
富士山登頂なんて私には夢のまた夢だと思ってました。
子供のころから持久力があるほうではなかったし、足首の筋肉痛には簡単になってしまうし、スキューバの練習をするとすぐ頭痛がしてくるし、虚弱体質な私には無理と思ってました。
しかし、社員と昨年岩手山に登った時に、ガイドをしてくれたT課長代理に「岩手山登れたら富士山は大丈夫ですよ」と太鼓判を押すので、その気になってきました。しかも、家族は横浜に住んでいるので、そこから行き易いし。
ただ、人に迷惑をかけないように高山病になることを想像し、単独で、日程も天気予報を見ながら直前に決めることとし、挑戦してきました。

体調管理を万全にして、目覚ましかけないで起きたら車を運転して行こうと決めていたのですが、目覚めたのは午前4時前。うーん、二度寝して行きたい気分でもありましたが、目覚めは悪くなかったので、行っちゃえー。
事前に決めておいた富士宮口から登ろうということで、 そこまで行くバスがある「水ヶ塚公園」に到着したのが5:55頃。6:00がバスの始発でしたが、慌てると忘れ物しそうだし、始発は人が多そうなのでそれはパスして6:30のバスで出発。

富士宮口五合目に着いたのが6:55頃。おお、ここまで来てしまった。

しかし、すぐに出発すると高山病になりやすいと書いてあったので、30分ほどのんびり眼下の眺めを楽しみました。

そしていよいよ7:25ごろ出発。

心細かったですが、主だったところでは、姫神山、早池峰山、秋田駒ケ岳、岩手山、八甲田山、大山とそこそこ経験を積んでいるのでそれを信じて行くしかない!

などと思って足を運んでいるうちに、あっという間に六合目。
15分もかかってないのに、ちょっと嬉しい。

その後も順調に上がれて、新7合目を過ぎて、ここは元祖7合目。ちょうど2時間ですか。5合目でいただいたペーパーのより速い。ペースを落としたほうがいいのかな。
登山指数Aの日に上がれたのですが、雲海発生でそんなに眺めはそんなじゃなかったですね。

御来光のために泊まれる8合目には2時間半ほどで到着。なんともう3250mですか。うーん、感慨深い。
早いけど、昼ご飯に朝の残りのサンドイッチ。
ちなみに、御来光を拝めるチャンスは価値あることだと思うのですが、狭いスペースで周囲のイビキに妨害されて眠るということは耐えられそうにないので、とにかく私は富士山登頂だけにターゲットを絞りました。

9合目には3時間ほどで到着。
心配していた高山病の発症もなく、案外スムーズに来てしまいました。これはいけそう!

でもここからが結構つらかったですね。足場はズルズルするし、空気が薄いのか息はゼイゼイするし、足はさすがにクタクタで筋肉痛するし、吊る症状も出てくるし。登っても降りられるのか、不安にもなってきました。
でも人よりステッキに体重をかけて足の負担を軽減することを心がけて、ダマシダマシ‥。

ヤッター、山頂だ。ここまででちょうど4時間。

これが富士山の火口か。

ここからさらに頂上である剣が峰まで200m。これが遠く見えるじゃないですか。しかも最後の坂が見たところ高所恐怖症の私にとっては修羅場では??

でもちゃんと登れて、トップ・オブ・ザ・トップヘ。シャッター押す人を探していた気のいいお姉さま方と写真の取り合いっこしました。
この時点で11:35でしたので、4時間10分ほどで登頂というわけです。うん、確かに岩手山のほうがきつかったのかもしれません。
ここでまた2度目の昼食。サンドイッチやミックスナッツやでん六豆などを補給して、さっさと降りることに。

降り始めたら、早々に両足が吊るじゃないですか。これはまずい。
でも、不思議なもので、しばらく時間がたつと治ってました。順応性が53歳の体にもあって嬉しい。

午後になるとガスがかかって来ました。
そして団体さんとたくさん行き交いました。御来光ツアーなんでしょうね。私よりご年配の方、体力のなさそうな方がたくさんいらっしゃるように見えました。そんなに敷居が高いものではないんですね、富士山は。自分の先入観に反省。

五合目に着いたのが14:55頃ですから7時間半で登って降りてきたことになります。
そこからバスに乗って水ヶ塚公園には15:25頃到着。ガスがかかってきたなー。ラッキーでした。
Tシャツに着替えて、帰りにセブンイレブンで大好きなアイスを食べて運転してる時が至福の時でした。
「日本一を目指そう」と常々社内で言っている社長が、日本一の富士山に登頂したことがないなんてちょっとミスマッチと思ってもいましたので、無事登頂できてホッとしております。