトイ新聞」が手帳でブレイクして、自由人に見える糸井重里さんが社長のまま、2017年上場を果たすとはびっくりだなと思ってました。

 私は早いころから紙の手帳を手放しましたし、ほぼ日サイトもほぼ縁がなく来ていましたが、ビジネスマン感覚が希薄に見える糸井重里さんは、私も似たようなところがあると思える気になる存在でしたので、この2018年に書かれた「すいません、ほぼ日の経営。」を読んでみました。

 読んでみると、言葉を使い分けるコピーライターのプロ中のプロとしての糸井重里さんらしい経営の捉え方が興味深いです。経営の指南書に書かれていることをコピーしないで、自分の頭で判断してやっていく姿が新鮮でした。

 例えば、社員との昼食会や全員面談は面白くないから止めたとか。アメリカの巨大IT企業に近いような社員の感性を大事にした経営をしているようですが、オーナー社長の感性をも大事にしているということですね。

 最も大事なところ、ほぼ日の企業理念のような言葉「やさしく、つよく、おもしろく」はもちろん糸井重里さんの言葉ですが、とても共感できました。ぜんぜん違う業界ですけど、何故か合う(笑)。

 採用で大事にしているのはリーダーシップとありましたが、そういえば私が昨年の人事評価見直しで、一番普遍的な尺度として取り入れたのは「率先垂範」で、これってリーダーシップのことだと言えなくもないです。

 この本はライターさんが糸井さんを取材して書いた本ですが、糸井重里さん自身の書かれた本を読んでみたくなりました。

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 今日、全社的に休みの予定でしたが、八幡平工場と久慈工場が遅れを取り戻すべく稼働しております。2月は八幡平が3日間、久慈が5日間臨時休業しましたが、今日でほぼ挽回できそうとのことです。

 工場に様子を見に行きたいところですが、リスク回避のため家にいました。で、読書を1冊。秋山ジョー賢司さんの「不安が覚悟に変わる 心を鍛える技術」です。

 エグゼクティブ・コーチである秋山さんのPodcastを聞かせてもらっていますが、いつもその独自の視点で質問に答えていらっしゃって感心するばかりでしたし、ミニセミナーにも参加しましたので、初めてメジャーに出された著作を読まないわけには行きません。

 読むと、鍛えるという言葉と裏腹に、優しく包み込み、勇気づけるような内容になっています。

 本の中でいくつか読者への質問があって、それに答えて進めるようになっていますが、最後の最後、自分の大事なところをここに書いてしまおうかな。

 大事にしている価値観:本質、スムーズさ、賢さ

 自分の強み:調べる力、すぐ実行する力、楽しむ力

 もういい年だからか不安は何もないし、何でも覚悟はできているつもりでしたが、自分を振り返ってさらなる勇気をもらいました。確かにこれでブレーキかけれないでいたところにかけられる気がしてきました。

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 ベストセラーになっているという「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みました。

 アメリカ人の書いた本なので、医療保険が手厚く整備されている日本に必ずしも当てはまらなかったりしますが、理系の著者の考え方は概ね納得できました。

 本書で指摘している以上に日本人は死を意識しないで日々暮らしている気がします。死は避けるべきもので、高齢者は憐れむべき存在で、それ以上のことはあまり考えずに過ごしているような。

 その延長で、買い物はコスパ重視、いざというときのために貯金はたくさんあったほうが良い、で考えるのを終わっているんでしょうね。

 死のタイミングを意識すれば、逆算して生をかけがえのない大切なものと捉え、より良い時間にしようとする意識が働き始める。確かにそのとおりだと思いますし、この本をたくさんの日本人が読めばデフレで低迷しているこの国が変わるかも‥。

 でも、死について何も考えないで突っ走るのもそれはそれでハッピーという考え方が日本人のスタンダードで根強いかもしれませんね。私もそっちのほうが強かった。

 いずれ、個々人の人生の美学が岐路ということでしょう。それを改めて考えさせられる本ではありました。

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 社長として方針を出したり、決断したりは当然しますが、社員が最大限に力を発揮できるように導くいいコーチでありたいと思っています。でもできているかな?

