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 今朝の朝礼で、60歳を迎えた清水隆治副部長が誕生日スピーチをしてくれました。現役では最長となる42年の当社勤務から10大ニュースを暦年順に選んで話してくれ、大変興味深かったのでここに掲載させていただきます。ちなみに、引き続き嘱託として尽力いただくことになっております。


 6月21日で60歳になり来月の20日で定年となります。定年という節目にあたり自分なりの10大ニュースをまとめてみましたので紹介したいと思います。

1.大野第2農場の大火事 (平成10年)

 13棟燃え100,000羽焼死しその処理をするために、地元の建築業者及び久慈工場や協力会社等大勢の方から応援して頂き約5日間で瓦礫と死鳥処理を完了。
   
2.1日で120,000羽の熱死発生(平成12年)

 大量の熱死処理を関係者が徹夜で行ったが処理しきれず翌日も行ったが、腐敗が進んで大変な思いをした。

3.全銘柄無薬飼育開始(平成13年)

 大規模飼育で全銘柄無薬というのは当社が日本で初めてだったので、生産者の薬に対する考えを変える事から始めたが納得するまで大変だった。

4.軽油流出事故(平成14年) 

 ドラム缶から軽油が川に流失し消防団、警察、マスコミ等大勢詰掛け新聞沙汰で会社に迷惑をかけた。

5.二戸工場にトリダス導入(平成17年)

 15名の人員削減をするために組合との交渉を何度となく行い合意にこぎつけた。また当社で最初の導入で軌道に乗るまで試行錯誤の連続だった。

6.中国出張中に送り出し機関仙台入管捕まる(平成18年)

 面接を中止して帰ろうとしたが、ホテルに監禁状態にされ一時はどうなるかと思った。
 
7.新山形孵卵場の立上げ (平成21年)

 老朽化と規模拡大に伴い日本一の工場の完成し、第一回目のヒナが生まれた時はホッとした。

8.年末年始の大雪で大きな被害(平成23年)

 鶏舎倒壊で2000坪が無くなった。また停電により80,000羽の蒸らし事故発生したため関係者が元旦から処理にあたった。

9.東日本大震災発生(平成23年)

 飼育に必要な餌とガスが遮断され飼育中の鶏1,800,000羽、ヒナで1,800,000羽死に、会社にとって甚大な被害で会社が潰れると思った。

10.発電所稼働(平成28年)

 環境部という新しい部署に配属になり日本で最大級の発電所の立ち上げ携わり貢献できた。

 紹介した以外にも色んな出来事があり思い出にありますが、42年間の長い間お世なり沢山の方々から助けて頂き感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

(写真は昨年12月の高村丈治前工場長送別会の際のもので、左側が清水副部長)