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 テレビでニューヨークの外食事情を見ていると、ランチで円換算4〜5000円とか日本人には驚きの高値になっているようです。

 またオーストラリアの介護士の時給が3〜4000円とかで、日本人が出稼ぎに行って満足している映像が流れていて、日本の経営者としてため息が出ます。

 それもこれも、安倍元首相と黒田日銀総裁のラインで金融緩和が進んで円安が進行したからですよね。

 それまでなら撤退を余儀なくされたゾンビ企業でも、この10年金融緩和で延命が可能になり、企業淘汰が進まないで、日本企業の競争力がどんどん失われていくという構図になっています。

 それって、昔の社会主義の中国に限りなく近い状態になってないかと思えます。だらだらやっててもメシは食えるという。怠惰を助長する10年だったような。

 逆に今は中国のほうが米国に近い弱肉強食の資本主義社会ですよね。おかしなことになってるので、その揺り戻しは必ず来ると思います。