2017年4月に同業のプライフーズ株式会社さんと「PJ二戸フーズ」という会社を発足させ、現二戸工場を引き継ぎ、11月にはプライさんの生鳥約2万羽を処理することになりました。代わりに当社の2万羽を増設になる久慈工場で処理する計画です。
思えば、プライフーズさんから10年ほど前、前々社長のときに、共同で工場を運営できないものかという打診があり、その際は当社の体制が盤石であったと認識していたので、両社によるプロジェクトチームの議論は先細りになってしまいましたが、環境の変化でこういう展開になろうとは、思っても見なかったことです。
ちなみに、プライフーズさんは鶏肉の生産ではまさしくライバルですが、自前の営業網をお持ちであることから当社の肉の販売先でもあります。
というわけで、ちょっと複雑なところがありますが、プライさんに在籍しておられたこともある親会社のMさんには議論の土壌を作っていただき、Fさんには真摯に受け止めていただき感謝しています。
また、両社とも同じ南部藩のエリアであることもあってか、プロパーの方々と現実化の議論をしていくのはそう難しいことではなかったかと思います。
でも、それもこれも、お互いまさしくWin−Winのアイデアだったからなのでしょう。
ただ、同業他社と同列に触れ合って、企業文化の違いを感じたのも事実。いい経験になりました。
ちなみに社名ですが、当社が出資比率が高いのでJPでも不思議ではないのですが、「ジャパン」を思い起こさせますので逆の「PJ二戸フーズ」になりました。
ピの音で始まるのが新鮮でなかなか悪くないし、以前、「十文字二戸フーズ」の時もあったことで従業員の皆さんにも懐かしい訳で、いい所に落ち着いたと自負しております。