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 この大和総研チーフエコノミスト、熊谷亮丸さん著の「ポストコロナの経済学」は今週頂いた本ですが、早速読んでみました。7月に出た本なので、鮮度のあるうちにと。

 どちらかというと政治がどうあるべきかとかマクロ視点で語られています。どうやら著者はすでに菅首相の近くで仕事をしているそうで、逆にこういう視点で政治が動くのかと読み取れる側面があるかもしれません。

 さて、オフィスワーカーにおいてはこのコロナ禍で、在宅勤務で十分だと分かって、オフィスを縮小したり廃止する動きがあったり、それに伴って社員が好きな地方に移住したりする例がテレビで紹介されたりしています。

 著者は、地方へ人口移動が始まり、ぎゅうぎゅう詰めの電車通勤が将来、その当時の風物詩みたいに教科書に載るはずと書かれていましたが、果たしてそうなるのでしょうか?

 治験がされているワクチンの効果が高くて、人類はこれを克服したと言えれば、ある程度元通りに戻ってしまう可能性もあるわけですが、オンライン化による効率の良さは元戻りはできないと実感を込めて言う社長さんも結構いるようです。

 選ぶ側の立場になって考えてみれば、消費生活面では、ネットの普及が田舎暮らしのハンディを十分補う時代になってきたように思います。洋服などの買い物も、映画見るのも、趣味の集まりも、交際も、ネットでできますよね。

 仕事場が東京ほど刺激が無くても、電車通勤は無いしそれに費やす時間も節約できるし、賃金は同じというわけにはいかないかもしれませんが、住居費等生活費は安く済むし。

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