きまじめチキン日記

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カテゴリ: チキン業界の話題

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 円安で、日本国内の外国人技能実習生はとてもがっかりしていることでしょう。

 当社には中国人、ベトナム人、インドネシア人の技能実習生がいますが、人数的には中国人が大半を占めています。

 改めて、人民元/円レートを確認してみますと、「これでは、実習生が集まらなくなる!」と危機感を募らせた2015年頃と同じ水準の1元=20円になろうとしています。

 しかも中国国内の賃金は高くなっているので、わざわざ異国に出かける意義が薄らいでいるわけです。ベトナムも、インドネシアも同様でしょう。

 3年日本で働いて帰国すれば家が建つと言われた時代が遠のきつつあるようです。

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 5月30日のNHKクローズアップ現代は、「から揚げ店“急増”の秘密〜令和の食と幸福論〜」でした。

 地元からほぼ出かけてないので実感は皆無ですが、都市部では、から揚げ店はコロナになってからも増えているそうです。

 番組でもやってましたが、要因としては、共働き世帯増加で家で揚げることが敬遠されていること、専門店の味が上がっていること、鶏肉素材のコスト安が際立っていることでしょうか。ちなみにニチレイフーズさん調べでは、日本国民が毎日1個消費に近い、年400個唐揚げを食べているそうです。

 この番組はから揚げ店急増にどちらかというと肯定的な取り上げ方でしたが、日本より先に何年か前に韓国の唐揚げ店開店ブームがあって、その後大きく萎んだという事実を思い出しました。

 テイクアウトの店をオープンするのに少ない坪数、投資額で済むので、競争が過剰になりがちではあります。大分県中津市のように、市場規模自体が伸び続ければいいのですが。

 ちなみに、現在の穀物市況の高騰で畜産物は軒並みコスト高になりますが、後々には畜産物価格が跳ね上がってくるものと思います。しかし、鶏肉は畜肉の中でもコストが安いので、高くなっても消去法で消費は減らない可能性が高いので、から揚げ店が売れなくなるということは無いように思いますが‥。

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 週刊ダイヤモンド2022年5月28日号は「儲かる農業2022」という年1回の農業特集でした。

 その中に「レジェンド農家ベスト20」というページがあって、林牧場さんとファロスファームさんという養豚の高収益企業がワンツーフィニッシュしておりました。

 ちょっと嬉しくなりました。というのも、林牧場の若社長の奥さんのお父様は、我が子が通った塾を経営していらしたという偶然もあって交流させていただいたことがありますし、ファロスファームの竹延社長とも林牧場会長の主宰する勉強会でお目にかかっておりましたし、私も属していた盛和塾全国大会で農畜産分野から初めて発表されたということで、敬意をもっておりました。

 そして、このベスト20に養鶏関連が名前を見せていないことであれこれ考えました。当社の大規模な売買農場の経営者たちがこのランキングに入っても不思議じゃないのでは?とか、見ようによっては、農業者の父が始めた養鶏で依然一族所有の形態を取っているから当社自身がランキングに入ってもいいのでは?とか、いくつかのオーナー経営の同業者も顔を見せてもおかしくないのでは?とか‥。

 また、別記事で三菱商事さんなどが、全農に次ぐくらい積極的にアグリビジネスに取り組んでいるという報告はなるほどなと思いました。他に、クボタ、ソフトバンク、住友商事、トヨタ、NTTも軸になっているんですね。

 いずれ、直接書かれているわけではないですが、当社の立ち位置を再考できる機会をもらえてありがたかったです。

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 5月20日、まずは岩手県議会議員会館を訪問し、千葉伝県議に当組合50周年を迎えるにあたり感謝状と記念品をお渡ししました。

 千葉県議は獣医師の資格をお持ちで、当組合と岩手県庁との接点となる岩手県食鳥業界懇話会の会長を長年務めていただきました。

 県職員として家畜衛生保健所の勤務経験もあり、当時は業界経営側と県とは全く噛み合ってなかったのが、平成3年の食鳥検査導入を節目に接近してきたようなお話でした。それまでの業界側は血気盛んで、自主独立の精神が強かったのでしょうね。

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 もう一人、その場に来ていただいたのは、平成30年度までの12年、参事・常務理事として事務局を司って頂いた、英(はなぶさ)強氏です。

