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 生まれながらの大音量派だったと思います。大好きな曲だから、最高の音で、大音量で、包まれるように聴きたいと思っていました。

 また、それが許される環境でした。テクニクスのコンポ、You-oZを買ってもらった中学でオーディオに目覚め、高校・大学は親元を離れヘッドフォンにのめり込み、そして再び故郷に戻ってスピーカーで大音量を鳴らせる環境が続きましたが、今住んでいるところに引っ越して数年前にスーパーができて以来人通りが増えてきて、ちょっとばかり大音量も遠慮するように。

 そして、そもそも音楽はBGMとして聞くことが多くなっていきました。読書に邪魔になるような音楽は要らないわけで、せっかく用意したオーディオルーム、大型スピーカーが宝の持ち腐れ。

 で、思いつきました。家にあったシャープのCDオールインワンシステムにデノンのスーパーウーファーでいいんじゃないかと思えてきて、セットしてみました。

 既存の大型スピーカーは左右に残しているので、「あれ?どっちが鳴っているんだ?」って一瞬思います。もちろんよく聴いてみるとグレード感は落ちますけどね。

 でも、この小型システムが頑張っていい音出していると思えば、愉快なものがあります。うん、この路線で楽しんでいこう。というか、やっと時代に追いついたかな。そもそも重たいスピーカーやアンプは心理的にも体にも負担です。

 さて、最近では懐かしいテクニクスブランドも復活し、今ではOTTAVAf、SC-C70MK2というオールインワンが販売中。

 これが定価11万円で、私にとっては45年前のYou-oZが9万5000円だったので、凝縮されて生まれ変わったと受け止められます。ま、子供向けと大人向けとで大きく違いますけどね。

 これだとスーパーウーファーも不要で、ワンボディで済んでしまいそう。BluetoothもCDも聞けますし。欲しくなってきました。その前に断捨離‥。