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 雨漏り対策工事のパイオニア、唐鎌謙二さん著の「自分を磨く「嫌われ仕事」の法則」を読んでみました。

 タイトルから、職業を選ぶワーカーの立場から書かれた本かと思いましたら、そういう内容もありましたが、どちらかと言うと経営者としてそういうカテゴリーの仕事を選ぶことのメリットを中心に自らの体験を交えて書かれておりました。

 誰もやりたがらない仕事は、すぐ利益にならないということもあってライバルができにくく熾烈な競争とは無縁。しかも真摯に仕事をするととても感謝される。よく想像して考えれば社会的に無くてはならない仕事なので、精神衛生上とても良い。

 コロナ禍で華やかな業界が苦境に陥っているわけですが、もしかしたら世の中の法則として、仕事自体が楽しい業界は、瞬発的に巨大な「嫌な事態」が発生し、嫌われ仕事の世界は日々「嫌」を消化している傾向があるのではないでしょうか?(全てとは言いません)

 ですからポストコロナの新しい時代は「嫌われ仕事」が見直されるのではないかと予想します。いや、そうなってほしいですね。意図して景気良くして華やかすぎるのって違和感ありますし。

 ちなみに当社もそういう「嫌われ仕事」がたくさんある業界です。しかし、それを日々淡々とこなしている人たちがいます。しかも笑顔を見せながら‥。

 正直に言うと私もそういう仕事は苦手な方なので、現場に出ると「偉いなあ」の一言です。小山昇さんは「嫌なことをやると人間は素直になる」と言いますが、その意味がじわじわと理解出来るようになってきました。

 「嫌われ仕事」だけに、それに合った見返りを用意しながら、会社の利益を出して盤石にしていくのが私の仕事。そう改めて認識しました。

 結局のところ、著者が言うように、全てをひっくるめると「世の中楽して儲かる仕事は無い」ということでしょうね。