コロナ禍を乗り越える年になる!
あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスにより、全世界の人々の生活が大きく変わり、我慢の年になりました。古(いにしえ)より人類は疫病との戦いを何度も経て今日に至るわけですが、医療技術の進化や情報の伝達がスピーディーになったおかげで、素早く対策が打て、これでも最小限の被害に留まっていると言えるのではないでしょうか。
コロナワクチンの開発については、これまでの常識では考えられないようなスピードで開発が進み、95%の方に効果が認められるとの報道が流れ、今年は70億人の世界人口に対してどんどん接種がされていくことが見込まれるとのことで、じわじわと以前の生活に戻っていくことが予想されます。
この原稿を書いている時点で当社の事業所が密集している岩手県北の市町村別陽性患者発生は久慈市、洋野町に留まっており、当社関連ではまだ発生はなく、業務に支障をきたす事態は皆無となっています。これも皆さまの協力のおかげと感謝しております。
こうなればワクチン接種前に当社から陽性患者を出したくないという思いは全社共通のものと思いますが、万が一発生しても達増知事のおっしゃるように、罪人扱いするような貧しい考え方で接することはあってはなりません。発生ゼロで終わってもそうでなくても、鶏の命を繋いで供給責任を果たしている我々のチームワークの強固さ確認できる年になればと願っています。
ちなみに、残念ながら昨年は通常の行事に加え、創業70周年のイベントや社員旅行などもキャンセルとなりました。今年も見通しが不透明ということで、75周年を代わりに目指すことにしたいと思っています。
さて、昨年はコロナ関連の新語がたくさん出てきましたが、その中で「エッセンシャルワーカー」という言葉がありました。「社会で必要不可欠な仕事」という意味です。こんなコロナ禍の厳しい環境の中でも働き続ける医療関係者の方々にはまさしくそれ。一時期は、県外ナンバーと言うだけでヒステリックに扱われて、運送業で働く方々が差別的な目線で扱われたということがありましたが、彼等もそう。
そして、我々の現場で働く皆様もまさしくエッセンシャルワーカーなのです。アメリカではコロナ禍で畜肉工場が停止して、大統領令で再開させたということがありました。こんな環境ですが、健康に必要な動物性タンパク質を安定供給するという使命を、何が何でも今年も果たしていこうじゃありませんか!!