
私はせっかちで、子供の頃からよく噛まずに食べてしまう癖があって、そのことが大いに栄養吸収を阻害していたんだろうなと思います。
中学生の時に鉄欠乏性貧血になった原因の半分は、咀嚼不足によるものだったのでしょう。
その口に入る前の段階には、何をどう調理したかがあります。何をの部分についてはテレビ番組などでだいぶそのコツが普及しておりますが、どう調理するかについてがこの本の主題であり、各ページが新しい知見で溢れていて、読み応えありました。
ほうれん草は茹ですぎると駄目で、人参は加熱したほうがいい。トマトは常温保存がいいみたいです。できそうもないことも結構ありそうですし、たくさんあって忘れてしまいそうなので、台所の近くに常備しておこうっと。
さらにその前の段階としてそれぞれの食材の栄養価がありますが、野菜のビタミン、ミネラルの含有量が減っていることが、この本ではいの一番に問題提起されています。
平成の30年間で野菜がどんどん美味しく変わったと言われますが、栄養価はどんどん下がっていたのですね。ちなみに鶏肉はこの本で取り上げる野菜ほど劇的ではありませんが、育種改良で早く大きくなるので、僅かながら同じような傾向があります。
ちなみにこの本の中で、鶏肉については「骨付き鶏肉は、酢をプラスすることでカルシウムが1.8倍」とあるだけでした。
鶏肉だけの栄養の摂り方についてもっと掘り下げた本とかあるのかな? あったらいいですね。