 食鳥検査導入の際には、県職員として仕切って頂き、当組合に来てからは、看板となった「岩手とり肉の日学校給食事業」を導入していただきました。

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 この日の午後は、場所は変わって、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングにて、当組合通常総会の場で、歴代理事長に感謝状を渡しました。

 まずは、第4代と第8代、合計13年務めていただいた、螳ど繁孝商店の阿部荘介相談役に。現社長の阿部繁之社長に代わりに受け取っていただきました。

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 そして、第8代で7年務められた螢ヤマ、小山征男社長に。

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 そして、第7代で12年務めた、当社相談役の十文字健助にも頂いてきました。

 さて、コロナ禍により、式典やパーティーは見送りになりましたが、記念誌と感謝状贈呈はできたので十分かな。

 秋になって環境が変われば‥との声もありましたが、もう十分でしょう!?

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 現在私が理事長を務めております岩手県チキン協同組合が、昭和47年の設立から50周年を迎えます。

 コロナ禍ということもあり、催しの見通しが立たない中ですので、周年誌の制作に集中して力を入れることができたかな。春の総会前に完成し、手元に届きました。

 一言で言って、薄いけれども中身の濃い、想定した以上の内容に作り上げていただきました。特に表紙をはじめセンスの良いデザインでまとめていただいたのが想定外でした(笑)。

 中身についてはたくさんの方に関わっていただきましたが、長年参事・常務理事を務めていただいた英強さんは生き字引ゆえに長文執筆していただき感謝です。また、達増知事をはじめ祝辞を頂きまして誠にありがとうございます。

 あれこれデータを盛り込むわがままを言いましたが、現常務理事の杉原永康さんを軸に、受注した業者さんが相当苦労してまとめていただきました。

 500部刷りました。この周年誌で岩手のチキン産業がより一層理解を深めていただけることになることを期待しております。

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 これまで岩手県産チキン独自のキャラクターやシンボルマークは無かったのですが、岩手県チキン協同組合の一員である螢ヤマの小山雅也専務がマークを作ってくれました。なかなかいいじゃないですか!

 そういえば、日本食鳥協会で使ってるこの国産チキンのシンボルマークも確か同専務が作ってくれたものなはずです。センスありますね!

 私もこういうことは好きで、蟒淑源丸善スープのマークは自信作です。でも、ここまでは考えなかった。

 早速名刺に使ってみましたが、何だか小さいともったいない気が‥。次からは大きくしたらいいと思いました。

 それと、これは顔になっているわけで、よく考えたらキャラクターとしてもそのまま使える!

 一石二鳥で使い出があるデザインなのでした。

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 近くのドラッグストアで、プリマハムさんの「大豆のお肉で作った」シリーズのハンバーグとミートボールを先月購入しました。店頭で疑似肉加工品を買ったのは初めてでした。

 で、食べてみますと、「あれ? 今何食べてるんだろう? 肉では絶対ない! やっぱり豆腐の固いものっていう感じかな?」

 ‥などと心の声で言ってましたかね。で、価格は割高。やっぱり理由が無いと積極的に選ぶものではない印象。

 でも理由があれば食べられていくのでしょうし、もっと美味しくなるのは必至です。これまでほぼゼロのマーケットでしたから、我々は何らかの影響を受けるのでしょうね。

 そういえばこの3月で、加工食品の原産地表示の経過措置期間が終わるので、大きくマーケットは変わっていくはず。

 なのに静かなんですよね。税込み表示義務化のように形骸化しちゃうんでしょうか?

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 本日3月13日のデーリー東北朝刊2面、「北奥羽なぜピカイチ?」という連載に岩手県北のブロイラー産業について取り上げていただきました。

 よく聞かれる質問に「なぜ岩手県北でブロイラー産業が盛んになったのか?」がありますが、しっかり取材して記事にしていただいているのでありがたいです。長々と答えるのが面倒なときは、この記事を見せたほうが早いかも。

