IMG_20210725_081933

 「サピエンス全史」を読んだのは昨年夏でした。

 Amazonでは関連する書籍としてこのジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」をオススメしてくるので、素直な私は挑戦してみました。

 日本では2000年に出た本なんですね。当時、だいぶ話題になったようですが、私は副社長で経営環境は厳しく、会社経営にしか関心がなかったからスルーしたのでしょう。

 ちょうど今、コロナウイルスが猛威を振るい、また日本の縄文文化遺跡群が世界遺産に事実上内定している状況の中、興味を持って読めました。

 また、私にとっては、牛・豚・鶏・羊など特定の動物の家畜化がいかに進んできたかが分かって良かったです。

 歴史を遡れば、今生きている人はみな自然との戦い、病原菌との戦い、他民族との戦いに勝利して生き延びて子孫を残した先祖を持つ人ばかりということで、その戦いに敗れた夥しい数の犠牲の上に成り立っているということに改めて気付かされます。

 また、数々の発明があって、いま人類の大半が快適な生活を送ることができているし、そのトレンドは依然続くとすれば、さらに後に生まれてくる世代が羨ましいですよね。

 後の世代が羨ましいと思えるということは、新しもの好きということか。最近、ヴァージンの会長やAmazonの創業者が宇宙旅行に行ったというニュースがありましたが、さて、私の立場としては?

 疑似肉、人造肉の世界がどうなるかですが、100年後には畜産は過去のものになっているのか? ‥なってても不思議ではないかもしれませんね。