きまじめチキン日記

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カテゴリ:  自己啓発

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 養老孟司さんのベストセラー「バカの壁」(2003年)は私も読みましたし、面白かったので続編の「死の壁」(2004年)「超バカの壁」(2006年)も読んで本棚に並んでいます。すぐ内容は思い出せませんけどね。

 気になる面白い人ではあるので、何かで見かけたのをきっかけに、その続編となる「「自分」の壁」(2014年)「遺言。」(2017年)「ヒトの壁」(2021年)を手に入れて読んでみました。前3作とは少し離れた後の著作でした。

 一番の読むモチベーションになったのは、どんどん悪化している気がするこの日本の社会について、養老先生はどう見ているのかな?というものでした。

 そういう意味ではかなりの気づきを得て、マーカー線がたくさん引けました。「日本人はただ反応してるだけ」と言ってましたが、確かに深く考えずに空気を読んで忖度してるだけかも。相変わらずの冷めた見方が冴えてました。

 最後は愛猫の死にまつわる話でした。ちょっとだけ犬派だったからか、言うことを聞かない存在だからこそ愛情の対象になりうるというロジックはこれまでの私にはなかったかもしれない‥。

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 文庫本の「経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち」を読んでいたら、ある盛和塾の塾生が稲盛和夫塾長の写真を部屋に飾って、自分を監視してもらっているみたいなことが書かれておりました。

 そういえば私は2009年、盛和塾盛岡の塾長を囲んでの朝食会の質疑応答で、思いがけず質問する役になってしまって塾長に厳しく指導を頂き、めげているところに塾長を見送るところに案内いただいて、撮っていただいたツーショットでの写真があったのでした。それを飾ればいい!

 ということで飾ってみました。うん、あの時の怖い塾長が浮かんできます。

 私はこの本に出てくる門下生のように、徹底して塾長の教えを実践しているとは言い難いところがありますが、これで少しでも近づけるようになる気がしました。

 逆に重くて撤去したくなるかもしれませんが(笑)、当分我慢してみます。

 それにしても、今は亡き塾長の、叱った後のこの優しい表情に救われます。この時言われた言葉は一生忘れません。

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 どこでこの本のことを知ったのか憶えてないですが、2019年に出されたこの宮田博文著「社長の仕事は社員を信じ切ること。それだけ。」をやっとこのゴールデンウイーク中に読みました。

 後継者の立場に生まれ、子供のころから親の仕事で目にしているトラックが大好きだったそう。若くして社長になり、持ち前のエネルギッシュな才能を発揮して好業績を出しながらも、社員が死亡事故を引き起こしたことで、その原因は自分にあったと反省して、社員の主体性を大事にする経営を実践して、敬遠されがちな業界ながら社員募集すると高い競争倍率となっているそうです。

 私は子供のころ鶏が好きだったわけではないですし、いま超人気企業というわけではないですが、それ以外は結構重なる部分が多いストーリーだなと思いました。読み進めたら、私より若いですが盛和塾の塾生だったそう。

 同じ方向性を進む経営者としてもっと頑張ってみようと思える読後感をいただきました。感謝です。

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 稲盛和夫著の「経営12カ条 経営者として貫くべきこと」を出張中に読みました。

 復習ですね。盛和塾で稲盛塾長が講義したものは会報誌で活字になって、私たち塾生たちは読んでますからね。それでも時間が経つと少し曲解してるところがあったので、アジャストできて良かったです。

 経営の原点12カ条は、私が社長2年目で赤字となり、「これはまずいぞ!」と変に自信家だった自分を軌道修正に導いてくれた条文でした。

 振り返って思います。赤字になったからこそまずまず本気で取り組むことができたと。それまでは単なる知識でした。

 これを読んで本気で実践して、結果が出ないことはあり得ないはず。塾長もそうおっしゃってました。

 僭越ですが、若い人に経営についてアドバイスを請われたらこの本をお勧めします。しかしとにもかくにも本気で実践するかどうかでしょう。

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 2018年に出版された、東海友和著「イオンを創った女――評伝 小嶋千鶴子」は直後のそちこちの書評で高評価を得ていることは知ってました。

 そして、いま閑散月の2月だからか5年ぶりに私のアンテナに引っ掛かり、やっと手に入れて読んでみました。そして前後してYouTubeやGoogleを駆使して、故小嶋千鶴子さんについて情報を集めてみました。

 23歳で後のジャスコの元となる家業の岡田屋呉服店の社長となり、30歳のとき学生だった弟に社長を譲ってしまうというところからして大胆ですよね。

 結婚でいったん経営を離れるも、復帰後は社員教育に力を入れ、日本一の小売企業を率いていく弟を陰で支えます。

 そして65歳で仕事を離れ、作陶の世界に入って、さらに私設美術館を設立するなど第2の人生も走り続け、たくさんの人に薫陶を授け106歳まで生きたということで、いや確かに凄い方です。