 さて、隣は岩手県チキン協同組合の理事長としての私のインタビュー記事になっておりました。

 最近はずっと同じことを言っています。業界としてのボトルネックは働く人が集まるかどうか。他の業界もそうなんでしょうから、異業種との戦いとも言えます。

 地方は人口減ですが、おかげさまで最近は若い人がこのチキン産業に入ってきているので、雰囲気は悪くないのではないでしょうか。

 地元自治体とコラボで「とり合戦」などのイベントやSNSの企画など楽しくやっていると、もう一つの記事で取り上げていただいておりましたが、そういう意味ではとても価値あるものになっていると思います。地味な岩手県人の中ではやったもの勝ちかも(笑)。サポートに感謝です。

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 デーリー東北新聞社さんから「この地域でチキン産業が盛んになった訳」をテーマにリモート取材させてほしいと申し出がありました。学者さんが書いた文献を読んでから質問するということでしたので、私もネットで拾ってプリントして読んでみました。

 そもそもアメリカからブロイラーという肉専用に改良された鶏種が日本に入ってきたのが昭和30年代で、歴史が浅い業界なわけです。そしてまもなく種鶏、孵卵、肥育、解体など別々の経営であっていいものが統合されて、チキンインテグレーションと言われる仕組みが発達していきます。

 特に肥育農家さんと胴元のパッカー(解体工場)側との関係については、大きく分けて委託(当社で言う請負)と契約(当社で言う売買)の形態があって、他の農業分野にも参考になるからなのか学者さんの興味の対象になっていくつも文献があります。

 そして、読んでいると浮き彫りになってくるのが、創業者の父の「自前主義」と対照的な私の「アウトソーシング主義」の違い。父は何でも直営でやりたがったけど、私は任せるものは外部に任せて取引関係に緊張感をもたせたほうが仕事の質向上になるという解釈だったですね。

 さて、その記者さんの記事は先週末掲載の予定だったようですが、事情により延期になりました。どんなふうな解釈に成るのか楽しみにしております。

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 コロナ禍に入ってから起きていることも包含しながら2020年7月に発刊された「フードテック革命」を読みました。ちょっと遅かったですが。

 世界では企業の枠を超えて食の革命ともいうべきことが起きてるし、更に水面下でどういう研究が進んでいるのかをまとめたような本です。コロナによるライフスタイルの変化で、この革命が更に早まっているんですね。

 当社の立場で言えば、植物肉や培養肉の脅威以外に差し迫った内容は見当たらず、ついつい消費者の立場でどのようなことが起きてくるのか想像してしまってワクワクする内容になっています。

 文中で紹介されてました「ヘスタンキュー」というインテリジェントな調理器具は、既に日本での代理店が決まって発売開始になっているようですし、つい最近はアイリスオーヤマからスマホから庫内に入ってるものが確認できる冷蔵庫が発売になるとありました。

 既に定着しつつある「低温調理器」は言われれば確かに、煮る、焼く、蒸す、揚げるに新たに加わった21世紀の調理方法でもあります。

 田舎にいることもあって、スマホでデリバリーサービスを頼むことにはまだ縁遠いですが、食に関わる新しいことを貪欲に体験して楽しんでいきたいと思いました。

 我がキッチンにはせいぜい「サラダチキンメーカー」があるだけ。しかもそれでサラダチキンを作ってるだけで、付属のレシピブックによる応用はまだです。時間の余裕がある今、キッチンでの試行錯誤が仕事を兼ねて価値ある時間になるかも‥。というか、遅すぎかもね。

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 12月17日、高病原性鳥インフルエンザに関する要望書を、岩手県チキン協同組合の理事長として、採卵養鶏側の岩手県養鶏協会会長とともに、県庁の農林水産部長宛てに提出してきました。

 この日行く予定が決まった後、青森県三戸町の種鶏場での発生がありまして、シリアス度が増した格好になりました。

 これまで県では、発生予防の声掛けをマスコミやネットを通じて行ってきましたし、今回の三戸町での発生後にも車両の消毒ポイントを設置するなどしていただいており、ありがたく思っております。

 しかし残念なことに、今回の発生農場以外のロットの卵も廃棄されたということで、これは他県の事例ではなかったことと聞こえてきておりまして、意見を述べさせていただきましたが、国の判断することという返答でした。

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 さて、採卵養鶏側の岩手県養鶏協会の現会長さんとお目にかかるのは初めてでした。全く違う業界ですからね。ちなみに高病原性鳥インフルエンザの発生は、あちらの業界のほうが多いです。

