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 先々週、訳あって時間調整のため八幡平市立図書館に寄りましたら、矢口高雄さんの漫画コーナーを発見。ちなみに矢口さんの代表作はあの有名な「釣りキチ三平」ですね。

 私は釣りはやらないのでそれは読んだことはないですが、以前宿泊した宿に矢口高雄さんの「マタギ」という漫画が置いてあったのを手にとって読んだことはありました。

 その「マタギ」と同じヤマケイ文庫で、同じ厚さの「おらが村」が置かれており、しかも本の背が反っていていかにも読まれている感じでしたので、これは借りなきゃ!と思い立ち、利用者登録をして借りて、昨晩やっと読み終わりました。約800ページでした。

 今は秋田県横手市の一部となった作者の故郷を題材にした、昭和の時代の雪深き山村の、美しき風景や歓びと悲哀を交えた生活を描写した漫画となっています。

 1970年代後半に連載された漫画ですが、もう既にその頃から集落の戸数が減少していたようで、そういった現実も随所に解説を加えながら描かれていて、今となってはその時代の大切な記録と言っていいでしょう。

 私が住むところからはちょっと離れていて雪はこっちのほうがまだマシですが、それ以外はほぼ一緒じゃないかな。

 我が故郷周辺には「ハイキュー!!」という大ヒットを飛ばした漫画家さんはいますが、記録に残るような故郷を描いた作家さんはいないと思うので、北東北を題材にした漫画として大事にしたいものだと思いました。

 矢口高雄さんは2020年11月に81歳で、ガンで亡くなっているんですね。こんな作品を残してくれてありがとう。合掌。