 イオングループの社員は56万人だそうで、人本位の企業グループのイメージは揺るぎなく今に至っていますが、それも小嶋千鶴子さんあってのこと。

 たくさんマーカー線を引きました。どちらかと言えば私自身はもともと革新的なタイプだったはずですが、社長になって保守的になってきているように自覚しておりまして、これは軌道修正せねばと尻を叩かれた気持ちになりました。

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 本屋さんで買った「BIG ECHO FAN BOOK」がきっかけで、同じ宝島社のファンブックシリーズを集めて読んでみました。

 どれもがチェーン店のものであり、割引券が付いてて、ファン代表の有名人のインタビューが出てて、就職したくなるように活躍する社員の姿が描かれていました。

 また、全国津々浦々に展開するたくさんの人に愛されるチェーン店って、いろんな困難を乗り越えてノウハウを積み重ねて今の洗練された姿になっているわけで、製造業の私の立場でも異業種の企業を知る教材として価値があると思いました。

 最近だと「せっかくだからありきたりのチェーン店でなく高級店で」というよりも「せっかくだから周囲と話してて共感できるネタになるチェーン店に行っておこう」と思えるのも、テレビでチェーン店を深堀する番組が増えてからなのでしょうけど、ますますこういう書物で加速しそうな気がしました。

 飲食店組のファンブックには商品開発担当者が出てくるわけですが、よくあるのが有名店の、高級店のシェフでしたという経歴。今やそういう尖った才能がチェーン店の中に隠れているわけで、「大衆店の顔をしたチェーン店万歳!」と言いたくなります。

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 20年前に発刊された畑村洋太郎著「失敗を生かす仕事術」を読んでみました。

 当時の社会的事件になった事例を挙げながら、失敗というものをどうとらえるか、学術的な話から心構え的な内容、そして失敗学の権威としてあるべき仕事術を開陳しているような本でした。

 経営者としては、常に失敗することまで想定しなさいということでした。私なりに解釈すれば、利益を十分蓄えておきなさいということかと。「そんな失敗、痛くもかゆくもないよ!」とトップが言える状態にしておきなさいということでしょう。

 それから、失敗事例をオープンにする社風を作ること。他者の失敗に学ぶ習慣が付ければということで、始末書の社内ネットでの公開とともに、社内ブログで自らの失敗をネタにすることができているからまずまずかな。

 それにしても20年前の本での日本社会のおかしさの指摘がそのまま今に当てはまることが残念です。著者の言う「成功偏重主義に陥っている日本」は今の不寛容な社会を言ってるんでしょうね。政治家やマスコミの「言葉狩り」はいじめにつながるし、そろそろ終わりにしてほしいものです。

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 日経ビジネスは定期購読のみの雑誌ですが、亡くなられた稲盛和夫塾長を悼む特集号があると知り、手に入れて読んでみました。

 24ページばかりの特集の最後は2018年、85歳の時のインタビューでした。そこにこんなことが書いていました。

 本来、経営というものは辛酸をなめて、苦労して、一生懸命やって初めて、うまくいくというようなものでなければなりません。会社の業績は、経営トップだけではなく、社員全員が努力をし、辛酸をなめた結果、良くなるものです。ところが、全体的に景気が良くなり、自分の会社も何となくうまくいっているという状況は、実は非常に危険です。

 
我がチキン産業には厳しい時代がありました。年間の国内生産が2割減まで行きました。当社も自己資本がゼロ間際になるピンチも味わいました。

 ピンチがあったからこそ、甘ちゃんの私も本気になって経営を考え、塾長の教えを本気で実践する決意がついて、今があります。しかしここのところは逆に順調すぎて、それしか知らない人が増えてこれからが怖い。

 さて、今朝のニュースでは岸田首相がニューヨーク証券取引所で演説したという話題をやっていましたが、外国人のコメントとして、岸田首相は国内向けにやっていることと今回話してることは内容が矛盾すると指摘してました。いやまさに。

 甘やかしておいて、立派に育って成長が期待できる人になるわけがないわけで、いや、そろそろアベノミクス的な緩い政治は終わりにしてほしいものです。

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 久しぶりに立ち寄った本屋さんで見つけて買ったのがこの「所ジョージの世田谷ベース Vol.50 新解釈トコロ辞典」です。

 所ジョージさんの出演する番組にはほとんど縁がないけど、この雑誌の「世田谷ベース」もBSフジの「世田谷ベース」も少しだけ見たことはありました。

 独自の世界観ですごい人という認識はありましたので、著書を読む感覚でこのほぼ活字のムック本を手に取り読んでみた次第です。

 なるほどなあ。世間でもてはやされているものをまずは疑って、独自の価値観を育てよということか。脱線しすぎてついていけないところがあったりしますが、ほぼ頷くことばかりです。頷けるのは年齢が近いからか、逆張りの感覚が共通だからか(笑)。

 便利な世の中になって失われたものを嘆くところは今の「倍速世代」には通じるかな?