 そういえば、この年末年始の当社のテレビCMは、種鶏場と孵卵場を描いています。卵が映るのですが、有精卵であって、食べるための卵ではないことを強調するよう担当者に伝えてあります。誤解が無いといいのですが。

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 令和2年度の鶏肉自給率は66%と、前年の64%から改善になったそうです。

 コロナで急に生産を増やせませんでしたが、ここ数年我々国内産地は増産していますので、その効果と、外食需要急減などで輸入品にブレーキが掛かったからですね。

 1人当たりの鶏肉供給量(=消費量)は13.9kgだそうで、着実に伸びてます。

 しかし、いわゆるカロリーベースの食料自給率を計算するベースとなる鶏肉の自給率は8%。

 8÷64=12.5%ですので、おおまかに飼料原料の9割は輸入だったという計算が成り立ちます。

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 2週間後の「岩手とり肉の日」10月29日から「キングオブチキン勇者No.1決選投票」というユニークな催しが始まります。

 昨年まで、岩手県北のチキン4社を前面に押し出した「とり合戦」という部隊があったのですが、これこそが「とり合戦」を名乗ってもいいようなテイストですよね。

 日本一チキン関係の就業者比率が高いであろう九戸村さん主導で、コロナ禍であれこれイベントが中止になっている中、楽しい話題を作り上げていただいて感謝です。

 ちなみに当社代表は、広報採用課の伊藤耕太課長代理です。なにとぞ清き一票をよろしくお願い申し上げます。投票は29日からです。今見られる動画はこちらからどうぞ。

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 岩手県チキン協同組合が来年50周年を迎えます。

 その記念誌を準備し始めており、理事長の私は冒頭の挨拶文を書かなければならなく、過去の記念誌を確認しましたが、2冊だけでした。

 ひとつは15周年のときのもので、全ページ白黒ですが、177ページまであって、ハードカバーの立派なものです。ちゃんと編集委員会を持って制作したんですね。

 株式会社オヤマの創業者である故小山公也氏が、3代目に続いて6代目の理事長として冒頭で挨拶されていました。

 ちなみに、この年から盛岡市内に事務局を持つようになったんですね。それまでは理事長の会社が事務局を持っていたのでしょう。

 もうひとつは、30周年のときのもので、コピーしてホチキスで止めただけの代物(もしかしてちゃんと綴じたオリジナルがあったかもしれませんが)。挨拶文などもなく、24ページの最小限のものでした。

 このときの理事長は、当社の現相談役十文字健助。装飾的なものが大嫌いなところがありますので、なるほどお金をかけなかったのでしょう。

 その後、40周年もあったわけですが、その前年に東日本大震災に見舞われ当然ながら見送りになっています。

 このコロナ禍ですので、来年の周年行事の開催は不透明ですが、大事なところはしっかり振り返りができるような資料としての周年誌ができればと思っております。挨拶文は付けますが(笑)。

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 28日の日本経済新聞に「輸入鶏肉値上がり タイ産2年半ぶり高値 コロナ響く、外食コスト増要因に」という記事が出ていました。

 タイもコロナ患者増で逼迫していると聞いておりましたが、鶏肉加工場でクラスターが発生して商品化が滞っているそうで、その結果日本の輸入チキンが高値になっているとのこと。

 日本国内でも同業の鶏肉加工場でのクラスター発生が相次いでいて、しかもそれが徐々に近くで発生するようになり、当社でも危機感を感じています。

 ちなみに、我々の仕事は大きく分けて鶏を育てる「農場」と、肉に加工する「工場」の2つです。その2つが同期して動くことで成り立つわけですが、工場が止まってしまっても、農場の鶏は生きて成長していくのでどんどん大きくなります。

 大きくなると工場で加工するのに、人にも機械にも負担になります。しかも正常な状態に戻すのに、日々羽数を多くやらなくてはならない。食糧生産する上でコロナで「滞る」という意味においては屈指の業界ではないでしょうか。

 ですから、願わくばワクチンは優先接種してほしいくらいですが、1000人を超えるほどは在籍していない状況です。

 今の日本は、東京オリンピック、パラリンピックの終了とワクチン接種のスピード争いのようになってきていますが、我々チキン業界もハラハラ・ドキドキで待っています。

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 7月11日、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」で、ガストの唐揚げ戦略を取り上げておりました。

