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 昨年の新語・流行語大賞に選ばれたベスト10のうち、「ご飯論法」と「ボーっと生きてんじゃねえよ!」は正直なところ、何それ?という感じでした。

 「ご飯論法」はググって納得しましたが、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」はその元となったNHKの番組「チコちゃんに叱られる」を見てないこともあって、テレビでの決め台詞に使われても妙な違和感だけが残る感じでした。

 しかし年が明けてから私の中で今まで使ったことがない言葉「ぼんやりしてる」が頭を巡るようになってきたんですが、それって
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とほぼ同義語じゃないですか。

 「ぼんやりしてる」は、目の前のチャンスを逃す、あるいはピンチにしっかり対策できない、つまり本質を見誤るという意味と認識してます。

 人間社会がITの進歩で情報収集能力をどんどん上げる中で、自分の目の前の事象に対する反応が衰えてきて、他人事みたいになってきている。進化しているようで退化しているのでは?と思えることが多々あるのです。

 自分自身もそういうタイプだったと思います。規律、道徳、常識といったものが先行して、その瞬間の現実を直視する能力が足りなくて反応が鈍かった。今でもそれを引きずってないかな??

 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」という言葉は、そういう時代への警鐘のようであり、トランプ大統領のような人が選挙で勝ててるのもそれかな?と思えるこの頃です。

 過激な言葉をタイトルにしてNHK凄いな、とも思いましたが、同じような見方なのかな?