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 盛岡市内にはレトロな写真館の建物がいくつか残っていて、少し気になってはいたのだけど、ひとつは二戸市出身の方が遺したものだったんですね。

 約百年前、その営業写真館の主にして、芸術写真でも中央に名を轟かせたのが、その唐(から)武(たけし)。

 先月その唐武は二戸市出身と知り、是非見ておきたかったですし、百年前の芸術写真はどんなだったか見てみたかったし、また、百年前の風景が見れるとあって、3重の楽しみでしたね。

 もちろんモノクロ写真です。しかしモノクロなのに優しい印象に感じました。プリントが経年変化で黄ばんでたというのもあったでしょうが、確かな構図と美意識、それに当時工夫された技法が効果を発揮したのもあったのでしょう。

 岩手を描写した作品がたくさん並んでて見応えありましたし、二十歳頃に雑誌等で発表されたものには論評も書かれていたり、本人の謙遜の解説があったりで面白かったです。

 特に冬を描いた作品が多くて、ソリを使ったり、馬に引かせたりと昔の生活の大変さを感じましたし、当時日本一といわれた馬市場の賑わいの様子はなかなかでした。

 十年前にも同じ岩手県立美術館で同じ作品展があったようですが、スルーしてしまったみたい。今回のチャンスを逃したらさらに10年後だったのでしょう。最終日の今日行けてよかったです。