 そのコーチングについては以前に単行本を買って読んだ記憶がありましたので、本棚から探してみましたが、あれ?見つかりません。ならばとこのブログに書いてないかなと検索してみましたが出てきませんでした。記憶がいい加減なのかな‥。

 それでは改めて勉強してみようと、アマゾンで本を探しましたら、この「人生を変える!「コーチング脳」のつくり方」の評価がとても高いじゃないですか。早速購入して読んでみましたら、自らの経験を織り交ぜての内容が説得力があって、とてもいい本でした。

 しかも、ベストセラー「嫌われる勇気」でお馴染みのアドラー心理学をベースにしてあって、スイスイと入ってくる。

 そのコーチングのモットーとなっているのが、なんと「褒めない、叱らない、教えない」。これまで社長として結構教えてきたし、叱ったし、時には褒めてきましたから、ぜんぜんコーチングじゃなかったのね。

 また、良いコーチに成るためには、自分でもコーチングを受けることをオススメするとのこと。自分自身その必要性を感じなくてこの年になってしまいましたが‥。

 著者の言うレベルでコーチングができる人になれば、自分自身をさらにバージョンアップできたことに成るわけで、気がついたらその領域に居れるようになりたいものです。

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 先日夕方、ローカルニュースを見てましたら、メジャーリーグで活躍する菊池雄星選手の推薦する本を並べているという地元の図書館の話題がありました。

 おっ、と見たら、目に入ってきたのが、緑色の装丁が印象的な野口嘉則さん著の「心眼力」で、実は私もこの冬に読んだ本の一冊でした。

 というのも野口さんの「鏡の法則」を社長推薦図書としてイントラネットの掲示板にアップしてありましたが、氏の本はそれ以外に読んだことがなかったので、複数読んで見るべきかなと思いまして。

 で、読んでみたら、「鏡の法則」よりこちらの方を社長推薦図書とするべきだったかな?と思えました。

 章のタイトルを並べますと「人間性を高める」「幸せ実現力を磨く」「柔らかく自由に生きる」「すべてと調和する」「燃える志をかかげて前進する」と、あたかもこれは稲盛和夫さんの本か?と思えるような構成になっています。

 ただ、2008年の著作ということもあって、経営の神様、稲盛和夫さんの著作に比べますと「癒やし」の要素が含まれているといいますか、もうちょっと優しい内容になっていて、すうーっと入ってきます。我が子にも勧めたい本だなと思いました。

 さすが菊池雄星選手、お目が高い。もしかすると花巻東高校の恩師、佐々木洋監督直々の推薦本なのかな。

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 わが経営の師匠の一人、小山昇さんの率いる衂霏¬遒侶弍張汽檗璽隼業部にお世話になったのが、2007年。小山さんが59歳のときでした。その59歳に私もそろそろ成ろうとしています。

 数年間、経営サポートの会員企業として学ばさせていただきましたが、その後は、小山昇さんが毎年著書を数冊出されるので、時々購入して読んで、エッセンスは十分受け取っていると自負しています。ありがたきは読みやすい著書の数々です。

 先日ひさしぶりに、Podcastでラジオ番組「小山昇の実践経営塾」を聞いたら、著書は積もり積もって77冊になったとのこと。73歳の年齢を超えたとのことでおめでとうございます。というか、すごすぎる。

 さて、今回2013年に出した「会社脳の鍛え方」を読んでみました。若手社員に的を絞った本ですが、私のように若手をどう育てるかに関心がある経営者や幹部、管理職も読みそうでもあります。

 小山さんの本はもう何冊も読んでいるので私にとっては重複するところが多いですが、ロングセラー「仕事ができる人の心得」を書いた著者のエッセンスを若い人が学ぶには、歯切れがいい文章で取っつきやすくていいかもしれないと思いました。

 ちょっと古い本なので、アナログの手帳でのスケジュール管理の手法だったり、働き方改革云々については考慮されてないので注意が必要ですが、核心のところは普遍ですから十分です。

 これは息子たちに読ませたいですが、さて、私がこれまでおすすめした本をちゃんと読んでくれているのか??

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 著者の木崎賢治さんは沢田研二さんをはじめとする音楽プロデューサーとして著名な方です。この本「プロデュースの基本」は音楽以外のジャンルにもあてはまるという書評でしたので読んでみました。

 というのも私自身、経営の立場にあるわけですが、音楽好きでもありますし、社歌や、会社のカレンダーをはじめとするデザイン、行事などにはあれこれ口を出してますから、それってプロデューサーの立場かもしれません。

 まず、いいものを作るには、当たり前ですがいいものができるその仕組みがどうなっているかに興味を持たなければならないのですね。そして他の人にない自分なりの解釈を構築していく。