 あまりに便利なものに乗っかりすぎるとつまらなくなるので、私も敢えて不便にしたりして自分に新鮮な体験を作り出そうとしているこの頃です。年齢ゆえかな?

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 日本経済新聞の書籍の広告で、楠木建さんの「絶対悲観主義」が目に留まり、「心配するな、きっとうまくいかないから」というコピーにビビッと来ました。

 この人、我が経営の師、小山昇さんと同じことを言っている。最初小山さんに学ぶようになってから「どうせできないんだから」「どうせ失敗するんだから」と社員に期待しないことに不思議に思ったものですが、今や私もそう思っている。

 というのも小山さんに学ぶ前までは、社員に過大な期待をかけて、「どうして自分の思っているレベルまでやってくれないんだろう?」と悶々としていた自分がいました。

 それが今は、「できないのが当たり前で、出来たら奇跡で感謝しなきゃ」と思えるようになっています。目線が下りたと言っていいのかもしれません。

 著者は子供のころから絶対悲観主義を身に着けていたようです。誰から教えられるでもなく、自らの心の葛藤の中で自問自答して身に着けた処世術のようです。さすがです。

 しかし、この本はそのことばかりの解説に終わらず、独自の目線でいろいろなことを書いてて、たくさんマーカーで線を引かせてもらいました。世代は私とほぼ一緒ですし、なんだか趣味が合いそうですし、文章に歯切れがいいのでとても楽しく読み進められました。

 上場企業の社外監査役やアドバイザーを務めていたりするほどの方で、経営関係の本をいくつか出されていることがわかりました。それらの本を読むのが楽しみです。(‥と書いたら既に読んでました

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 稲盛和夫塾長が亡くなりました。90歳。とうとうこの日が来たか‥。

 塾長が盛和塾をやらなければお目にかかれなかったでしょうし、京セラフィロソフィを学ぶことは無かったでしょう。だとすれば私は今と全然違った人間になってたでしょうね。

 塾長の教えはあまりに正論過ぎて自分には合わないと最初思いましたが、時間をかけて徐々に腹落ちしていき今に至っています。

 盛和塾で学ばなければ、もっと自制心がなく好き勝手に経営をやっていたと思いますし、結果もっと空回りしてたと思います。これが持って生まれた自分の能力の限界なんだから仕方ないみたいな。

 それが何とか矯正されて、世の中の仕組みをニュートラルに見れて、自分を冷静に見れるようになったと思います。

 これって金額にしたらどれくらいの価値があるんだろう? ‥とてつもないな!

 思えば、時には直接薫陶を頂いて、凹んだこともありました。会食の際に同じテーブル席に座ったことも2度ありました。地元の安比高原でバーベキューの際、当社の菜彩鶏を食べていただいたこともありました。

 「平成のカリスマ経営者」「経営の神様」と言われる方が何度か一瞬ですが身近にいて、時にはお茶目だったり、普通の人っぽいところも見せていただき、自分と同じ人間なんだと思えたことがどれほど私の力になったことか‥。

 天国からも我々旧塾生を見守りください。合掌。

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 8月3日の大雨で、一戸町奥中山辺りが土砂崩れで国道4号線がまさかの通行止め。

 翌日の地元紙には、床上浸水した当社女性社員の実家の写真が載っていました。その社員、社内の合コンイベントで初めてゴールインしたカップルだったんですよね。しかしまさかあの穏やかそうな小繋地区が被災したとは‥。

 その後、テレビで一戸町災害ボランティア募集を告知してましたので、昨日ネットで登録して今日行ってきました。6年前の久慈市のボランティアに続き2回目です。

 今回は農家さんの小屋に入った土砂を除去する役目ということで、スコップと猫車を使っての作業をしてきました。

 9時から開始。15時までの予定でしたが、残念ながら雨が降り続き昼前に終了でした。気温は23℃くらいとちょうどよかったので、びしょ濡れになりながらも思ったよりも体が動いてくれました。

 朝は珍しくしっかり昼食の用意をして出かけたので、それを持ち帰って着替えてから食べることになったのが残念ですが、体がほてってて、心地よい運動してお腹が空いてたので、格別においしかったです。

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 テレ東BIZの会員になっているので、星野リゾートの星野佳路代表の経営を語った動画「モーサテ星野塾」のシリーズを興味深く拝見しました。

 意外にも「教科書通りの経営」を標榜しているんですね。自分の直面する課題にマッチする本を探し当て、ビビッときたら社員とも共有して実践していくんだそうです。私も似たことやっているのでとても共感できました。

 その教科書のうち「ファイブ・ウェイ・ポジショニング」についての考え方になるほどと思いました。

 商品、サービス、経験価値、買いやすさ、価格といった5つの要素のうち、1つで他を圧倒し、もう1つは優位に立ち、そのほかの3つは平均的でいいという考え方です。

 「〇〇については平均的でいい」と常々社内で言っていたのでちょっと安心しました。私は志低すぎるというわけではないんですよ(笑)。

 そのほかにも、「能力を伸ばす必要はない。今ある能力を出す必要がある」や「いいリーダーは演技力がある。本来と違う自分を演じ切る」はとても響きました。

 さすが星野社長。もちろん前からファンでしたが、熱烈なスキーヤーで話題がそちらに行くと仕事以上に熱く語るところも素敵でした。確かアイスホッケーもやっていたはずですが!?