 厳密に言うと、ガストを運営するすかいらーくが、系列の唐揚げ店「から好し」だけでなく、このコロナ禍で、ガストの店舗内で「から好し」ブランドの唐揚げを前面に押し出しているというわけですね。変わり身の速さはさすがすかいらーくです。

 それ以外にもワタミが「からあげの天才」を立ち上げたりとか、デリバリーだけで勝負のモンテローザの「からあげの鉄人」が密かに増えていたりとか、このコロナで各社の唐揚げ戦略がテレビを賑わしていて、嬉しい限りです。

 厳密には言い切れませんが、コンビニのチキンが粉で勝負の輸入品が中心なのに対して、これら唐揚げ店は国産鶏肉を原料に、素材の鮮度とこだわりの揚げ方、味全てで勝負していると言えるのではないかな。

 ですから国内産地の立場としては、唐揚げ店頑張れ!です。例外は、ローソンの「からあげクン」とKFC。どちらも国産ですから負けないで!

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 農畜産業振興機構が発行する情報誌「畜産の情報」の最新号を見たら写真の数字が目に入りました。

 何年か前に過去10年で4割増えたというアナウンスが有った鶏肉の国内消費でしたが、これだと明らかに頭打ちの傾向ですね。

 コロナ禍で、量販店の販売の伸びや唐揚げブームで鶏肉消費が伸びている手応えがありましたが、実はさほどではなかったようです。

 そうなってくるとコロナ明けの鶏肉相場が心配です。国内生産が増産増産できてましたので、消費が落ち着いたときが怖い。

 とはいっても、こういう困難をくぐり抜けてきたのが今生き残っている業界各社です。当社も舵取りを誤らないようにしなければ。

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 一昨日、めんこい協同組合の総会のときに、組合員である株式会社オヤマのT常務からプレゼントが有りました。

 それは砂肝を使った新商品「いわいどりのとりたん」。鶏の舌は小さすぎて一定量集めるだけでも一苦労なわけですが、砂肝(筋胃)こそが牛タンに近い触感だということで商品化に至ったようです。

 柔らかくして、切り方も工夫を凝らしてるみたいです。味もついていて、フライパンに油を引いて、弱火で表裏2分ずつ火を通すだけ。

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 食べてみたら牛タンより少し柔らかいくらいで、コリコリ感はそれ以上。惜しげないボリューム感でコスパがいいのが鶏素材であることのメリットでしょうか。

 私のには砂肝8個分入ってましたが、200g入りで580円。通販でも手に入るそうです。お試しください。
 

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 お客様のT常務から誕生日祝にLINEでプレゼントが届きました。ありがとうございます。

 それはなんと、からあげクン! ローソンの看板商品ですね。

 これはそのお客様の会社の商品でもありますし、当社のむね肉も一部原料として使われているはずですし、コンビニのレジ横にあるチキン商品のうちでは珍しく国産原料を使って国内で製造している商品でもあります。

 だからというのを差し置いても、美味しいですし、ほっこりしました。

 図らずもLINEギフトという未知なる手段を経て、これが価格以上の価値を感じさせるものであることを実感。

 いい時代になりましたね。次は私から‥。

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 2019年のデータになるそうですが、13種類あるうちの営農類型のうち最も所得が多かったのが、ブロイラー養鶏経営だったそうです。

 前年のデータでは3位でしたが、計算式が変わったみたいで一躍トップに躍り出たとか。そりゃあ比較が難しいでしょうからね。

 でも、嬉しい話題です。人口減の中でもチキンは消費が順調に伸びてきておりますし、大規模化が比較的無理なくできるような鶏舎の仕組みになってきていますし、さらに育種改良が進んできてますので、実際に地元でも他の種目の農家さんから注目されているように思います。

 我々としても、いつの間にか飼育農場では後継者に困ることが無くなってきました。

 30年ほど前は輸入品との戦いで国内生産はどんどん減少し青色吐息だったのに、我慢して生き残ればいいことがあるものですね。

 でも、いつまでも続くはずはありません。コロナ特需が消えて無くなり、供給過多が露呈するのはもうすぐそこ‥。

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 2月4日のテレビ朝日系「日本人の3割しか知らないこと」で「日本人が食べる肉ランキング1位は?」というクイズがありました。