 そして、自分の感性に従ってイエス・ノーは曲げずに、かつアーティストを傷つけないように上手にコミュニケーションを取って、仕上げていく。ただ、やたら気遣いしすぎる人は信用されない気がしますね。著者は若い頃から著名な年上の方相手でもダメ出ししてたようです。

 音楽って言うと、作詞家と作曲家と演奏者・歌手がいればポンと出来上がるように思ってしまいがちですが、ダメ出されて改善して煮詰めていくんですね。そういえば、今ではプロとアマチュアの境目が無く切磋琢磨しているので、昔に比べて駄作はどんどん減っているような。

 著者は過去のヒット曲はほぼ聞かないと言ってましたが、確かに私も最近のJ−POPを聴いてますと、昔の曲がつまらなく感じるようになってきました‥。

 経営もプロデュースの一つのような気がします。新しいものを取り入れて、社員や周囲の環境をワクワクさせていくことが求められているような。‥次年度スローガン考え中ですが、産みの苦しみの最中です。

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 NHKスペシャルの新シリーズ「ジェンダーサイエンス」が始まりましたね。

 LGBTが認知され始め、しかも50人に1人くらいが該当するという現実が明らかになってくるということは、こういう特集は全国民が観ておくべき内容とも言えるのではないでしょうか。

 第1回の今回、最も驚いたのは、脳が単純に男女で全てが傾向が分かれているわけではないこと。確かに女性的な男性いますし、逆もそう。私も結構女性的な面が混ざっていると確信しています。自分の傾向を知りたいので、早いうちにモザイク脳の判定ができるという申し込み登録しました。楽しみ〜。

 最近、支援部の管理職と打ち合わせするときに「男臭いのが上に集まってるんだから、女性の視点を入れるよう心がけな!」と警告することが多いので、彼らのモザイク脳も見てみたい(笑)。

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 それと、太古からの人類の変遷を振り返ると、農耕型になるにつれて、男女の中性化が進んできているそう。更に、深刻なのはこの16年で男性ホルモンのテストステロンが25%減少している!

 女性が社会に出て働き、男性も育児参加することで、ますます男女の中性化が進むのでしょうね。そういえば、女性が強くて、男性が弱い立場の家庭が増えているような。男性の草食系も致し方なしか。

 人口が増えすぎたがゆえに、こうなってきているということも言えるかもしれませんね。そう思うと人間の順応力って凄いなと言えなくもないか‥。

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 コロナが収まってきましたので「へうげもの」の文庫本で出てない続きに当たる18〜25巻を、マンガ喫茶で少しずつ読み進めています。

 文庫より話数は少ないのに、1冊読むのにちょうど2時間くらいかかります。漫画ってそんなに時間かかりましたっけ? ストーリーが複雑で登場人物が多いのでなかなか進まないからでしょうね。

 さて、先日NHK「知恵泉」で、へうげもの主人公の古田織部が取り上げられたのを見ました。なんと織部好みを象徴する茶碗がなんと「十文字」と呼ばれているというじゃありませんか。嬉しい!

 それはそうと、戦国武将として石高を上げようとふるまう姿と同時に、時の権力者の茶頭として建築物のデザインなどのプロデューサー的な役割を担う姿は、私と重なる部分がありますね。

 私は、血筋によって与えられた企業の後継者として繁栄を期待されると同時に、デザイン等にうるさくて、本筋の仕事以外のところでの指示をあれこれ連発するところがありますから、ほぼ同傾向(笑)。

 ただ、主張が強いものを入手するより、名もない洗練されたシンプルなものを好む傾向だから、織部より利休に近いかな。

 「へうげもの」は「ひょうげもの」と読み、今でいう「ひょうきんもの」に近く、意味では「ふざける」にあたるそうです。

 私は「ひょうきんもの」と呼ばれることは皆無ですが、かつての会社の新年会に限っての爆発ぶりは、この漫画の織部に近いものがあったのではないでしょうか。ちょっとおこがましいですが。

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 社員の皆さんには幸せになってもらいたいと思っていますが、持っている心構えが大切なのは言うまでもありません。

 謙虚さと自信をバランスよくお持ちであればハッピーに暮らせるわけですが、今若い人にはどうも自信が持てないという人が増えているような。

 残業が悪で、たっぷり仕事をして試行錯誤しながら自信をつけることが出来にくくなっているのはちょっとかわいそうでもあります。仕事に明け暮れてると、くよくよ悩む時間もありませんからね!?

