
フィンランド大使館に勤務する堀内都喜子さん著「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読んでみました。
幸福度世界一のフィンランドですから、私の次に行きたい国の筆頭になっていることもあり手に取ったのですが、すっかり行った気になりました。いや観光で行くより、こういう本のほうがフィンランドを理解できるかも。
さて、フィンランドはロシアに接する国で、ロシアの一部だった時もあり、ロシアと2度戦って今に至っているとか。人口500万人ほどの農業国だったのに、今や家具の会社など世界的な企業をいくつか持っていて、そのワークライフバランスを取りながらの発展ぶりに世界的な注目を浴びているんですね。
読んでみると何もかも羨ましく思いました。我が国との比較で、政治的なことをはじめ洗練度で圧倒的な差をつけられているような。シャイだったり真面目だったりで、国民性がとても似ているそうですけど、その差は何から来るのでしょうか。
思うに、変化に対する姿勢ではないでしょうか。今朝のモーサテでも言ってました。ガソリン価格が上がる情勢になると国がそれを吸収しようと補助金を出す。結果、それを反映した製品価格や運賃の値上げが進まない。すべてがこんな感じなのでずっとデフレが続いて、内向きでいて、円安が加速してしまう。なんだかな〜。
そもそもフィンランドの首相はこの本の発行された2019年時点で34歳だった女性! 日本もホントにそろそろ変わらなきゃ‥。あからさまにフィンランドをベンチマークにして超える努力したらどうでしょう?