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 最近テレビで、マクドナルドやKFCなど有名飲食チェーン店、それに大手コンビニの商品を取り上げたる番組が多くなりましたよね。

 そして、それらの有名な店への好感度がアップしているように思います。以前はその画一的なメニューには、見下すような眼差しがついて回ったはずですが、その裏にあるスタッフの懸命な努力が脚光を浴びることで、敬意や感謝の思いを持って食べられるようになってきたような。

 もちろん、一昔前までより美味しさも向上してきたことの証左とも言えるでしょうし、日々選択して食べている割には、作る側の情報開示が遅れていたということも言えるかもしれません。

 稲田俊輔さんの「人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本」は持ち前の鋭い食へのこだわりをベースに、サイゼリアやガスト等の有名どころから最近増加しているネパール人経営のインド料理店や町中華まで個人的視点で書かれてあって楽しく読ませていただきました。

 美味しさを極めようとすると2割の人は必ず拒否反応を示す、‥みたいなジレンマの中で苦悩しながらブラッシュアップを重ねていくその健気さを知ると改めて感謝の思いが強くなります。

 さて、鶏肉生産においても、地鶏に比べて安い若鶏肉は「ブロイラー」という言葉とともに見下されがちな存在ですが、以前に比べて見直されつつあるのかな?

 ま、農場も工場もそもそもテレビ映りが良い世界ではないですし、鳥インフルやコロナの対策もあってそう簡単に外部の人を受け入れられるようにはなってませんので脚光を浴びさせられても困るのですが。