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 出演者の方々の回答で少なかったのが鶏肉。やっぱりね。

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 番組でも言ってましたが、2012年に鶏肉は豚肉を追い越してナンバーワンの13.9kgになっています。それでもアメリカ人の半分も食べてないはずです。

 若い人ほどこの質問に「鶏肉」と答える割合が高いのではないでしょうか? 牛肉には敬意を払いつつ、豚肉とは競って、肉の消費で日本人の健康増進を図っていきたいものです。

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 当社にとっては比較的新しいお客様である、フードリンク株式会社の60周年誌が届きました。コロナ禍で式典などは見送ったそうです。

 今年は日本食鳥協会も60周年ですし、当社も70周年と言ってましたが、創業70周年=創立60周年ということで、ほぼ同じ時間を積み重ねています。

 フードリンクさんはあの三菱商事の子会社ということで、勝手ながら私としては非常に都会的なイメージを持っていました。オフィスを訪れた際も、一貫してそんなイメージですかね。

 加えて、数年前に社内ゴルフコンペに何度か招かれて、房総半島の先の方に泊まって翌日曜日ゴルフというスケジュールで社員の皆様と時間を共有させていただいたことがありました。

 都会的だなという印象は変わらなかったのですが、意外にもと言ってはなんですがアットホームな印象でした。社長をはじめ上役は商事さんから来られるわけですが、なんかいい感じでしたね。

 だから右肩上がりに成長しているとも言えますし、目標に向かって成長しているという実感がそうさせている面もあるのかなと思ったものです。

 そして、この60周年誌を読まさせていただき、会社としてのルーツや業界の先輩たちの足跡、経営方針の変化を知り、より身近な会社に感じることが出来ました。

 ちなみに、フードリンクさんは表に名前は出てきませんが、国産チキンの卸販売の他に、ローソンの「Lチキ」などを開発供給したりしてる会社さんです。

 さて、そういえば当社は20年前に、創立40周年誌を作成しています。今年に向けては話題にもならなかったですが、5年後には周年誌を出すことも考えなければならないですね。

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 NHKの10分番組「時論口論」の今週月曜日の放送は「猛威振るう鳥インフルエンザ」でした。

 農林水産担当の解説委員の方が、適切な情報を手短にまとめてくださってて、また業界や農水省が反省すべき点を指摘してましたので、NHK+のサイトにて日曜日まで(?)見れますので上のリンクからご覧になっていただければ。

 鶏の飼養羽数はというと、食鳥が1.4億羽、採卵が1.8億羽で合計3.2億羽。殺処分は1%を超えてきてるということですが、どちらかと言うと採卵のほうが発生比率が多いようですね。

 まだ冬は始まったばかりなわけで、これからこの何倍も発生なんていうシナリオが現実のものになるとしたら‥。考えるだけで怖くなります。

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 一般社団法人日本食鳥協会の60周年記念式典が東京であり、理事限定で隣とのスペースを取っての席で開催ということでしたので出席してきました。

 今回は創業260周年でもある「玉ひで」さんや国技館サービスさんなど国産チキンを永年お使い頂いている9社さんに感謝状、それに「手羽元のさっぱり煮」に力を入れて頂いているミツカンさんに特別賞が贈られました。

 授賞者の皆様のスピーチがそれぞれ奮っていて、さすが老舗を預かる経営者という感じでしたね。

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 それと、日本食鳥協会が始まった昭和35年と今の比較が興味深いものでした。

 丸い数字にして、年間2万羽が7億羽に。平均体重は1キロから3キロに。1農家当り900羽から二桁増えて6万羽に。

 携わったたくさんの方々の工夫、改善、努力、決断でここまで効率的かつ低コストで生産できるようになったんですね。

 これらの数字には出席者一様に感慨深いものがあったようでした。戦後始まった若い業界のはずでしたが、もう60年。私もジジイになるわけだ。
 

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 8月15日の私の記事をお読みになった、大阪府食鳥肉販売業生活衛生協同組合の事務局の八木昭子様より非売品の本「Chicken Meat Display in Retail Stores 【鶏・美・皿】」が届きました。

