
雑誌、ELLE DECOR(エルデコ) 2023年10月号は、工業デザイナーである深澤直人さんの特集でした。デジタルじゃなく、これは手に入れて読んでみようと買って読んだら、「デザインは全ての生き方に通ずる。」と帯に書かれた著書も読んでみたくなって「デザインの輪郭」を買って読みました。
実は私も工業デザイナーになりたいとおぼろげながら若いころ思っていたので、この世界に入ったとしたらどれくらい活躍できただろうという邪な視線で、この7歳年上の超一流デザイナー、深澤さんを知りたくなったというのもありました。
その結果、文章は難解だったですが、なるほど深いな、敵わないなと感心しました。
サンフランシスコのデザイン事務所は私生活も充実していて帰国する必要はなかったのに、それは違うと思えて帰国し、八ヶ岳に土地を買って、小屋を自ら建てるために格闘する場面。
俳句に取り組んでいるこの本の装丁を担った方との対談や、デザイナーを集めた場での課題の出し方とデザイナーたちの反応の生々しさとか、考え抜いた末に行きついたデザインの理想論。
デザインに共同作業というものはあり得無くて、一人の人の軸となる強い思いを、誰かがお手伝いするというのだけがある‥みたいなくだりがありましたが、まさしく私のやってることかなと思いました。
企業理念、ブランドパーパス、社員心得、年度スローガンなど、主だったものは自分一人で決めて、それを実現するために会社の皆さんに手伝ってもらっていますからね。
現場から離れている立ち位置の自分のやっていることは、「デザイナー経営者」なのかも。