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 八戸エリアには採卵養鶏の会社が5社あるのですが、チキン業界とは異種な業界なので積極的にお付き合いすることはなかったです。

 その中で、今回M社の43歳の娘婿さんが私に会いたいということで、二戸に来ていただいて昼食を一緒しました。私のブログを読んで、経営者として興味を持たれたようです。クルマじゃなくてちょっと嬉しい(笑)。

 世の中狭いもので、そのM社には、当社の一番のお客様の窓口として長年お世話になった五戸町出身のSさんが再就職して営業部長をやられていますし、娘婿さん自身以前は医薬品の営業をやっていた関係で、最近一緒にゴルフをさせてもらっている八戸市内のK先生を存じ上げていたと縁もあったようです。

 拙ブログを読んでいただいているので何も話すことないし、ご本人が前職でも成績優秀だったそうだし、心構えも吸収力も十分ありそうで何もアドバイスする必要も無さそうな感じでしたが、この日は私自身の自己啓発歴をちょっと話したくらいかな。

 逆に、若い人に敬意を持たれていると思うと、こちらも背筋がシャンとなります。いい出会いありがとうございました。

 自社商品である卵をたくさんいただきありがとうございました。謙遜してましたが、社長がいかに現場肌で厳しいのか聞きましたし、ゴルフの腕も凄いですから、そういう方が作った卵が不味いわけがありませんね。

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 大嶋啓介さんの著書「すごい朝礼」に出会い、それを実践する居酒屋てっぺんの見学に行ったのは何年前だったかな。

 すごい衝撃でした。このレベルの朝礼を自社に取り込むのには無理があるけど、すこしはそのエッセンスを取り入れ、始業時間をいいものにしたいと願い、あれこれ研究して少しずつ変えていって今に至っています。

 その後の大嶋啓介さんの著書はどうなっているんだろうと調べたら、出てきたのがこのひすいこたろうさんとの共著の「前祝いの法則」です。

 もう定着している、トイレに「きれいにお使いいただきありがとうございます」と過去完了の文章にしてしまう法則の延長だな、と察しが付きました。「次の人のためにきれいにしましょう」等より実際にきれいになる効果が高い、というのは知ってましたので。

 読んでみますと、予祝という概念が昔からあったということを知り、それを応用した手段がたくさん紹介されていて、また、成功例が散りばめられていて、読後は楽しい気分になりました。

 その手段としては「予祝スマイル」「予祝キメポーズ」「未来日記」「予祝インタビュー」「1年予祝」「予祝新聞」「ブレインストーミング」「予祝マンダラート」「未来レター」「まなゆい」「3行予祝日記」「感謝の手紙」「予祝ラストレター」が紹介されています。

 「思いは実現する」とか「発した言葉があなたの未来を決める」とか言われますけど、その具体的な実践編みたいなものですね。

 2018年に出された本なんですね。こういう本に若い頃に出会えたら、とてもラッキーだと思いました。

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 TDKが北上市に500億円を投じてEV部品新工場を建設するというニュースが入ってきました。

 キオクシアが北上市に1兆円を投じてメモリー工場の生産能力を倍にするというニュースがあったばかりで、地元の人の採用が底をつきそうなのに何故!?と思ってしまいますが、それにしても北上市の吸引力はすごいですね。

 その北上市について、地元の図書館である本を発見しました。学研まんがでよくわかるシリーズ「北上市のひみつ」。

 このシリーズ手に取ると、単純な教育関連書籍ではなくて、スポンサーが自社や業界の宣伝のために作って、図書館に寄付するという仕組みみたい。

 そこに、なんと北上市も混ざっている。ついでに関心がある他のタイトルも含め借りて読んでみたら、うーんなるほど、漫画の力を借りて子供たちに効果的に吸収されるようにできている。

 この北上市についての本の中では、ちゃんと企業誘致についてのエピソードも書かれてて、市として工業団地をたくさん作って埋めていくことに以前から相当戦略的に取り組んでいることが分かりました。

 人口は岩手県5番目だそうですが、企業誘致という面では明らかに抜きんでた結果を残している北上市。

 以前は「株式会社横浜市」とか言われましたが、もっと近いところに「株式会社北上市」があるということですね。

 岩手県は真面目に粘り強く仕事に取り組む素地があるんだから、北上市の発想を広げて「株式会社岩手県」になれるのでは?