 そこで、書評で気になっていた久世浩司著「なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか?」を読んでみました。

 ひとつのレシピとして、自分のためでなく、他人や社会のために仕事をしているんだという意識を持つことを挙げていました。我々の仕事は食べ物を作るという人間の生活の土台になることですから、持ってもらいやすいわけで、改めてトップとしてこれを時々口にするようにしたいものだと再認識。

 マーカー線をバンバン引けたとてもいい本でしたよ。紹介になっていた、強み診断VIA ISもやってみましたが、まさしく自分の性格が浮き彫りになりました。これも再認識。

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 当社では読書感想文を書けば賞与に加算する仕組みにしています。

 選ぶ本は自由ということになっていますが、やはり軸になるものが必要と思い、社内ネットの掲示板に社長推薦図書として5月から載せ始め、13冊になりました。

 なるべく読みやすい本を選んでいるつもりですが、突き当たったのがスティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」で、私の手元にある1996年初版の本で約500ページあるのでした。避けて通るわけには行かないけど、そのまま紹介してもスルーされてしまいそう‥。

 その後、内容はそのままで漫画も含めもっと分かりやすい形式での出版が相次いでいることは本屋さんで感じていたので、ひとまずベストセラーとなった「まんがでわかる 7つの習慣」を購入して読んでみました。

 そもそもオリジナルはかなり昔読んだっきりなので、その習慣にすべき7つが何なのか改めて再確認できてよかったです。

 そして、この7つを社員が習慣にしてくれたら怖いものなしだな、とも思えました。

 うん、漫画版こそ推薦図書としていいかも‥。しかし、上記の読書感想文のルールとして、漫画を解禁していいのか? 整理しなければ‥。

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 Amazon Prime Videoで「ザ・フード -アメリカ巨大食品メーカー」という1時間半✕3回のドラマを観ました。

 ハーシー、ケロッグ、ハインツ、ケンタッキー、マクドナルドなどの食品企業の黎明期を描いた作品です。食品業界の経営者の立場にあるものとしてとても興味深かったですが、そうでなくても楽しめると思える人間ドラマでした。身近なものに関わるノンフィクションって、いいですね。

 なるほど戦前は今のように家庭に冷蔵庫が普及してなくて、政府が食品の流通について厳しく監視することもなく、偽の表示は当たり前でやりたい放題だったようで、これを見るといま流通している食品の品質に感謝したくなります。

 以前は女性が家族に三食提供するのにほとんどの時間を費やしていたのが、冷蔵庫や外食の普及、更にファストフード化で、女性の社会進出が進んでいったということで、必然の変化だったんだと思えます。その中でのサバイバル競争‥。

 一番印象に残ったのは、ミルクチョコレートのハーシーさんのエピソードで、最初から粉ミルクじゃなく生乳にこだわり、それも含めて一つのまちを構想して実現していったということ。

 途中、従業員のストライキで傷ついたりしましたが、ここで取り上げる中では唯一といっていいくらいそれ以外のドタバタ劇もなく、創業者がハッピーエンドを迎えているような。それだけどの会社も苦労があって見ごたえがありました。

 「アメリカンドリーム」を、日本語では単に「野望」と翻訳したくなりました(笑)。

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 社員を見ていて、見た目についてちょっと言いたくなって、せっかくだから月曜朝礼で話してみんなに聞いてもらいたくなっていました。損してませんかと。

 そうこうしている間に社内ネットの読書感想文コーナーに、この竹内一郎著「人は見た目が9割」のことが出ていました。

 これは確か結構話題になったベストセラー本。しかし2005年に出た本とはビックリ。もう16年前になるのかあ。

 手に入れて読んでみたら、私が言いたい髪のことについてもちゃんと指摘がありました。前髪を上げると「男っぽい」、垂らすと「男の子っぽい」。そうそう。女性も同様だそうです。

 自分が示したい自分像と、その外見は合っているのか? 逆に、お洒落だけどその外見と中身が合致しなかったりする人もいるような。

 そんなことを言う私はどうなのか? 甚だ自信ないけど、立場が立場だから勇気を奮って言い切りたいと思います。

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 縁あってタナベ経営さんから現社長である若松孝彦さんの著書「100年経営」をいただきましたので読んでみました。

 経営コンサルタントの豊富な経験から、事業承継の臨床事例についての記述は特に説得力があって、頂いた本の割には結構マーカー線を引かさせていただきました。

 というか、こういう本を読む前に今年、若松社長とオンラインで会話する機会があり、営業をかけられるのかな?と半分身構えてその時間を過ごしましたので、その前に読めればよかったのかもしれません。

 さて、当社は昨年創業70周年でしたが、私の社長業も今年いっぱいで満20年を迎えます。58歳ですし、次世代に向けてそろそろ本格的に事業承継を考え始めるべき時期です。なかなかタイムリーな時期に出会った本となりました。

 タナベ経営の創業者、田邉昇一氏は「会社は事業に成功して50点、承継ができて100点」と言ったそうです。まさしくそのとおり!

