
当初予定より遅れて、お客様であるパルシステム電力さんにはご迷惑を、そして関係者の皆様にはご心配をおかけしましたが、本日11月3日0時0分1秒より、当社バイオマス発電所では売電を開始いたしました。
ご覧のように記念撮影を試みてみました。カウントした出力が2分毎に上の液晶に表示されるということで、0時2分を過ぎたところでの撮影となりました。
実は、隣で持ってもらっているのは最新の電波時計なのですが、施設内は強固に覆われているからか、電波受信が出来ないそうで、手で微修正したみたいです。
「1号炉、2号炉の数字がキレイに並んでないと記念写真としてはかっこ悪いわな!」とプラントメーカー、クラボウさんの方に笑って言いましたら、時間までにみるみる近づいてご覧のとおりほぼ完璧となりました。
しかし、この瞬間に撮影に入ってない職員が2人いたようで、ここコントロールルームとトランシーバーで連絡しあって調整しての成果だったようです。
というわけで、発電自体は既にずっと試運転という形でやってるので、その瞬間社長がボタンを押して燃焼開始というわけではないんですね。
さて、言うまでもなくこれがゴールではなくスタートです。1号炉+2号炉−所内電力消費=売電量になるわけで、写真の合計数値とは違うわけですが、契約になっている4800kwをいかに満遍なくクリアしていくかがこれから問われるわけです。
1日の売電収入約200万円。ある意味、鶏糞を燃やすという、ものすごく大きく、複雑だけど、シンプルなゲームをやっているようにも見えました。
そういう意味では、 我々の本業も、いや社会の仕事ほとんどすべてがゲームなのかもしれないですけど。
プラントに関わったすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございます。
(写真に松本係長が写っておりませんが、ご推察の通りシャッター係でした)