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 テレビ「池上彰のニュースそうだったのか」を見てたら、人口戦略会議が発表している消滅可能都市の東北地方の地図をカラーで見せつけられました。消滅可能都市は赤。セーフなのは緑。わかりやす過ぎる。

 東北は、青森県、秋田県、岩手県、山形県が軒並み真っ赤っ赤に近いじゃないですか。いまから人口増えるわけないし、その現実を受け入れるしか無いですよね。

 これまでは先祖代々住んできた共通の土地という縁で、商業、医療、教育、サービス業が町レベルまで十分あったわけですが、この先は無くなるんでしょうね。

 私の長男家族はここ二戸市から結構離れた盛岡市に住み始めましたが、子どもの教育、医療を考えると遠距離通勤も仕方ないなと思います。

 県庁所在地かそれに準じたエリアは残るでしょうけど、それ以外の当社の拠点がある二戸市、久慈市、八幡平市などは、製造業と農業だけが残る感じかなと思っています。働く場所という感じですね。だからこそ賃金水準こそが頼みの綱になるのではないでしょうか。

 そこに外国人がなだれ込んで来て、地方は純日本人の顔立ちはどんどん減っていくのでは。そういう外国の血が入った次次世代がオリジナリティの核心である伝統芸能を継承していく。いや、継承してくれる人がいるだけでありがたいと思わなくちゃ。

 山形県は宮城県に頼ればいいかもしれませんが、北東北3県は早く合併して、北海道に似たような「道奥道(みちのくどう)」になって先手を打って行かなければならない時期に来ているように思います。そうなって、人口減少を逆手に取った施策を打っていく。

 それと、地方銀行の合併の話題が多い昨今ですが、東北はこれだけ悲観的な将来が見えているのですから、範を示してほしいものです。