 そのタナベ経営の後継者、田邉次良氏の事業承継の著書も出ているようなので、読んで見たいと思います。

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 「サピエンス全史」を読んだのは昨年夏でした。

 Amazonでは関連する書籍としてこのジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」をオススメしてくるので、素直な私は挑戦してみました。

 日本では2000年に出た本なんですね。当時、だいぶ話題になったようですが、私は副社長で経営環境は厳しく、会社経営にしか関心がなかったからスルーしたのでしょう。

 ちょうど今、コロナウイルスが猛威を振るい、また日本の縄文文化遺跡群が世界遺産に事実上内定している状況の中、興味を持って読めました。

 また、私にとっては、牛・豚・鶏・羊など特定の動物の家畜化がいかに進んできたかが分かって良かったです。

 歴史を遡れば、今生きている人はみな自然との戦い、病原菌との戦い、他民族との戦いに勝利して生き延びて子孫を残した先祖を持つ人ばかりということで、その戦いに敗れた夥しい数の犠牲の上に成り立っているということに改めて気付かされます。

 また、数々の発明があって、いま人類の大半が快適な生活を送ることができているし、そのトレンドは依然続くとすれば、さらに後に生まれてくる世代が羨ましいですよね。

 後の世代が羨ましいと思えるということは、新しもの好きということか。最近、ヴァージンの会長やAmazonの創業者が宇宙旅行に行ったというニュースがありましたが、さて、私の立場としては?

 疑似肉、人造肉の世界がどうなるかですが、100年後には畜産は過去のものになっているのか? ‥なってても不思議ではないかもしれませんね。

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 竹内久美子さんの「そんなバカな!」は私の読書歴の中でも10指に入る衝撃的な1冊です。

 この本で言っていた「生き物はすべてその遺伝子の生き残り戦略に操られているだけなのだ」という見方で世界を捉えると、全てが納得できるようになり、その後私の中では「人間といえども所詮動物の一種である」と思えるようになりました。

 だからか、私自身ナチュラリストなどとは偉そうに言えないと思いますが、気がつくと自然に反した考えかたや行動は取らないという原則に沿って判断しているような気がします。

 しかし、その後竹内久美子さんの著書を手に取ることなく30年が経過。先日YouTubeのオススメ動画に氏が出演されてるのを見てまた興味が湧いてきて、過去の著書を手に入れて読み始めました。

 うーん、やっぱり面白い。「人はなぜそうするのか?」などと人類の営みをどう捉えるかは私の中の関心の的なんでしょうね。それは取りも直さず経営のベースをなすものに違いありません。

 ところで、あるはずの「そんなバカな!」が家の本棚に見つかりません。なぜなんだろう?? 中古本を手当してちゃんと並べておきたいと思います。

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 落合陽一さんって実は先日まで存じ上げてなかったのですが、ベストセラーになっているとのことでこの「2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望」を手にしました。

 読む前に、著者の肩書がメディアアーティストであり、1987年生まれとしがらみのない若い世代であること、そしてあの落合信彦さんのご子息であるということで、期待が高まりました。

 しかし2019年11月発行ということで、コロナ禍の前の著書なので古い内容になっているかもと思いながら読み進めましたが、なるほどSDGsを深堀りするためにはよてもいい本でした。

 SDGsは素晴らしい世界のゴールだと思ってましたが、たしかにこれら17項目と比肩しうる要素が抜け落ちているとも言え、世界各国の妥協の産物でもあるという指摘にはなるほどなと思いました。

 さて、その世界の国々の中での日本の立ち位置ですが、驚いたのは、先進国の中で飛び抜けてシングルマザーの貧困率が高く54.6%にものぼるということ。

 日本の社会が高齢者に優しく、若者、子育て世代に冷たいという面は否めないのでしょうかね。賃金も若い女性には厳しい現実かも。

 当社にもたくさんシングルマザーがいるはずです。貧困にならないレベルの賃金を支給し、適度に子育てを優先することができて、本人も精神的にそれほどプレッシャーのかからない職場を提供することの大切さを改めて感じ入りました。