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 最近、読みたい本とかほぼ読み尽くして、次に読む本を並べておく本棚スペースが空っぽなことが多くなっています。

 そこで思いついたのが、子供部屋の本棚。行ってみたらあるある、漫画だけが沢山ある(笑)。しかし、大人が読んでも良さそうな漫画はなかなか無いな‥。

 でもよく見たら、漫画本より大きなサイズの「小学館版学習まんが 日本の歴史」シリーズの戦国大名の争い天下の統一が目に止まりました。歴史オンチの私にはこれくらいがちょうどいいかも!?

 というわけで読んでみました。戦国大名の命がけの戦いと付き合い方が漫画だから臨場感があるし、脇役のセリフやら欄外の解説で時代背景や地理が分かりやすくて、まさしくちょうど良かった(笑)。

 それにしても今と違って命の軽さをほとほと感じますね。戦場となっているウクライナをついつい連想します。そもそも何故プーチンがこのウクライナ侵攻を企てたのかは、歴史書を読んで使命感に燃えたからと言われています。

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言がありますが、極論かもしれませんが、逆に歴史をシリアスに学ばなかった人が地球上に多いから、平和が維持されているとも言えるわけで、読んでてちょっと複雑な思いに駆られました。

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 フィンランド大使館に勤務する堀内都喜子さん著「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んでみました。

 幸福度世界一のフィンランドですから、私の次に行きたい国の筆頭になっていることもあり手に取ったのですが、すっかり行った気になりました。いや観光で行くより、こういう本のほうがフィンランドを理解できるかも。

 さて、フィンランドはロシアに接する国で、ロシアの一部だった時もあり、ロシアと2度戦って今に至っているとか。人口500万人ほどの農業国だったのに、今や家具の会社など世界的な企業をいくつか持っていて、そのワークライフバランスを取りながらの発展ぶりに世界的な注目を浴びているんですね。

 読んでみると何もかも羨ましく思いました。我が国との比較で、政治的なことをはじめ洗練度で圧倒的な差をつけられているような。シャイだったり真面目だったりで、国民性がとても似ているそうですけど、その差は何から来るのでしょうか。

 思うに、変化に対する姿勢ではないでしょうか。今朝のモーサテでも言ってました。ガソリン価格が上がる情勢になると国がそれを吸収しようと補助金を出す。結果、それを反映した製品価格や運賃の値上げが進まない。すべてがこんな感じなのでずっとデフレが続いて、内向きでいて、円安が加速してしまう。なんだかな〜。

 そもそもフィンランドの首相はこの本の発行された2019年時点で34歳だった女性! 日本もホントにそろそろ変わらなきゃ‥。あからさまにフィンランドをベンチマークにして超える努力したらどうでしょう?

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 あのコピーライター糸井重里さんが始めた「ほぼ日刊イトイ新聞」が手帳でブレイクして、自由人に見える糸井重里さんが社長のまま、2017年上場を果たすとはびっくりだなと思ってました。

 私は早いころから紙の手帳を手放しましたし、ほぼ日サイトもほぼ縁がなく来ていましたが、ビジネスマン感覚が希薄に見える糸井重里さんは、私も似たようなところがあると思える気になる存在でしたので、この2018年に書かれた「すいません、ほぼ日の経営。」を読んでみました。

 読んでみると、言葉を使い分けるコピーライターのプロ中のプロとしての糸井重里さんらしい経営の捉え方が興味深いです。経営の指南書に書かれていることをコピーしないで、自分の頭で判断してやっていく姿が新鮮でした。

 例えば、社員との昼食会や全員面談は面白くないから止めたとか。アメリカの巨大IT企業に近いような社員の感性を大事にした経営をしているようですが、オーナー社長の感性をも大事にしているということですね。

 最も大事なところ、ほぼ日の企業理念のような言葉「やさしく、つよく、おもしろく」はもちろん糸井重里さんの言葉ですが、とても共感できました。ぜんぜん違う業界ですけど、何故か合う(笑)。

 採用で大事にしているのはリーダーシップとありましたが、そういえば私が昨年の人事評価見直しで、一番普遍的な尺度として取り入れたのは「率先垂範」で、これってリーダーシップのことだと言えなくもないです。

 この本はライターさんが糸井さんを取材して書いた本ですが、糸井重里さん自身の書かれた本を読んでみたくなりました。

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 今日、全社的に休みの予定でしたが、八幡平工場と久慈工場が遅れを取り戻すべく稼働しております。2月は八幡平が3日間、久慈が5日間臨時休業しましたが、今日でほぼ挽回できそうとのことです。