 私のその記事で紹介した自叙伝の主人公である、井元弘さんが18年前に著した本です。

 井元さんの会社である、大阪梅田の阪急百貨店内にある鶏肉専門店で知られる、鳥芳さんのノウハウが余すところ無く詰まった本とも言えるのでしょうね。

 後半には鴨などの高級食材についての写真もありましたが、基本はベーシックな若鶏肉の各部位の美しい盛り付け方が表現されています。

 以前、我々国内の産地が厳しい経営環境にあったときに、こんなふうに1枚1枚の肉を丁寧に袋の中に盛り付けたりしたら、少しは高く売れるのかな?などと考えた時もありました。実際、人件費の安い国ではそれに近いことをやって日本に輸出してたりしましたしね。

 さて、思いつきなんですが、業界でこのような皿盛り術のコンテストをやったらどうかとも思いました。

 井元さんの切り拓いた世界を、時代に合わせてもっと進化させることが出来たら面白いかもしれません。

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 今年のお盆はコロナにより、我が横浜の家族は帰省せず、静かな時間を過ごしています。いや、その前からずっとですけどね。

 昨日・今日で先日送られてきました「井元弘自伝 鳥芳のあゆみ」を読みました。大阪の鶏肉専門店の名門、鳥芳の3代目にして業界の重鎮、井元弘氏が自らの人生を振り返り著した本ですが、読み応えがあり、事業継承のことを考えるという意味でも、こういう時期に読めてよかったと思います。

 井元弘さんは昭和10年生まれ。6人兄弟の末っ子であるはずなのに、兄2人が戦死するなどして名門鳥芳のあとを継ぐことを幼い頃から当たり前のように育てられ、包丁のさばき方を親以上に上手だという方から学び、アメリカでその技を披露したら驚かれるといったような職人気質をベースに、持ち前の美意識とビジネスセンスで加工品導入に尽力してさらに伸ばしていきます。

 また、先代が業界団体でも活躍していたので当たり前のように同業者のために、あるいはお客様本位での物言いをしていく。

 今でも焼き鳥の品名に片鱗がありますが、昔は鶏肉の部位の名称が地方で千差万別で標準がなかった時代に小売規格を制定したことや、あの安藤百福さんが発明したチキンラーメンの味に関わったり、日本製粉のから揚げ粉の開発にも関わったといいますから、さすがです。

 この本の中には挿絵として、鶏肉を皿に美しく盛り付けた写真が何枚も入っていますが、素晴らしいなと思います。量作る側の産地としてはスピード重視ですのでかけ離れた世界ですが、鶏肉に対するここまでの愛情を我々も持ちたいものだと思いました。

 ご子息の井元克典社長には大変お世話になっております。この本を送っていただきありがとうございます。しかし、高校3年生のときバレーボールで全国制覇したとは知らなかった!

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 昨晩、amazonプライムビデオに「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」という映画を発見。

 映画監督が自らひたすらマクドナルドで食べ続けた2004年の「スーパーサイズ・ミー」が結構話題になったとは聞いてましたが、その続編としてその監督が矛先を向けたのがチキンだったんですね。2017年の作品です。これは見なくちゃ。‥おそらく迷惑な話なんだろうなあ(笑)。

 アメリカは日本と違って、KFCを超える売上のチキンファストフードのチェーン店がいくつかあるわけですが、まずはそれらの店を回って歩いて客を引きつけるキャッチフレーズやその味を酷評。

 すでに著名になっているその監督が、新たなチキンファストフードの店を出すことを決意し、コンサル会社とメニューや店舗の開発を進め、差別化のために飼育農場もやろうとしてタイソン社(当社の30倍の羽数で日本全体より多い)を始めとする巨大チキンインテのビジネスにも斬り込んでいくという内容。

 ここ10年は食の健康志向が進んでいるが、健康に良いのはグリルチキン(炙り焼き)なのに、消費者の90%はフライドチキンを選んでいる矛盾とか、とにかくアイロニー(皮肉)を散りばめた店舗が出来上がり、エンディングを迎えます。換羽期の鶏の写真を飾ったりして、食欲を削いでました(笑)。

 中には、大手チキンインテと飼育農家団体の訴訟の話も出てきたりと、娯楽作品であるがゆえに弱点に焦点を当てがちであることは仕方ないとして、業界全体を概ね偽り無く表現した作品であったかと思います。弱いひよこを選んで入れるとかは、世界中どこでもある成績悪いときの常套句なので無いと思いますが。