 それができて、少しでも地元の少子化に歯止めをかけられたらと思います。

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 当社は鶏肉を主に販売する会社ですが、そのパッケージである箱と袋も一緒に販売している会社ともいえます。改めて確認すると結構な額です。

 レンゴーさんはダンボール業界のガリバー企業で、当社でも仕入れさせていただいていますが、大坪清会長の著書が先日届きましたので、読んでみました。日本経済新聞で1ヶ月連載の「私の履歴書」を改めてまとめた本なのですね。

 どちらかというと私の父の世代に近い方なのですが、2000年から2020年まで社長として経営に携わってきたということで、私の社長在任期間とほぼ重なります。

 もともと住友商事に入社され、その立場から業界に携わってきて、住友商事の副社長に上り詰めた時期に周囲に画策され、天命と諦めてレンゴーの社長として赴任された方なのですが、島耕作じゃないですがひとつの業界との関わり、見え方などもたっぷり紹介されています。

 ステークホルダーの影響力や資本政策についての経緯を知れて学びになりましたし、社内の改革のみならず業界の慣習の打破をやり遂げた姿に大いに共感しました。

 著書のタイトルは「「情」の経営に「理」あり」なのですが、情と理という相反するものを矛盾なく両方取り入れていくという盛和塾で学んだ稲盛和夫塾長の思想と重複します。

 15年ほど前に、新聞記者さんに自分の性格を一言でと言われて私は「情にもろい理論派」と答えた記憶がありますが、そんなんじゃいけないわけで、著者のようにしっかりした軸を持って高次元で達成していきたいものです。

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 最近テレビで、マクドナルドやKFCなど有名飲食チェーン店、それに大手コンビニの商品を取り上げたる番組が多くなりましたよね。

 そして、それらの有名な店への好感度がアップしているように思います。以前はその画一的なメニューには、見下すような眼差しがついて回ったはずですが、その裏にあるスタッフの懸命な努力が脚光を浴びることで、敬意や感謝の思いを持って食べられるようになってきたような。

 もちろん、一昔前までより美味しさも向上してきたことの証左とも言えるでしょうし、日々選択して食べている割には、作る側の情報開示が遅れていたということも言えるかもしれません。

 稲田俊輔さんの「人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本」は持ち前の鋭い食へのこだわりをベースに、サイゼリアやガスト等の有名どころから最近増加しているネパール人経営のインド料理店や町中華まで個人的視点で書かれてあって楽しく読ませていただきました。

 美味しさを極めようとすると2割の人は必ず拒否反応を示す、‥みたいなジレンマの中で苦悩しながらブラッシュアップを重ねていくその健気さを知ると改めて感謝の思いが強くなります。

 さて、鶏肉生産においても、地鶏に比べて安い若鶏肉は「ブロイラー」という言葉とともに見下されがちな存在ですが、以前に比べて見直されつつあるのかな?

 ま、農場も工場もそもそもテレビ映りが良い世界ではないですし、鳥インフルやコロナの対策もあってそう簡単に外部の人を受け入れられるようにはなってませんので脚光を浴びさせられても困るのですが。

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 今年6月、伊藤忠商事が三菱商事の時価総額を追い越し商社ナンバーワンになりました。その歴代の経営者の中で一番有名なのが丹羽宇一郎さん。中国大使も務められましたしね。

 その丹羽さんが書いた最新著がこの「社長って何だ!」です。マスコミを通じて遠慮なく持論を話される方で、そのどれもが納得できる内容でしたので、ファンとして読んでみました。

 超大企業ではありますが、サラリーマン社長として6年務めた方なので、中小企業の社長とは違う角度のはずですが、思いの外、盛和塾で稲盛塾長が言っていることに重なる内容が多かったです。

 社長になられても満員電車通勤で、自宅の車はカローラだったといいます。稲盛塾長も清貧な方ですが、丹羽さんは学生運動をやられた方ということもあってか更に徹底しています。

 その反面、将来が嘱望される若手には、なるべく早く一流を経験させる機会を与えるべきだと言います。また、自分自身も若い頃はほぼ貯金はせずに自分に投資したから今があるし、若い頃の投資額は幹部や重役になれば簡単に元が取れてしまうと言っています。

 また、商社マンとして海外のビジネスマンと接して、欧米人は早く帰って家族サービスするイメージが日本人にはあるが、それは嘘で、家に帰って勉強しているというのが真の姿だそうです。

 その当時と時代は変わっているわけですが、マイカー通勤が多いアメリカではいまPodcastが人気ということを聞きますと、アメリカ人は通勤時に勉強して、日本人は電車でゲームするという差がつく状況になってはいないか心配です。

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 ニトリ創業者で代表取締役会長兼CEOである、似鳥昭雄さんの著書「ニトリの働き方」を読みました。

 とは言ってもこの本の半分以上を占めるのは社員の声。トップの考え方を具現化するような職場で活躍する社員のエピソードが散りばめられており、今一番の課題である人の採用に効果的であるように作られている。さすが!

