鳴り物入りでデビューして、評論家のレビューでも絶賛されていたマツダ3が日米であまり売れてないそうです。やっぱりそうか。
前のアクセラだって、セダンとファストバックでは、ファストバックの比率が圧倒的ですから、ほぼファストバックがコケたということなのでしょうね。
実はカローラスポーツのほうがデザイン的に気に入ってたけどマツダ3ファストバックを購入した私が、その売れていない理由を10個考えてみました。
1.最初に出るべき高価格の高性能版が後に出ることになったから
2.その高性能版が燃費改善と動力性能の割に高すぎる印象だったから
3.フロントグリルやアルミホイールがブラックで華やかさがないから
4.後ろの窓が狭すぎてマニアックすぎ、実際座ると息苦しさがあるから
5.後ろの視界が遮られがちなボディ形状だから
6.ゴルフバッグを載せるのに、後席を倒さなければならないから
7.サイドから見たプロポーションにコンパクトさが感じられないから
8.選択できるボディカラーが地味すぎるのばかりだから
9.乗り心地が18インチのタイヤ「Turanza」でやや硬いから
10.静粛性、オーディオの良さ、スマホ接続の利便性が訴求されていないから
以上、案外すらすらっと出ました(笑)。うーん、私も手放す日が早いかな?
ま、私の場合は、サンルーフがないのと、1.5リッターの非力さと、地味な色、ゴルフバッグがそのままでは入らない、といったあたりが要因でほとんど自分のチョイスミスですが。
ネット情報では、これから装備を落とした低価格モデルが出るそうですね。まあ、そこはデビュー前からの想定の範囲内でしょうけど。ついでに私の予想通り、顔がシルバーメッキになって出てくるかな? というより、マツダはこの3ファストバックより、CX−30を売りたがっているようですが。
ところでマツダはBMWを目標にしていると公言しているようですが、BMWが存在しているのはメルセデス・ベンツというライバルがいて、世間にどっちを買うかという選択肢が与えられているからだと思います。
マツダは世間にどうわかりやすい選択肢の一つとして認知されるべきか。それはフォルクスワーゲンクラスではないでしょうか。ハイクオリティで、親しみやすいブランドで、リーズナブルなプライス。ただちょっとだけスポーティーな味わいが加味されたという辺りかな。
いずれ、ちょっと近寄りがたさを感じるところからの転換が必要なのかも知れませんね。
(写真:7月のロードスターツーリングで撮影していただいたもの)