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 大震災から9年経過し、岩手県は「復興」から「幸福」に力点を置く方針を明らかにしております。独自に幸福指標を導入し、改善を図っていこうということのようです。

 その背景にあるのが、2012年より隔年で発行されている「全47都道府県幸福度ランキング」の存在でしょう。最新の2018年度版では、岩手県は31位。ちなみに東北では10位山形県、28位秋田県、36位宮城県、39位福島県、46位青森県となっています。

 そして、安倍首相の施策である「働き方改革」は、労働時間を減らして、ワークライフバランスを重視していこうというコンセプトで推進されています。要は、仕事は短時間で効率的に働き、プライベートタイムを充実させて、幸福度を上げましょうということですね。

 また、働き手不足の時代になり、社員を幸福にしない企業は自然に淘汰される時代になってきました。当社でも「楽しくなければ仕事じゃない!」を本年度スローガンにして取り組んでいます。

 では、プライベートでどう幸福度を上げるかですが、上記ランキングで3回連続1位に輝いた福井県にヒントが有るようです。テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でもやっていましたが、福井県は女性の就業比率が高くて、男性が家事や子育ての手伝いをすることが当たり前という文化があるそうです。

 共稼ぎで収入が上がり、女性の家事と子育ての負担が軽減されることはもとより、男性も稼がなければならないというプレッシャーが軽減され、かつ男女間の絆が自然と出来上がるということなのでしょう。

 福井県だけでなく、4位石川県、5位富山県と北陸の県が上位に来て、山形県が10位にいるのも、そういう価値観が定着しているからと考えられます。

 つまり、男女がそれぞれ専業の役割を担う価値観は、古いだけではなく幸せをもたらさないということが分かってきているのです。岩手県はどちらかというとそういう伝統的価値観が横行していますよね。

 男性諸氏は、労働時間の減少をそのまま自分の余暇時間の増加に当てているのを見直して、少しは奥様の手伝いをしたらいかがでしょうか?

 女性側も、いきなり始められるとかえって邪魔だ!と言わずに暖かい目で見て、慣れるのを待ってあげましょうよ。

(社内報「こけろっこ」2020年新春号の巻頭文)