 目標は日本一ではなく、世界一。テレビでも感じられるやんちゃな似鳥会長ですが、「ハラハラドキドキが面白いし楽しい」といい切るところが素敵ですよね。社内では「ロマン」という共通語になっているそうですが、ナンかいいニュアンスを含んでますね。

 社員教育に力を入れ、上場企業平均の4〜5倍の教育研修費を使っているとのこと。私はあまりニトリ店舗を訪れる方ではないと思いますが、昨年ちょっとした買い物をした際会話を結構したのですが、好感を持ちましたし、スケール感を少し感じましたが、間違ってなかったですね。

 それにしても最初に出てくる、第1期30年計画、第2期30年計画はすごいですね。30年単位でとてつもなく大きな目標を掲げ、実現にまっしぐら。いま50周年だそうですが、ほぼ予定通りとはすごい。似鳥会長はとぼけた感じもあるのに、ファーストリテイリングの柳井社長と重なりますね。やっぱりすごい人。

 また、違う業種だと思って読みましたが、「数字に強くなければ、趣味や遊びと同じ」の言葉に象徴されるように案外当業界と共通なところがあるなと思いました。読んでよかったです。

 余談ですが、ニトリのマットレスがやたら柔らかい理由が書かれてました。硬めが良いという信仰が定着しているのは日本だけとのことです。信念あってのことなんですね。

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 ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」の上・下、読みました。世界のベストセラーだけあって、いやー、濃かった。

 私の世界観の根幹にあるものはというと、人類といえども動物の一種であり、DNAに仕組まれた種の存続が本分であるというもの。

 雄と雌の遺伝子の組み合わせと突然変異でわざわざ違うものを生み出し、環境の変化に合致したものが次世代を生み出していけば、地球がどんな風になろうとも大概人類は生き延びていけるだろうと仕組まれている‥。

 どちらかというと科学的アプローチかな。最近まで歴史全く興味なかったですからね。そういう私にとって、この本が世界史の教科書だったら、もっと興味を持って読んだだろうなと思えます。有史の前の世界のほうが興味が持てるのは私だけではないはず。

 これを読むと改めて、21世紀に生きる我々は本当に幸せだと思いますね。何年か前にモスクワに行ったときに思ったのが「他の国と売ってるものとかほとんど変わらない!」ということでしたが、まさしく国境線が薄くなって、世界全体が資本主義、自由主義の世界になって、お金を介して異国の人でも協力し合うことができる。戦争もほぼなくなった。

 しかし、幸せをもたらしてきた人類の進化は更に何を変えるというのか。ネアンデルタール人と我々ホモ・サピエンスが別格であるように、これからはホモ・サピエンスが進化前の過去のものになろうとしているかもしれないと指摘されると、複雑なものがありますね。

 幸福を語るところで仏教の世界観が出てきました。真の幸福とは私達の内なる感情とも無関係、ですか。分かっているようで全然分かっていない仏教。これを読んで更にまた分からなくなりました(笑)。わからない私はまだまだなのでしょう。この著者は私より13歳下で、30台後半の著書か‥。

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 この木下斉さん著の「凡人のための地域再生入門」には「地元がヤバい‥と思ったら読む」と書いてあったので、この少子高齢化・人口減の最中にいる地元を救うためのノウハウが書かれているかと手に取りましたが、違いました。

 地方都市のとある店を畳むことを契機に、リノベーションして不動産業的な立場で繁盛するスポットを作り上げていく物語です。後半はその成功例を元に全国のネットワークを作り上げていく話でした。

 地元で商売をするときの心構え、各論の学びとしてよく出来ている本だと思いました。そういう立場に私はいませんが、地元で起きている店の世代交代とかの背景が少しわかったような。中央で修行してきた若者の出す店とか、デザイナーの活躍とか、あるあるですもんね。

