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 本日は岩手日報さんより、脱炭素の一環としてバイオマス発電所を運営している先進事例としてオンラインでの取材を受けました。

 事前に質問事項をいただきましたので、間違いなく答えられるように担当者からレクチャーを受けてから臨みました。

 さて、振り返ってみますと売電が始まってから早くも4年半が経とうとしています。売電量自体はほぼ計画通りに進んでいますが、設備の傷みが激しくて毎年計画以上の修繕費がかかっています。4年半経過してもまだまだですね。

 また、鶏の飼料要求率が低くなっていることから、燃料となる鶏糞が減少傾向にあることが悩ましいところです。

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 そして、記者さんが指摘していたように、FIT法で新エネルギーによる価格上昇分はユーザーが負担していて、現在では1家庭当たり年1万円の負担になっているということを知らないでいる国民が多いので、今後風当たりが強くなるかもしれないという懸念があります。

 FIT法により始めて20年は高い売電価格が保証されますが、その後は未知数なので万が一はしごを外されたら、発電所の稼働を断念する可能性もゼロではないです。

 でも、農業用肥料として鶏糞製品を供給させていただいた東日本各地のお客様に頭を下げて鶏糞発電に舵を切ったので、元通りにしますとまた頭を下げるのは絶対回避したいですね。