東京生まれの東京育ちのはずですが、今は久慈市で縫製業の岩手モリヤを経営する森奥社長の講演が東京ビッグサイトであると言うので、聞きに行ってきました。
というか、実は同じ東京ビッグサイトの反対側で食品関係の展示会があって、そちらに行くことを決めてたら、森奥さんからお誘いのメッセージがあって、日にちも時間もピタリでしたのでラッキー。
森奥さんとは四半世紀のお付き合いになります。県の工業試験場の会合で知り合い、独身時代よくゴルフに付き合っていただきました。兄貴分として、敬愛させていただいております。
縫製業界の代表としてよくマスコミにも出ているようですし、いわて県北学生デザインファッションショーの中心人物でもあります。
輸入ものに翻弄される中、国産としての生き残りを賭けて経営しているのは私と同じ境遇ですが、シリアス度はチキン業界以上なのでしょう。
その中で、積極的なオートメーション化を進め、その裏でクオリティの差別化を図っている姿は業界でも注目の的なのか、超満員で私は立ち席でした。
講演の最後に「岩手県北には16の縫製業者があるが、技術レベルが高いから、雇用者数は減っても業者数は減っていない」と言い切ってました。嬉しくなりました。
粘り強く仕事のレベルを高めていけるのは、この地域のセールスポイントだと、私も声を大にして言いたいところですが、採用難になったらまずいので、ほどほどにしておきます(笑)。