 そして、父が面白がってやっている地元の不動産関連のビジネスがまちづくりに繋がるんだと見直すことになりました。

 補助金については著者は全面的に悪者扱いしています。いわく麻薬みたいなものと。常習性があり、それに頼って本来の力が出なくなってしまう。また、率先して不公平を作り出していて、補助金を使った道の駅などが民間の店を圧迫していることなど、まさしく現実に起こっていることかなと思います。

 それにしても、採算性から逆算して、極力お金をかけずに、ビジネスを始める心構えのありかたは価値あるので、これから地方で商売をやりたい方にはいい本だと思いました。2018年の本です。

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 小山昇さんが今年、2020年に出した著書2冊を読みました。

 「できるリーダーは失敗が9割」は4月発行でコロナ禍については何も言及はなく、つい笑ってしまういつものジョークが散りばめられた文体ですが、「門外不出の経営ノート」は7月発行ですので、しっかりそれ前提で書かれており、ジョーク抑えめでした。

 さて、このコロナ禍での経営者としての小山さんはというと、経営する武蔵野は売上ゼロでも社員に同じ額の給料を払い続けることができると豪語。

 「利益を出す」より「会社を潰さない」に着眼点を置いていると公言して憚らなかったですから、こうした危機の局面でますます説得力がありますね。

 小山さんは「会社は社長の決定で99%決まる」と言います。見ようによってはすごく冷たいですが「会社が赤字になるのは、社長が赤字でもいいと決定したから」で「会社がつぶれるのも、社長が倒産やむなしと決定したから」。

 そして、この機に及んでも「ピンチは、考え方次第でチャンスに変わる。たとえ今がどん底でも打つ手は無限にある。」と言います。また「不測の事態こそ、事業構造を変えるチャンス」とも。

 もちろん小山さんのノウハウでどんな危機でも100%救えるわけではないでしょうけど、中小企業の命運を背負う社長には特効薬ともいえる2冊でしたね。私にはいい復習になりました。

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 書評で高評価を得ていて、著者の奥野一成さんは当社のメインバンクである農林中金さんの系列の方ということで興味を抱き、この「教養としての投資」を読んでみました。ちなみに、頂いた本ではないです。

 農林中金さんといえば農協系列の金融機関で、3メガバンクに次ぐ存在ですが、割と名前が知られない比較的地味なイメージがあります。その中の方がこうして大手出版社から著書を出すというのは珍しいわけですが、読んでみたら日本長期信用銀行(長銀)出身者でした。

 その長銀の名前のイメージそのもののような、ウオーレン・バフェット流の長期の視点で銘柄を選んで投資するということを実践しているんですね。

 まさしくバフェットが言っていることと重なる内容で、かつ日本の現在の投資環境を踏まえて書いていますので価値ありましたね。5月発行の書籍ですが、東京オリンピック延期まではカバーしています。

 投資をして、投資家の思想を持つことで、世界をより理解することができる。「日本電産の株を買うということは、永守会長を部下に持つようなもの」みたいな書き方をしていて、分かりやすいです。

 ちなみに私が社員に株の投資をすすめる朝礼スピーチをしたのは、調べてみたら2017年12月末頃のこと。その年末の日経平均は22,764.94円でしたから、ちょうど今ほぼ同じくらいでしょうか。

 もうちょっと日経平均が安い頃にスピーチできればよかったのですが‥。

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 ここ10年ほど私の頭にあるひとつの認識は「紀元前の一国の王様より、現在の70億人の大半が美味しいものを食べ快適な暮らしをしている」だろうということです。

 それもこれも人間の命に限りがあり、得てきたものを次の世代に売買するのじゃなく、プレゼントされてきたから今があるわけで、もしかして自分で稼いでそれを使うよりも、前の世代から貰ったもののほうが大半ではないのか?と思いはじめていたのです。ま、前者と後者を比べる手はずはないわけですが。

 そんなこと思っていたので、タイトルからこれは読まないわけにはいかない思い、近内悠太著「世界は贈与でできている」を手にしました。

 歴史関係の本かと思ったら、哲学の本でしたね。私も何冊か読んでいる内田樹さんとは違う結論を以て贈与を解釈しています。

 ネタバレするので軽く触れる程度にしておきますが、稲盛和夫塾長の言っている「利他」とニュアンスが限りなく近いのに驚きました。

 贈与と利他。ま、もともと意味が近い言葉ですが、愛の意味だとかそういうことじゃなくて、人間を幸福にするのは何なのかという哲学の根源的な問いから得られる、資本主義社会下での贈与の深い意味が学べました。

 読んでスッキリ。光明が差した読後感です。ちょっと難しい本でしたが。

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