 工場に様子を見に行きたいところですが、リスク回避のため家にいました。で、読書を1冊。秋山ジョー賢司さんの「不安が覚悟に変わる 心を鍛える技術」です。

 エグゼクティブ・コーチである秋山さんのPodcastを聞かせてもらっていますが、いつもその独自の視点で質問に答えていらっしゃって感心するばかりでしたし、ミニセミナーにも参加しましたので、初めてメジャーに出された著作を読まないわけには行きません。

 読むと、鍛えるという言葉と裏腹に、優しく包み込み、勇気づけるような内容になっています。

 本の中でいくつか読者への質問があって、それに答えて進めるようになっていますが、最後の最後、自分の大事なところをここに書いてしまおうかな。

 大事にしている価値観:本質、スムーズさ、賢さ

 自分の強み:調べる力、すぐ実行する力、楽しむ力

 もういい年だからか不安は何もないし、何でも覚悟はできているつもりでしたが、自分を振り返ってさらなる勇気をもらいました。確かにこれでブレーキかけれないでいたところにかけられる気がしてきました。

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 ベストセラーになっているという「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みました。

 アメリカ人の書いた本なので、医療保険が手厚く整備されている日本に必ずしも当てはまらなかったりしますが、理系の著者の考え方は概ね納得できました。

 本書で指摘している以上に日本人は死を意識しないで日々暮らしている気がします。死は避けるべきもので、高齢者は憐れむべき存在で、それ以上のことはあまり考えずに過ごしているような。

 その延長で、買い物はコスパ重視、いざというときのために貯金はたくさんあったほうが良い、で考えるのを終わっているんでしょうね。

 死のタイミングを意識すれば、逆算して生をかけがえのない大切なものと捉え、より良い時間にしようとする意識が働き始める。確かにそのとおりだと思いますし、この本をたくさんの日本人が読めばデフレで低迷しているこの国が変わるかも‥。

 でも、死について何も考えないで突っ走るのもそれはそれでハッピーという考え方が日本人のスタンダードで根強いかもしれませんね。私もそっちのほうが強かった。

 いずれ、個々人の人生の美学が岐路ということでしょう。それを改めて考えさせられる本ではありました。

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 社長として方針を出したり、決断したりは当然しますが、社員が最大限に力を発揮できるように導くいいコーチでありたいと思っています。でもできているかな?

 そのコーチングについては以前に単行本を買って読んだ記憶がありましたので、本棚から探してみましたが、あれ?見つかりません。ならばとこのブログに書いてないかなと検索してみましたが出てきませんでした。記憶がいい加減なのかな‥。

 それでは改めて勉強してみようと、アマゾンで本を探しましたら、この「人生を変える!「コーチング脳」のつくり方」の評価がとても高いじゃないですか。早速購入して読んでみましたら、自らの経験を織り交ぜての内容が説得力があって、とてもいい本でした。

 しかも、ベストセラー「嫌われる勇気」でお馴染みのアドラー心理学をベースにしてあって、スイスイと入ってくる。

 そのコーチングのモットーとなっているのが、なんと「褒めない、叱らない、教えない」。これまで社長として結構教えてきたし、叱ったし、時には褒めてきましたから、ぜんぜんコーチングじゃなかったのね。

 また、良いコーチに成るためには、自分でもコーチングを受けることをオススメするとのこと。自分自身その必要性を感じなくてこの年になってしまいましたが‥。

 著者の言うレベルでコーチングができる人になれば、自分自身をさらにバージョンアップできたことに成るわけで、気がついたらその領域に居れるようになりたいものです。

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 先日夕方、ローカルニュースを見てましたら、メジャーリーグで活躍する菊池雄星選手の推薦する本を並べているという地元の図書館の話題がありました。

 おっ、と見たら、目に入ってきたのが、緑色の装丁が印象的な野口嘉則さん著の「心眼力」で、実は私もこの冬に読んだ本の一冊でした。

 というのも野口さんの「鏡の法則」を社長推薦図書としてイントラネットの掲示板にアップしてありましたが、氏の本はそれ以外に読んだことがなかったので、複数読んで見るべきかなと思いまして。

 で、読んでみたら、「鏡の法則」よりこちらの方を社長推薦図書とするべきだったかな?と思えました。

 章のタイトルを並べますと「人間性を高める」「幸せ実現力を磨く」「柔らかく自由に生きる」「すべてと調和する」「燃える志をかかげて前進する」と、あたかもこれは稲盛和夫さんの本か?と思えるような構成になっています。

 ただ、2008年の著作ということもあって、経営の神様、稲盛和夫さんの著作に比べますと「癒やし」の要素が含まれているといいますか、もうちょっと優しい内容になっていて、すうーっと入ってきます。我が子にも勧めたい本だなと思いました。

 さすが菊池雄星選手、お目が高い。もしかすると花巻東高校の恩師、佐々木洋監督直々の推薦本なのかな。

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 わが経営の師匠の一人、小山昇さんの率いる衂霏¬遒侶弍張汽檗璽隼業部にお世話になったのが、2007年。小山さんが59歳のときでした。その59歳に私もそろそろ成ろうとしています。

