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 創業者とか経営者としてではなく、投資家として財を成したアメリカのウォーレン・バフェット氏。

 先日、アマゾンで氏を取り上げたドキュメンタリー映画を拝見して、なぜこれまでその存在を知ろうとしなかったんだろうと悔いて、書籍を検索したらその語録や思想を描いた本がたくさん出ているじゃないですか。

 その中から、古いけどこれかなと選んだのが「ウォーレン・バフェット 自分を信じるものが勝つ!―世界最高の投資家の原則」です。

 世界最高の投資家が、生まれ故郷の盛岡のような田舎の町から離れずに活躍してて、巨額の財を成してるのにマクドナルドのドライブスルーで朝食を買って自家用車で出社。家事を手伝うとかは全く無く、とにかく仕事にのめり込んでいて、その発言はウイットに富んでいて注目の的。

 その反面、氏が経営するに至った投資会社「バークシャー・ハザウェイ」の年1回の株主総会には世界中から株主が集まって手作りだけどお祭りのような時間を過ごす。いやあ、いいなあ。

 このコロナ騒動で、さすがのバフェット氏も巨額の損失を出していると伝えられていますが、10代からビジネスの才覚を見せていたところは、ちょっと私の父に似てるかなと思いながら拝読しました。世代もほぼ同じか。

 たくさんマーカー線を引きましたが、一番印象的だったのがこの表題の「好きになれない人々と一緒に働くのは、金目当てに結婚するようなもの」という言葉。なるほど〜。

 当社を選んでくれる学生さんは、かなりの比率でリクルーターをやってる若手社員に触れて好感を抱いてというのが理由になってるようです。社長じゃなくて(笑)。

 そのサイクルがもう何度も回っているんだな、と実感することがよくあります。

 そういえばカンパニーっていう英語には、「仲間」という意味もあるのでした。忘れてました。