 こういうのを観ると、もうすこし好意的な取り上げ方の映画を観たくなりますが、それでは興行的に売れるはずもないわけで‥。どなたか、動物を食べるにあたっての嫌なところを代わりに受け持っている産業であることを誇りに思える角度で描いてくれないですかね。

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 昨日の日本経済新聞に「新型コロナで輸入鶏肉15%安 外食失速、国産にも波及」という見出しの記事がありました。

 前年対比で輸入チキンは15%安、国産チキンは5%安となっているそうです。大まかに言って、外食=輸入チキン、量販店=国産チキン、という構図なのでどちらかと言うと国産チキンには追い風なのですが、国産は我々産地が増産傾向にあるので、相場が上がるまでは至っていないということのようです。

 逆に言うと、新型コロナウイルスが無ければもっと国産鶏肉の相場は下落していたかもしれません。チキン業界のチキンレースの本格化はまだ先ということでしょうか。

 さて、外食=輸入チキン、量販店=国産チキンと書きましたが、外食でも当社の菜彩鶏などを指名で使っていただいていて、窮地に陥っている方も多くいらっしゃるでしょう。

 なのに政府の支援策が遅れていてヤキモキされているのではないかと思います。お見舞い申し上げます。

 しかし、改めて思うのは、国内の農・畜産業は地味だけど、社会の大きな変化があっても強いなということ。

 人間は食べることだけはどんな事があっても止めない。そのベーシックなところを担っているという誇りを柱に、働き手不足の時代を生き抜いて行きたいものです。

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 大阪万博にテスト店舗を出してから50年だそうです。おめでとうございます。

 日本KFCホールディングさんから私の手元にも50周年誌が届きました。それが宝島社が制作したムック本の形になっていて、とても楽しく拝見しました。

 先月はテレビ東京「カンブリア宮殿」に近藤社長が出演していくつかの苦労話を披露しておりましたが、この50年間紆余曲折がありながらも、これだけ日本に根強いファンが定着しているブランドはなかなか無いですよね。

 私もファンの一人です。しかし、四半世紀前のころ、当社はオリジナルチキンの指定産地ではなくなってましたので、某商社さんがKFCの対抗馬としてアメリカの某チェーン店を日本に持ち込んだときはそちらに少し加担しました。でも「どう見てもKFCには勝てないでしょう!」と心の中では思ってました。実際すぐに撤退になりましたが。

 読んでて思ったのですが、それにしても日本オリジナルの、カーネル・サンダース等身大の立像は素晴らしいアイデアでした。

 この本で過去の経緯を見てますと、カーネル・サンダースは断腸の思いでKFCの経営権を第3者に譲るわけですが、その後あのクリーム色のスーツとあのネクタイの出で立ちでKFCチェーンの親善大使をつとめたとのこと。

 そして写真のように、初来日の際は飛行機から降り立つときにあの格好だったわけです。それ以外の写真を見てても、創業者として、アイコンになるべく服装を徹底していたように思えます。かなり昔なのに素晴らしいですね。

 数々のエピソードとラブに溢れた書籍で感心しました。原料は国産チキン100%でいてくれてて、改めて誇りに思います。
  

無題

 テレビ東京の看板番組「カンブリア宮殿」2月13日は、日本ケンタッキー・フライド・チキンさんが取り上げられていました。

 イメージが壊れるのを懸念してか低価格路線は躊躇してましたが、500円ランチセットを始めてからか最近業績好調のようです。

 その辺りのマーケティングの変化の話題かなと思いましたら、粉が薄かったり濃かったりのオリジナルチキンの品質のばらつきを抑えるための、マイスター2名を新設しての地道な取り組みが支えていたんですね。

 原点回帰と近藤社長は言ってましたが、商品に磨きをかけることが厳しい時を乗り切る最優先の視点と再認識しました。

 さて、今回はチキン素材が全部国産だということとかは触れなかったような。地味にKFCの味を支えているのが国産チキンと陰ながら誇りを持っておきましょう。

 KFCのチキンが売れれば、それだけコンビニのチキンが割りを食うかもしれません。裏を返せばそれはほぼ国産vs輸入の構図なわけで、ぜひKFCさんには頑張ってもらいたいものです。

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