 数年間、経営サポートの会員企業として学ばさせていただきましたが、その後は、小山昇さんが毎年著書を数冊出されるので、時々購入して読んで、エッセンスは十分受け取っていると自負しています。ありがたきは読みやすい著書の数々です。

 先日ひさしぶりに、Podcastでラジオ番組「小山昇の実践経営塾」を聞いたら、著書は積もり積もって77冊になったとのこと。73歳の年齢を超えたとのことでおめでとうございます。というか、すごすぎる。

 さて、今回2013年に出した「会社脳の鍛え方」を読んでみました。若手社員に的を絞った本ですが、私のように若手をどう育てるかに関心がある経営者や幹部、管理職も読みそうでもあります。

 小山さんの本はもう何冊も読んでいるので私にとっては重複するところが多いですが、ロングセラー「仕事ができる人の心得」を書いた著者のエッセンスを若い人が学ぶには、歯切れがいい文章で取っつきやすくていいかもしれないと思いました。

 ちょっと古い本なので、アナログの手帳でのスケジュール管理の手法だったり、働き方改革云々については考慮されてないので注意が必要ですが、核心のところは普遍ですから十分です。

 これは息子たちに読ませたいですが、さて、私がこれまでおすすめした本をちゃんと読んでくれているのか??

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 著者の木崎賢治さんは沢田研二さんをはじめとする音楽プロデューサーとして著名な方です。この本「プロデュースの基本」は音楽以外のジャンルにもあてはまるという書評でしたので読んでみました。

 というのも私自身、経営の立場にあるわけですが、音楽好きでもありますし、社歌や、会社のカレンダーをはじめとするデザイン、行事などにはあれこれ口を出してますから、それってプロデューサーの立場かもしれません。

 まず、いいものを作るには、当たり前ですがいいものができるその仕組みがどうなっているかに興味を持たなければならないのですね。そして他の人にない自分なりの解釈を構築していく。

 そして、自分の感性に従ってイエス・ノーは曲げずに、かつアーティストを傷つけないように上手にコミュニケーションを取って、仕上げていく。ただ、やたら気遣いしすぎる人は信用されない気がしますね。著者は若い頃から著名な年上の方相手でもダメ出ししてたようです。

 音楽って言うと、作詞家と作曲家と演奏者・歌手がいればポンと出来上がるように思ってしまいがちですが、ダメ出されて改善して煮詰めていくんですね。そういえば、今ではプロとアマチュアの境目が無く切磋琢磨しているので、昔に比べて駄作はどんどん減っているような。

 著者は過去のヒット曲はほぼ聞かないと言ってましたが、確かに私も最近のJ−POPを聴いてますと、昔の曲がつまらなく感じるようになってきました‥。

 経営もプロデュースの一つのような気がします。新しいものを取り入れて、社員や周囲の環境をワクワクさせていくことが求められているような。‥次年度スローガン考え中ですが、産みの苦しみの最中です。

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 NHKスペシャルの新シリーズ「ジェンダーサイエンス」が始まりましたね。

 LGBTが認知され始め、しかも50人に1人くらいが該当するという現実が明らかになってくるということは、こういう特集は全国民が観ておくべき内容とも言えるのではないでしょうか。

 第1回の今回、最も驚いたのは、脳が単純に男女で全てが傾向が分かれているわけではないこと。確かに女性的な男性いますし、逆もそう。私も結構女性的な面が混ざっていると確信しています。自分の傾向を知りたいので、早いうちにモザイク脳の判定ができるという申し込み登録しました。楽しみ〜。

 最近、支援部の管理職と打ち合わせするときに「男臭いのが上に集まってるんだから、女性の視点を入れるよう心がけな!」と警告することが多いので、彼らのモザイク脳も見てみたい(笑)。

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 それと、太古からの人類の変遷を振り返ると、農耕型になるにつれて、男女の中性化が進んできているそう。更に、深刻なのはこの16年で男性ホルモンのテストステロンが25%減少している!

 女性が社会に出て働き、男性も育児参加することで、ますます男女の中性化が進むのでしょうね。そういえば、女性が強くて、男性が弱い立場の家庭が増えているような。男性の草食系も致し方なしか。

 人口が増えすぎたがゆえに、こうなってきているということも言えるかもしれませんね。そう思うと人間の順応力って凄いなと言えなくもないか‥。

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 コロナが収まってきましたので「へうげもの」の文庫本で出てない続きに当たる18〜25巻を、マンガ喫茶で少しずつ読み進めています。

 文庫より話数は少ないのに、1冊読むのにちょうど2時間くらいかかります。漫画ってそんなに時間かかりましたっけ? ストーリーが複雑で登場人物が多いのでなかなか進まないからでしょうね。

 さて、先日NHK「知恵泉」で、へうげもの主人公の古田織部が取り上げられたのを見ました。なんと織部好みを象徴する茶碗がなんと「十文字」と呼ばれているというじゃありませんか。嬉しい!

