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 私の経営の師匠の一人、小山昇さんは高学歴な学生は採用しないと明言しています。高学歴、つまり優等生ゆえにそこから降りて自社に馴染めるのか。つまり価値観が合わせにくいからということですね。

 高学歴ではありませんが、どちらかというと私も優等生の類でしたね。そして優等生だったがゆえにその考え方で、結果的にいい仕事が出来ない面があったと、歳を重ねてきて徐々に思えるようになったのでした。

 そこで、優等生の弊害として思いつくものを10個ピックアップしてみます。これらは自分自身への戒めでもあります。

1.上から目線で、当事者意識が薄く、評論家で終わる

2.カッコつけたがり、自分をさらけ出すことが出来ない

3.他人からの批判を素直に聞けない

4.保身に走りがちで、柔軟性がなく、変化に対応したがらない

5.才能重視がゆえに、努力を軽視し、想定外の成果は得られない

6.自信がありすぎて、視野が狭く、ひとつの正解だけを追い求め過ぎる

7.出来ていて当たり前だから、周囲に感謝も感動もない

8.理論的考え方に偏り、義理人情を理解できない

9.プライドが邪魔して、周囲の力を借りることが出来ない

10.敷かれたレールは走れるが、それが無いと何も出来ない

 私が仕事で出会う方々は、こんな中途半端なレベルを超えた、本物の優等生ばかりです。いい刺激をもらっていて感謝です。

(写真:八戸市のレストランVoilaにて)