 それはそうと、戦国武将として石高を上げようとふるまう姿と同時に、時の権力者の茶頭として建築物のデザインなどのプロデューサー的な役割を担う姿は、私と重なる部分がありますね。

 私は、血筋によって与えられた企業の後継者として繁栄を期待されると同時に、デザイン等にうるさくて、本筋の仕事以外のところでの指示をあれこれ連発するところがありますから、ほぼ同傾向(笑)。

 ただ、主張が強いものを入手するより、名もない洗練されたシンプルなものを好む傾向だから、織部より利休に近いかな。

 「へうげもの」は「ひょうげもの」と読み、今でいう「ひょうきんもの」に近く、意味では「ふざける」にあたるそうです。

 私は「ひょうきんもの」と呼ばれることは皆無ですが、かつての会社の新年会に限っての爆発ぶりは、この漫画の織部に近いものがあったのではないでしょうか。ちょっとおこがましいですが。

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 社員の皆さんには幸せになってもらいたいと思っていますが、持っている心構えが大切なのは言うまでもありません。

 謙虚さと自信をバランスよくお持ちであればハッピーに暮らせるわけですが、今若い人にはどうも自信が持てないという人が増えているような。

 残業が悪で、たっぷり仕事をして試行錯誤しながら自信をつけることが出来にくくなっているのはちょっとかわいそうでもあります。仕事に明け暮れてると、くよくよ悩む時間もありませんからね!?

 そこで、書評で気になっていた久世浩司著「なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか?」を読んでみました。

 ひとつのレシピとして、自分のためでなく、他人や社会のために仕事をしているんだという意識を持つことを挙げていました。我々の仕事は食べ物を作るという人間の生活の土台になることですから、持ってもらいやすいわけで、改めてトップとしてこれを時々口にするようにしたいものだと再認識。

 マーカー線をバンバン引けたとてもいい本でしたよ。紹介になっていた、強み診断VIA ISもやってみましたが、まさしく自分の性格が浮き彫りになりました。これも再認識。

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 当社では読書感想文を書けば賞与に加算する仕組みにしています。

 選ぶ本は自由ということになっていますが、やはり軸になるものが必要と思い、社内ネットの掲示板に社長推薦図書として5月から載せ始め、13冊になりました。

 なるべく読みやすい本を選んでいるつもりですが、突き当たったのがスティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」で、私の手元にある1996年初版の本で約500ページあるのでした。避けて通るわけには行かないけど、そのまま紹介してもスルーされてしまいそう‥。

 その後、内容はそのままで漫画も含めもっと分かりやすい形式での出版が相次いでいることは本屋さんで感じていたので、ひとまずベストセラーとなった「まんがでわかる 7つの習慣」を購入して読んでみました。

 そもそもオリジナルはかなり昔読んだっきりなので、その習慣にすべき7つが何なのか改めて再確認できてよかったです。

 そして、この7つを社員が習慣にしてくれたら怖いものなしだな、とも思えました。

 うん、漫画版こそ推薦図書としていいかも‥。しかし、上記の読書感想文のルールとして、漫画を解禁していいのか? 整理しなければ‥。

無題

 Amazon Prime Videoで「ザ・フード -アメリカ巨大食品メーカー」という1時間半✕3回のドラマを観ました。

 ハーシー、ケロッグ、ハインツ、ケンタッキー、マクドナルドなどの食品企業の黎明期を描いた作品です。食品業界の経営者の立場にあるものとしてとても興味深かったですが、そうでなくても楽しめると思える人間ドラマでした。身近なものに関わるノンフィクションって、いいですね。

 なるほど戦前は今のように家庭に冷蔵庫が普及してなくて、政府が食品の流通について厳しく監視することもなく、偽の表示は当たり前でやりたい放題だったようで、これを見るといま流通している食品の品質に感謝したくなります。

 以前は女性が家族に三食提供するのにほとんどの時間を費やしていたのが、冷蔵庫や外食の普及、更にファストフード化で、女性の社会進出が進んでいったということで、必然の変化だったんだと思えます。その中でのサバイバル競争‥。

 一番印象に残ったのは、ミルクチョコレートのハーシーさんのエピソードで、最初から粉ミルクじゃなく生乳にこだわり、それも含めて一つのまちを構想して実現していったということ。

 途中、従業員のストライキで傷ついたりしましたが、ここで取り上げる中では唯一といっていいくらいそれ以外のドタバタ劇もなく、創業者がハッピーエンドを迎えているような。それだけどの会社も苦労があって見ごたえがありました。

 「アメリカンドリーム」を、日本語では単に「野望」と翻訳したくなりました(笑)。

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